ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

カーブチー

2013年10月31日 | 沖縄の飲食:果物・菓子

 土着のミカン1

 去年11月、東京在の友人I氏とヤンバルドライブへ出かけた際、宜野座村の道の駅でオートーを見つけた。カーブチーは?と探したが見当たらなかった。その代わりタルガヨーという聞き慣れない名前のミカンがあったので、両方買って帰る。
  タルガヨーはともかく、オートーを紹介するからにはカーブチーも紹介しなければと、ヤンバルドライブへ出かけた際はカーブチーが無いかと探したが、見つからなかった。それから約1年が経った今年の10月、近所のスーパーでカーブチーを発見。
 収穫時期はオートーもカーブチーも10月~11月とそう変わらないのだが、その頃のオートーは酸味が強く、カーブチーは甘味があって、果物としてはカーブチーの方が人気らしい。というわけでたぶん、近所のスーパーにカーブチーはあるがオートーは置いてなかった。宜野座村の道の駅ではたぶん、カーブチーは売り切れだったのだろう。

 去年買って食べたオートーはその説明通り酸味が強く、シークヮサー同様、果物としてはあまり向かない。「料理用、泡盛の香り付け用だな」と判断し、半分はそのようにして使った。ところがカーブチーは、これもその説明通りで果物として合格。
 去年食べたオートーとタルガヨーはその種を採り、播いて、300坪の畑なっぴばるに10本ほど植えた。それ以外に8株の苗木があり、これも近いうちに植える予定。だが、どうせ植えるなら美味いものが良いと思い、その予定を変更しようかと考えている。
      
 カーブチー(皮厚):果樹・添景
 ミカン科の常緑中木 原産地は不明 方言名:カーブチー
 カーブチーは沖縄語でこれが和名となっている。皮厚という漢字は私の想像。名前の由来はいくつかの文献に書かれており、カーは皮、ブチーは厚いという意とのこと。ブチーという沖縄語は無いが、ブター(太っている)から来ているものと思われる。カーブチーは皮が厚いという意になるが、その通り、果皮が他の沖縄在の柑橘系に比べ厚い。
 果実の大きさは60グラム程度。果面は粗い。果皮が厚く浮皮になるため果肉歩合が低く、果実の大きさに比べ果重が小さいため収量が少ない。また、結実は不安定で、隔年結実性が強いなどの特徴から経済果樹としての価値は劣るようだ。
 収穫時期は10月上旬から11月下旬だが、糖酸バランスを考えての収穫適期は10月中旬から11月上旬とのこと。オートーに比べ樹勢が強く、樹形の仕立ては少々難しいとのこと。『沖縄大百科事典』に「種子が多いのが欠点」とあったが、そうでもない。

 記:2013.10.26 ガジ丸 →沖縄の飲食目次

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