ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

日本理化学工業はなぜ知的障害者を雇うのか

2015年09月30日 19時21分36秒 | 障害者の自立

幸せを提供できるのは福祉施設ではなく企業

創刊以来、Woman typeは「女性のキャリア」について考えてきました。女性が長く働ける基盤を作ろうと、社会全体が動いているものの、女性が仕事を頑張り続けるのは、まだまだ簡単なことではありません。

そこで4周年記念特集では、「女性が働く理由」にとことん向き合うことにしました。女性が長く仕事を続けることが、まだ当たり前とは言いがたい日本。だからこそ、「なぜ働くのか」を考えるチャンスとも言えます。一般論やキレイ事ではない“自分にとっての働く理由”は、これからの人生を導く指針となってくれるはず。一緒に見つけていきましょう。

同情心からスタートした障害者雇用

私が会長を務める日本理化学工業はチョークの製造メーカーで、全80名の社員のうち、7割を超える60名が知的障害者。しかも、そのうち半数近くが「重度」に該当します。

そう聞くと皆さん驚かれるのですが、知的障害者が主力でも、チョークの品質や生産性は業界トップクラス。数字が苦手な知的障害者でも正確に分量・サイズを測れる道具や、作業時間を短縮できるような段取りを工夫した結果、川崎の工場ではJIS規格をクリアした高品質のチョークを1日に10万本製造しています。

知的障害者の雇用を始めたのは、今から50年以上前のこと。当時会社の近くにあった養護学校の先生から「生徒の就職をお願いしたい」と頼まれたのがきっかけでした。今でこそ私は障害者雇用に積極的ですが、当時は世間の多くの人たちと同様、知的障害者に対して偏見を持っていましたから、就職はお断りしました。

でも、その先生はあきらめなかった。3度目に来られた時、「もう就職させてくれとは言いませんから、働く体験だけでもさせてくれませんか」と前置きしたうえで、こうおっしゃったのです。「もし就職しなければ、この子たちは卒業後、施設に入ることになります。そうなれば、一生“働く”ということを知らずに人生を終えることになるのです」と。

ここでようやく私にも、「確かにそれはかわいそうだな」という気持ちが芽生えました。そして、2週間の就業体験を受け入れたのです。とはいえ、私の心にあったのは知的障害者への理解ではなく、あくまで同情にすぎません。だから2週間後には「ご苦労様、さようなら」と言ってこの件は終わりにしようと考えていました。

ところが就業体験に来た2人の女性は、とても熱心に働いてくれました。製品が入った箱にシールを貼るという簡単な作業でしたが、本当に真剣に取り組んでくれたのです。それを見たほかの従業員が、「こんなに一生懸命やってくれるんですから、雇ってあげたらどうですか。私たちも面倒を見ますから」と私に言ったのです。それで「2人くらいなら何とかなるかな」と、翌年その女性たちを採用しました。それがわが社の障害者雇用のスタートです。

究極の幸せは「当たり前」の中にある

ただこの時点でも、私が知的障害者を雇ったのは決して前向きな理由からではなく、単なるなりゆきのようなものでした。その認識が大きく変わったのは、それから3年ほど経った時のこと。知人の法要に出席した際にその寺の住職と話をする機会があり、私はふと思いついてこんな質問をしてみたのです。

「うちの工場では知的障害者が一生懸命に仕事に取り組んでいます。施設に入って面倒を見てもらえば、今よりずっと楽に暮らせるのに、なぜ彼女たちは毎日工場へ働きに来るのでしょうか」

すると住職はこう答えました。

「人間の究極の幸せは4つあります。1つ目は、人に愛されること。2つ目は、人に褒められること。3つ目は、人の役に立つこと。4つ目は、人に必要とされること。だから障害者の方たちは、施設で大事に保護されるより、企業で働きたいと考えるのです」

その瞬間、私は自分の考えが根本的に間違っていたことに気づきました。人は仕事をして褒められ、人の役に立ち、必要とされるから幸せを感じることができる。仲間に必要とされれば、周囲と愛し愛される関係も築くことができる。だから、彼女たちはあんなに必死になって働こうとするのだと。

私は日ごろから従業員たちに、「今日もよく頑張ったね、ありがとう」と声を掛けていましたが、私にとっては、単なるあいさつにすぎませんでした。でも、知的障害者の人たちは、心からうれしそうな顔をするのです。健常者がごく当たり前だと思っていたことの中に、人間の究極の幸せが存在する。そのことに私自身が気づかされました。

それ以降、私は知的障害者の雇用を本格化させました。経営者として「人に幸せを提供できるのは、福祉施設ではなく企業なのだ」という信念を持つようになったからです。今の日本理化学工業があるのは、知的障害者の従業員たちが導いてくれたおかげ。私や健常者の社員たちの方が、「働く幸せ」とは何かを知的障害者から教えてもらったのです。

働く喜びを知ることで、知的障害者たちが変わっていく姿もたくさん目の当たりにしてきました。

わが社では、「周囲に迷惑を掛けたら、就業時間中でも家に帰します」と約束しているのですが、ある男性はちょっと気に入らないことがあると暴れ出すため、就職から2年間で30回以上も家に帰されました。

親御さんには「本人の口から『もうしません』という言葉が出たら、翌日からまた会社に来ていいですよ」と伝えてあるので、しばらくすると彼も再び会社に来るのですが、結局はまた暴れてしまう。

それでも、最初は週に1度だったのが、やがて2週間に1度になり、1カ月に1度になって、間隔はどんどん伸びていく。私は彼が確実に成長していると感じました。そして今では、彼はまったく問題行動を起こさなくなり、それどころか後輩社員の面倒を見てあげるまでになったのです。

女性にとっては子育ても立派な“仕事”

彼が成長できたのは、やはり「働く幸せ」を求めていたからでしょう。家に独りぼっちでいると、「会社に行って役に立ちたい」「皆から褒められたい」といった欲求が涌き上がってくる。ある脳神経外科の教授は、その理由を「人間は“共感脳”を持っているからだ」と教えてくれました。

人間は一人では生きられない動物であり、群れの中で周囲に支えられて、初めて生きられる。そして支えてもらうためには、自分も周囲の役に立つことが必要になる。つまり人間は、「人の役に立つこと=自分の幸せ」と感じる脳を持っているのだというのです。この話を聞いて、私はあの住職の言葉はやはり正しかったのだと、改めて実感しました。

もし皆さんが、仕事をしていても幸せを感じられないのなら、自分が働くことでどのように人の役に立てているのか、今一度見直してみてください。時には会社や上司に不満を抱くこともあると思いますが、仕事を通して誰かの役に立つことそのものが、自分自身の幸せにつながっているはずです。

ただ、女性が社会に出て働くことについては、少し違った思いもあります。

今年83歳になる私が、あえて本音を申し上げるなら、女性にとっては「子育ての役割」や「家族の生活を支える役割」を果たすことも立派な“仕事”であり、人の役に立つことなのだと思うのです。特に子育ては、日本という国を支える大事な国民を育てる仕事ですから、社会全体のために役立つ仕事でもあるわけです。

もちろん会社で働くことは意義のあることですし、世の中もそれを求めています。経済的な事情から、共働きを余儀なくされている人が多いことも分かります。ですが、「仕事と家庭は両立しなければならない」という思いが、どうも先行しすぎているように思うのです。
だからこそ若い女性たちには、子育てが大事な仕事であることをしっかり認識したうえで、将来をじっくり考えてもらいたい。どんな結論が出るにせよ、「自分はどんな形で人の役に立ちたいのか」を考えることが、きっとその方の人生を幸せへと導いてくれるはずです。

大山 泰弘(おおやま やすひろ)/1932年生まれ、中央大学卒業。父親が戦前に設立した日本理化学工業に後継者として入社。74年、社長に就任。60年に初めて知的障害者を雇用して以来、一貫して障害者雇用を推進。2008年より現職。著書に『働く幸せ 仕事でいちばん大切なこと』(WAVE出版)など

2015年09月29日    東洋経済オンライン

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福井放送が点訳番組表 視覚障害者に贈る

2015年09月30日 19時15分24秒 | 障害者の自立

 福井放送(宮腰義博社長)は視覚障害者向けにラジオの番組表を点訳した冊子と音声で吹き込んだCDを製作し県視覚障害者福祉協会を通じて、県内の視覚障害者と県立盲学校などに贈った。

 福井市光陽二の県視覚障害者情報文化会館で二十八日、贈呈式があり、宮腰社長が県視覚障害者福祉協会の小山尊士会長(74)に冊子とCDを手渡した。

 冊子とCDを手にした小山会長は「これまでは番組表が読めず、当てずっぽうに聞いていた人も多い。今後はラジオが日常生活に彩りを与えてくれるはず」と喜んだ。贈呈式には関係の県職員らも出席した。

 冊子「点字版」(変型A4判、二十ページ)は二百部、CD「音声版」は三百五十枚をそれぞれ製作。点字版に、曜日ごとの番組名と放送時間を掲載。災害時の情報収集に役立ててもらおうと、特にュースと天気予報の放送時間には配慮したという。音声版は約十分間の情報を収録。内容は点字版と同じ。 

 同番組表は十月の番組改編後のもので、今後は番組改編ごとに点字版と音声版も更新していく。

(問)福井放送ラジオセンター=0776(57)0864

宮腰社長(右)から冊子とCDを受け取る小山会長

2015年9月29日    中日新聞

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「障害者差別解消法」に関するQ&Aコミュニティ型ソリューション

2015年09月30日 19時10分50秒 | 障害者の自立

オウケイウェイヴとグローバルITネットは、地方自治体向けに、2016年4月に施行される「障害者差別解消法」に関するQ&Aコミュニティ型ソリューションの提供を28日から開始した。

障がい者に対する自治体施策の課題に、Q&Aコミュニティを活用して解決するソリューション。オウケイウェイヴが運営するQ&Aサイト「OKWAVE」と連携したQ&Aコミュニティを、地方自治体のWebサイト内に提供し、障がい者の悩み相談や、住民からの法律に関する質問の受け皿を設けけるものだという。

Q&Aコミュニティでは住民同士による「質問」と「回答」の質疑応答の投稿ができ、住民同士に加え、月間3500万人が利用する「OKWAVE」や約60サイトの「OKWAVE」と連携したパートナーサイトの利用者からも回答が得られる仕組みになっている。

オウケイウェイヴが認定した弁護士や産業カウンセラーなど1500名以上の専門家が回答者として「OKWAVE」で活動しており、専門的視野に基づいた回答も得られるとしている。

障がい者や地域住民はQ&Aコミュニティを無料で利用できる。

この取り組みは、2016年4月に施行される障害者差別解消法に関して地方自治体が抱えている「障害者差別解消法が施行されたら自治体として、何から取り組んでいいか分からない」「自治体の施策として障がい者の方々にどのように対応していいのかが分からない」「障がい者の方々が日常生活でどういう不安や不満があるのかが分からない」といった声に応えるもの。

2015年9月29日    ICT教育ニュース

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被災地の障害者は今 福島・南相馬にみる

2015年09月30日 19時05分33秒 | 障害者の自立

通院の支援なし 足らぬ医療機関

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による放射能被害の影響が今も続く福島県南相馬市。4年半がすぎた今も、障害のある人たちの暮らしには多くの課題があります。ある障害者施設を訪ねました。

にぎやかな室内。刺しゅう、缶バッジづくり、球根に色テープを巻くなど障害のある人たちがそれぞれの分担に汗を流します。作業所で働く多くの人には精神障害があります。

 「震災後、浪江町などからの避難者で人数が増え、雰囲気は前とちょっと違うけど仲良くやっています」。同市鹿島区の女性(53)は、こう話します。

 宮城県石巻市から移ってきた男性(26)は「仲間とうまくやっているから今は落ち着いている」と笑顔を向けました。

「普通が難しい」

 「よそから人が入ることで空気が少し変わると思うんです。月1回ではたいして支援することはできないけれど」と話すのは、埼玉県戸田市から来た女性(63)。2013年12月から月1回ほど同施設で作品づくりの手伝いなどのボランティアをしています。

 「みんなここにいるときは明るい。みんなが普通に暮らせるようにしたいけど、普通が難しい」。施設の理事長は表情を曇らせます。

 震災後、他地域から避難してきた障害者や津波で家族を失い、身寄りのない障害者など新たな仲間が増えました。若い職員がいまだに戻れず人手が不足している施設が市内にはあるといいます。定員は超過していましたが、「断るわけにはいかない」。

 長引く狭い仮設住宅での暮らしで「体調が悪化している人が震災直後より増えている」と理事長。ところが、移動手段がないため簡単に受診できる現状にはありません。

 同市では、障害者総合支援法に基づく移動支援について、通院、通学など定期的な利用は対象外。施設で働く障害者の場合、移動に関する他の支援もありません。そのため職員らがボランティアで医療機関への送迎を行っています。

看護職員123人減

 医療機関や医療従事者の不足も深刻です。

 相双地方では16病院中6院、129診療所中53が休止中(15年1月1日現在)。常勤医の数は震災前より4人増えましたが、看護職員は123人減りました(同)。一方、精神障害者は685人(11年3月31日)から977人(14年3月31日)と約42%増。

 「体調が悪いときは教えてね」。昼食後のミーティングで理事長が、障害のある仲間たちに呼びかけました。

 取材日の数日前の9月初旬、40代の仲間が突然、自宅で亡くなりました。親と仮設住宅で暮らしていました。グループホーム入居の相談があったばかりだったといいます。

 「精神障害の人たちは体調が悪くなっても適切に医療が受けられず、ますます悪化している。この現状を改善するには私たちはどうしたらいいのか。原発事故被害の渦中にあるこの地域の現状をみても、政府は再稼働するというのか」。理事長は、原発再稼働に突き進もうとする安倍政権の姿勢に怒りを隠しません。

しんぶん赤旗


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「働きたい」思いくんで 富山で障害者就職面接会 43事業所参加

2015年09月30日 18時59分31秒 | 障害者の自立

 仕事を探す障害者と働き手を求める事業所とのマッチングを図る「障害者合同就職面接会」が二十八日、富山市湊入船町のとやま自遊館であった。障害者の適性と能力に応じた雇用の機会を増やそうと、富山労働局や富山、滑川公共職業安定所が毎年開いており十七回目。

 製造、サービス業を中心に、富山、滑川市の四十三の事業所がブースを設け、百四十一人が訪れた。仕事内容などを尋ねる障害者に対し、担当者は彼らの悩みや不安を解消するよう丁寧に回答。障害者は職歴や資格を語り、自己PRもした。

 主催者によると、雇用情勢の改善が進んでいるが、障害者雇用は依然として厳しい。県内の障害者雇用率は昨年度1・85%で、全国平均の1・82%を上回ったものの、国の定める2%を下回っており、適格者の仲介など早急な改善が必要となっている。

 会場にブースを設けていた中小小売業の担当者は「有効求人倍率は改善したが、中小企業は困難な雇用環境が続いている」という。同社では障害者の法定雇用率達成の見通しは立ったものの、離職があったり、求人への応募が少なかったりする事情から、「もっとこういう場を設けてもらえれば」と話していた。 

求職者(右)の質問に答える事業所の採用担当者ら

2015年9月29日     中日新聞

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