美保の厨房日記

アルバトロスの日常に起こる小さな変化

忘れてしまう

2021-04-30 12:15:00 | Weblog
どうにも料理の写真を忘れてしまいます

で写真を載せる頃は
もう料理が終わっている。。

なんて感じになりそうで。
すみません。

市浦牛のポルペッティーノは終わりました。

塊で買えないので
焼肉用ぽい薄切りも買いました
今後はこの素材で

ヘーゼルナッツの濃厚なソースと合わせようかと思っております。

金木産馬肉のカルパッチョは終わりましたが
明日入荷します



青森最後の道の駅で
見つけてしまいました

青森ヒバの林檎

勿論手に入れるのですが
家に置こうか
店に置こうか

店に置く事にしました。
可愛い上に
毎日クンクン匂いを嗅いでしまいます。

コロナ対策としましては
私が毎日クンクン嗅いでいますので

カウンターに置かれている
ヒバ林檎
触らない方が無難でしょうか。。(笑)

家に置くと
うちの愛猫ヒデキがよだれを流しながら
ヒバの匂いを嗅ぐので
汚れちゃうんだ

父から貰ったヒバの大事な鞄はなるべく押し入れにしまい
ヒバの枕は諦めて時折濡れています

私だけではなく
どうにもうちのヒデキも好きなのかしら

またたびみたいな効果はないけれど
またたびなみに嗅いでいます

なんとも言えず
私にはとても素敵な香り

そうそう
青森の祖母の薪ストーブ用の廃材に
ヒバがどうにも紛れ込んでおり

ヒバを薪にするとはと
あー勿体無い勿体無いとお手伝いしていました。
祖母の見る目は、木ならばなんでも薪にするようで
山菜採りでの山の木も、いい薪になりそうだと呟いておりました。

彼女にとって
薪ストーブなしの生活はあり得ず
薪というものは大事なものなのでしょう

春だというのに
あの寒さを知りました。
しかしながら、
いや、だからそこか、
真冬の地吹雪で有名な土地で暮らす祖母の住まいを私は想像出来得ない

ただ薪は絶対に必要なものなのだと言うことは分かりました。

良い匂いの木もただの木も
同じく大事な薪なんですね

今回の青森の旅は
寂しくか過酷な土地があって
そこに暮らす人がいて

けれど
私は暮らす事に過酷なんて事は一切なく
暖かく雪に閉ざされることもなく
生活に必要なものは10分で買いに行け
都会にも近い
上京は日帰りで出来る
暖房の特別準備も必要なく
道路を走るのに雪かきも必要ないし
滑ることも心配いらない
植物が霜焼けになる心配はほぼない
畑では何かしら一年中野菜が作れる
太陽も多く出てくれる

風も穏やかだ

仕事もいくらでもある
子供もいる学校もある

当たり前だと思ってた事が
恵まれている事なんだと

ちょっと悲しく感じた旅でした。





ありがとうございます

2021-04-28 23:03:00 | Weblog
長いお休みを頂き

スタートして2日終えて感じて
お知らせする事にします

丁度ゴールデンウィークと言うこともあると思いますが

完璧に一人での対応のキャパを超えています

受け入れをお断りする事が
とても辛く
お時間かかる事をご了承の程と
行いましたが


今晩

あーそう言う問題ではないなと

完璧に一人では対応に不備がいっぱい出るんだなって
一人での不可能と言いますか
無理だと言う事

感じました。

ミホちゃん一人だもん
良いよって言う人達だけで
今まで仕事できてしまってたんだなって

怖くなりました。

今の時代
SNSなどで
色んな評価をされますし
それは残り影響します。

そう言う事異様に怖いです。
マイナスな事から立ち直る時間が
私はとてもかかります。
弱いのです。とても。

だからそれを避けて行く道を歩んでおります。
なので
受け入れられないとお断りする勇気が持てず

お待たせしてしまう事
メニューから料理がなくなってしまう事
バタバタして
注文するのに私に声をかけるタイミングを
お客様がはかってしまう事

作って出して
洗い物が色んなところに置いたままになる事

お客様にちゃんとお話しして説明や
食事のゆとりを提供できない事

が発生してしまってると
気がつくような時があります。

私は料理の美味しさは勿論だとしても
それは十人十色で感じる事で

お金を出して食事をする事って

美味しさだけではないと思っています

ゆっくりとした時間
気持ちの良い空間
人との楽しいコミュニケーション

それも含まれて
とても重要と言いますか
大事なことだと思うのです。

美味しいでしょ
価値があるでしょ
みたいな
独りよがりの料理人は絶対になりたくありません。

わざわざ店に来てくれた
お金を払って食事をした
その価値は料理の美味しさや
知識、技術だけではないと
私は思うのです。

居心地の良さ

とても大事だと思うのです。


この2日間

その空間をできていない気がしてなりません。

昔、師匠がいた時に
コースのみの店でやっていた理由は
そう言う不備ををしたくなかったからでした。

しかし
そのコースだけと言う
食べるものを選べない
量の調整の自由がない仕事は
これまた私個人は嫌だなと思って今があります。

けれど、
色んな方の要望に応えようと思うと


一人で大人数を対応することは無理なんだなと
改めて思い知りました。

どうすべきか。

お断りするのは出来る限りしたくない
けれど
お客様に甘えたようになり
素敵な時間を提供する事が出来ていない?

これで良いのかと私の不安は増す。

で、考えました。

まずは、ご予約様を優先すべきとします。

ご予約様がある人数になったら
お断りする勇気必要とします

1ヶ月前から数週間前のご予約を大切にしようと思います。

ご予約の意味がない事はやめなきゃいけませんもの。

難しい日は
ここにてお知らせします

明日はちょっと難しいです
明後日は大丈夫

全体的に
ゴールデンウィークは毎日予約頂いてますが
お断りするほどではありません。

後、1組、2組程度です。

どうかよろしくお願いします


上手くみなさまに私の想いが伝わりますように。







うーむ

2021-04-28 12:39:00 | Weblog
もっと買って帰るべきだったかと
開店初日を終えて思っております

ちょっとだけで良いやと思った市浦牛肉

あるだけ買っても良かったのかも

現地行かないと買えないんだよ

いや現地行っても絶対に売ってると限らないんだ

だから叔母が買って私と妹に買ってとってくれてある。

無くなり次第終了になる材料です。
すみません。

また夏、私は行かなくても父は行くと思うので頼む事にします。

パルミジャーノを入れたポルペッティーノを作りましたが
まあ美味しい

昨晩ちょっとパタパタしてしまって
完成写真忘れてしまいました

今夜こそは。



これは大鰐もやし

青森の下の方の大鰐温泉で作られる
津軽伝統野菜
縄で結んでるのが大鰐温泉産の証





スーパーで売ってるのはビニールテープで
閉じてあり大鰐温泉で作ららたものではないらしい
でもそれでも充分美味しい

帰りにスーパーでこのテープのもやしを買い
弘前に寄ったら
大鰐温泉産が売っていて。。

結果

スーパーのは父が使い

大鰐温泉産はアルバトロスで使う事になりました

このもやしを
アーリオオーリオペペロンチーノに入れましたら
まあ美味しい

これもあるだけで終わります。



田子ニンニクは夏収穫
祖母には去年のだから夏まで待てばと言われましたが

それでも上質で
金木町のさみし〜い八百屋さんでは
やはり激安

観光スポットの道の駅やお土産物屋では
1ネット¥4800
それが¥2000

静岡で売ってる青森産のニンニク
大きいって思ってたけど
実際の青森田子のニンニクは
1.5倍から2倍近く大きい

父は静岡で買えるのは二級品って言うのだけど

どうなんだろう

けど本当、静岡で売ってるの小さい

このニンニクと大鰐もやしのスパゲッティ

シンプルで美味しいですよ





ぼけちゃって

2021-04-27 10:26:00 | Weblog
まず今日の仕込みの初めは
パンからスタート!

…いつもバターを入れてるのに
あ!オリーブオイル入れてしまった

まあ大丈夫ですが
あーボケてます。




祖母の近所にというか牧場の隣に住んでいるのですが
そこで育つ牛肉がこれまた有難いことに美味しい。

津軽平野は見事なまでに真っ平らで

とてつもなく広い
米ではなく
牛もそうかと思いきや

市浦牛は山の凸凹したこれまた広いところで育っている

山菜採りしたところはこの市浦牛の牧場の周りで

こんな環境じゃストレスなく美味しい牛肉が出来るんだろうなと素人ながらにも思うのです。

生産量が少なくお手頃牛肉ではないので
大量には買わなかったけれど

今この肉で、ポルペッティーノ作っています。

ミートボールのトマトソース煮込みです。

昨日は、馬肉のラグー作りました
馬肉のミートソースです。

青森県は馬肉を食べます。
スーパーでも普通に売っています。

肉屋を何店舗か周り
こりゃ美味いと言う馬刺しに巡り会えました。

帰りに当然そこで買い物して帰りました。

今後、生肉loverの私はこれで
カルパッチョ提供できる様に努める所存です。

今回のお肉編はこの二つ。

夏はまた違う肉を探しますね。




どーしたもんだか

2021-04-26 11:14:00 | Weblog
身体が鈍っています

休み過ぎましたかな。



行者ニンニク
付け合わせに使う予定




祖母と父と3人で山菜採りに3回出かけました
故郷は津軽の北のはずれ
まだ山菜には本当は早くて
まだだなぁと言いつつも探しておりました。

それでも祖母も父もアルバトロスの笹竹狩りを何やら楽しんで収穫してくれました。


なかなか大量
笹竹の処理の仕方
保存方法を祖母に教えてもらって
瓶詰めして持って帰りました

ありがたや

帰りがけ


大鰐(おおわに)の道の駅で

根曲がり竹と笹竹の立派なものをゲット
あるだけ全部買って帰り
ヘトヘトでしたが
帰宅後処理しました

今回の野菜のメインはこの笹竹になります

何しても美味しいはずです

その他にも
収穫のはじまった長芋
後、ごぼう購入しました

青森の長芋、本当は美味しいんだ
自然薯に完全に負けてるけど
出荷されたばかりの長芋美味しいんだ

ごぼうも細くて頼りなげだが
香り豊かで柔らかめで美味しい

何かに化けますのでお楽しみに。

青森は本当素敵なところです
実に田舎で寂しい厳しいところです
観光客も多くはない

だから素敵な場所のままあるのだと私は思っていますし
このままあって欲しいと願います

そうそう

かぼちゃやジャガイモに至っては北海道に負けない
お婆ちゃんの作ったかぼちゃ、ジャガイモ激うま

お婆ちゃんと種芋選びしてきました
秋の収穫楽しみです

夏は紫蘇!
とうもろこし!
小ナス!
ささげ!
みず!

まだまだ飽きない青森でした




自分用

2021-04-25 20:42:00 | Weblog
自分用の毎度欲しい青森食品をご紹介します



卵豆腐、茶碗蒸し風
ちょっと甘いんだけど
なんとも家庭らしいお味で好きです



糠ニシン

ニシンを糠につけてあります。
糠を洗い流し
焼いて食べます

糠秋刀魚も美味しい

青森は秋刀魚タイプ見つけられないんだけどね。



ニシンの切込
またニシン
これは好きだなぁ

けれど
いずしは食べるけど買うほどでもなく
美味しさをたぶん私は分かっていない。

父はいずしが大好物で
マスと春キャベツで祖母に大量に漬けてもらって持って帰ってきてましたよ。

ハタハタやらこのしろやら
聞いたことない様な魚で作られていて
父は色んないずしを買って帰りました。

東北ならでは?なんでしょうか
いずしご存知かな?
魚と米?人参、キャベツ、大根などの
発酵食品なんですが。
子供の頃から近くにありましたが
まだいずしの魅力に気がついておりません。。残念。



薄い昆布
その名は
若生昆布

これはおにぎり最高!
今回、お婆ちゃんに若生のおにぎりの作り方教えてもらったよ

今まで自分で作ったおにぎりは食べにくくてね。

家では、昆布をちぎって海苔の様に白飯に巻いて食べてたから
おにぎりの巻き方分かってなくてさ。

今回、他にもお婆ちゃんに教えてもらったこと
かなり貴重でした。
知ることができて嬉しい。





さ、私のマストアイテム

絶対的な物

筋子

いくらは特別いらない
寿司屋で頼むことはないね。

醤油漬け
年に一度季節の時に食べれば充分。

筋子
常に冷蔵庫にいて欲しい存在

同じ鮭の卵なのに

筋子は飛び抜けてナンバーワン

まだまだありますが

必ずのものの一部ご紹介させて貰いました。

梅干しとかもあるんだけど
またいつか紹介するね









どうでもいいですが

2021-04-25 13:38:00 | Weblog
金魚ねぶた
去年普通サイズを一つ買い

今年は
中と小

二つ増えました



店のどこかにいらっしゃると思います

ねぶたのタペストリー、或いは暖簾

店にかけないでよー

と言われたので

…辞めました

内心、ねぶたの何か飾りたいんだけどな。

ねぶたの和紙を

蝋燭に巻いてはいますけど。。

やはりあのねぶたの顔なきゃ青森らしくない




ただいま2

2021-04-24 23:02:00 | Weblog
お帰りなさいと

LINEやメールありがとうございます

嬉しいです

さて
富士に帰ってひとまず寝まして
昼頃から食材なども含めて
旅の片付けをしておりました。


まず、暑いよ富士
風がなんとも生ぬるく弱々しいと感じ

そして
狭い
車多い

富士山高ーい

2週間ぶりの富士の感想です

東北出身
北海道出身のお客様の数名様
12月のダウンの下は半袖
1月でも素足にサンダル

という方々をお見受けいたしますが(笑。ごめんね)
ほんの僅かに理解できた様な気がしています。

父の冬の装備をしてくるんだぞの一言がなかったら危なかったよ。

着いた日の朝は外一面霜、帰る日も霜、
氷も張っている。

風は一年中強い地域ですが
とにかく冷たい
耳は冷え冷え
暫く外で薪割りのお手伝いをしてると
芯まで冷えるとはこの事かと
薪ストーブの暖かさを有り難く感じました
雪もないし4月だというのに。
雪降ったらどうなるんだろ。
怖いや。

もちろん
息はまだ白くなるし

水道の水は氷水か!
店だったら氷入れなくていいなぁなんてね。

太陽は暖かいというのに
空気が冷たく風が強い

桜が咲いてるというのに
寒い

津軽舐めんなよと
何度も味わわせて貰いましたよ

本土の北の果て
厳しさがほんの手始めの序の口ですが
感じられました


以前
津軽こぎん刺しにも惹かれて
色々調べていたら

津軽農民の虐げられた美

という言葉を見つけました。

ああ分かりやすい言葉だって心に残りました

そして
夏の豊かな父の故郷に魅せられたら
全ての季節を知りたくなりました
特に、虐げられた美が生み出された冬を。
冬は二度フラれてしまったので
またいつかの楽しみにして

で、やっとの
今回の旅は春を知れるって思ったのに

違いました
春はこれからという時期でした。

雪こそないものの
景色は紅葉の終わった秋?の様でした
あっという間の秋が長い冬の雪で
ある意味保存されていた様な不思議な景色でした

今回の旅で感じたのは
青森市や弘前市、八戸市など
父の故郷が街だったならば
申し訳ないけど
ここまで惹かれなかったと思います

今は合併で言わなくなった
西津軽郡
北津軽郡

故郷のここら辺最高です
説明できない田舎です

厳しく寂しい土地なんでしょうね
見ても思うし
父や祖母の話から想像するとね

けれども
だからこそ何故だか美しくて
みょーに好きだなって今回も思いました












なーんにもないの


ただ今

2021-04-24 03:14:00 | Weblog
予定より早めて只今自宅に着きました

富士着、父家、アルバトロスを経由して
愛猫マルコとヒデキの待つ我が家へ。

眠いのだが
寝付きにくそうなので

ちょっと長距離移動お疲れ様って事で

一缶飲んで寝ます

ひとまず父のところへ食材は置いてきたので
明日は青森買い出しの整頓
明後日はゆっくり休む
月曜は仕込み!
火曜から営業!

随分と長い休業すみません。

けれど
パワー充電
やる気満々

…富士のコロナ事情を見てないので
少し不安がありますが

料理を作る気持ちが
久々の高まりです

これよ、これが私欲しかったのよ。

料理を作りたい!
って言うこの気持ち。 

疲れたりコロナで参ったり
義務的に慣れてしまった日常の
なあなあな
心が動かない毎日
機械のように動くだけ

近しい方々に
もういいから美保ちゃん津軽行っておいでの通り

津軽は私を満たしてくれましたよ

当分、
青森フェアー

ついに開催です

(青森フェアーとは
アルバトロスのメニューが
青森の食材で溢れる事を指しております

決して
貝焼き味噌やはたはた寿司
けの汁なんかが出る津軽郷土の居酒屋ではないです。

内心、それも魅力ですがね。

では!また

雪の壁

2021-04-23 16:06:00 | Weblog
千畳敷を見に行こうか
陸奥湾フェリーで下北か
八甲田の雪の壁か
という選択の中

この時期だけという
八甲田の雪の壁へ決定



残念ながら今年は高くないとの事
そして
雪が綺麗ではなかったです

けれども


二度目の酸ヶ湯温泉はたまらなく気持ち良い

八甲田の地獄谷
湯の色、本当こんな色してます。



十和田湖

途中の奥入瀬渓流はシーズン外れで
しかもコロナですから
人もとてもとても少なく
綺麗な景色をゆっくり堪能できました

動画にしちゃったので写真は悪しからず。

さて

今、東北道秋田県を走っております

土曜には富士に帰ります