ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

不安な老後

2017年11月17日 | 通信-その他・雑感

 沖縄は11月でも蚊がいる。寒くなると少なくはなるが12月も1月も2月もいる。亜熱帯の沖縄では年中蚊がいる。11月はまだ暖かいので夏と同じ位に蚊がわんさかいる。ということで、畑では蚊取り線香がほぼ年中の必需品となっている。
 10月30日、畑の蚊取り線香が無くなりそう(残り4日分位)になっていたので、買いに行った。畑からは寄り道になるが、私がポイントカードを持っているBスーパーが5%割引の特別な日だったので行く。この際だからと、日持ちのするレトルト食品やお菓子なども買おうと店に入る。レトルト食品やお菓子は買ったが、蚊取り線香を忘れる。
 11月1日、畑の蚊取り線香が無くなりそう(残り2日分位)になっていたので、同じくBスーパーへ買いに行った。「蚊取り線香だけを買うのに寄り道するのは嫌だなぁ、何か他に買う物無いかなぁ」と考えて、「しょうがない、今日は休肝日の予定だったが何か肴になるようなもの買って、今日も飲む日とするか」となって、寄り道のスーパーへ寄って肴をいくつか買い、家に帰る。蚊取り線香を買い忘れたことに、酒飲んで、肴を全部食い終わって、そろそろ寝るかとなって歯磨きをしようと思った時に気付いた。
     

 話は少し飛ぶが、4、5日前のこと、50歳までに1度も結婚の経験が無い比率、男性では沖縄が1番高いとラジオのニュースで言っていた。私の友人達にもその高い比率に貢献している者がいる、OR、ZY、TTなどの顔が思い浮んだ。私も貢献者の1人。
 私としては、1人暮らしに不自由は無い、料理はできるし、掃除洗濯も苦ではない。それに私は1人でいることを好む煩がり屋である。そんな私のような偏屈者に結婚は必要ないのではないかと思う。ただしかし、「結婚しなさい」という世間の圧力、親、親戚の圧力は理解できる。少子化対策とか、家系の存続とかであろう。
 そしてもう1つ、老後の生活を考慮すれば、結婚して子を成し育て、その子が子を成し孫ができる、などといったことは現在の、年金とかの社会保障が不備であった時代には必要だったのであろう、子が年老いた親の面倒を見ることが必要だったのであろう。
 それを踏まえて、結婚する理由と、私が結婚できなかった理由を考えてみた。
 1、老いた時に面倒を見て貰う為に結婚し、子を成す。
 2、恋に落ちて、何も考えずに事を成し、できちゃった結婚となる。
 3、この人を守ってあげたい、一生一緒にいたいと思って結婚する。
 私の場合、1については、全く考えに無かった。2については、恋に落ちた相手にはことごとく振られているので、できなかった。3については、後から思えば、そういう人がいたのだが、気付くのが遅れた。ということで、私は結婚を逃してきたと思われる。
     

 何で今更そんなこと考えるのかと言うと、上述したように、私は年々忘れ物が酷くなっている。この先さらに酷くなって、財布を落としたり、オレオレ詐欺に引っ掛かったり、火を消し忘れたり、親しい友人や近い親戚の顔を忘れたり、帰る家を忘れたりするかもしれない。独居老人(将来の私)は、無意識に世間に迷惑を掛けるかもしれない。
 さらに、このところの腰痛で体力にも不安が出てきた。屈んだ姿勢から立ち上がった時によろけることもたまにある。いつか、散歩の途中で道に倒れるかもしれない。道に倒れて誰かの名を呼び続け・・・ることができないかもしれない。誰も覚えていないので。

 記:2017.11.17 島乃ガジ丸