Latin for Beginners_355

【本文】
 d. In sentence d we are told how the men fight. The idea is one of manner. This is expressed in Latin by the ablative with cum, unless there is a modifying adjective present, in which case cum may be omitted. This construction is called the ablative of manner:

  Virī (cum) cōnstantiā magnā pugnant

【語句】
manner:様態
unless:もし…でなければ、…でない限り、…の場合を除いて
present:ある、存在している

【訳文】
 d. 文 d では、男たちがどのように戦うかということが述べられている。この観念は様態の一つである。これはラテン語では、修飾する形容詞がなければ、前置詞 cum を伴う奪格によって表現される。修飾する形容詞がある場合には、cum は省略されることがある。この構文は様態の奪格(ablative of manner)と呼ばれる。

  Virī (cum) cōnstantiā magnā pugnant.
  〔男たちは大いなる堅実さをもって戦う。〕

【コメント】
 文 d は次のとおりです。
  The men fight with great steadiness.

 There is ~ present は、「~が存在している、ある」といった意味になるでしょう。また、in which case は、ここでは前の節の内容を受けて「修飾する形容詞がある」場合を指すものとして訳してみました。
 本文のラテン文では、cōnstantiā が cōnstantia(堅実さ)の奪格となっており、前置詞 cum を伴って、男たちがどのように戦うのか、その様態を表しています。なお、ここでは形容詞magnā が cōnstantiā を修飾しているので、cum は省略することができると思われます。このため本文では cum に括弧が付けてあります。
 様態の奪格は副詞的に訳すことができると思われます。本文の場合には、「大いなる堅実さをもって」を例えば「非常に堅実に」と訳してもよいでしょう。

  様態の奪格(ablative of manner)
   用法:  前置詞 cum を伴う。ただし、形容詞がその名詞の奪格を修飾している場合には cum は省略されることがある。
   意味:  ~をもって、~で、~に

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« Latin for Beg... Latin for Beg... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。