生きた渡り蟹、ちょいちょい仕入れられております。
渡り蟹がこんなに美味しいとはと
感じていただけたら幸い。
冷凍の切りカニは勿論
生でも生きてない物はもう使えないです。
生きカニを使うからこその
ソースの旨味と身の甘さなのでしょうか
写真は爪の腕の身
そして
仕入れ担当の父の見立てで
市場に入荷があってもイマイチだと仕入れない時があるので
やっとのこさアルバトロスへやってきた渡り蟹は
とても素晴らしい
爪も、脚も、水掻きみたいな一番下の脚も
みっちりと身が詰まっています。
半身でお出しすると
綺麗に食べ尽くしてくれる有難い方も居ますが
足まで爪まで手を出さない方も多い
勿論構わないんだけど
下げたお皿のまだ身が詰まっている蟹を
ゴミ箱に捨てるのが
内心辛い。
だから
スパゲッティには胴体だけにして
捨てる可能性のある脚、爪、ミソを
ペシャメルと合わせて
ラビオリにする。
この頃の仕込みの中では
ダントツに手間のかかるラビオリになる
このフィリングはやっと先ほど完成
真空パックで冷凍にした
パスタ生地に着手できるまとまった時間が取れる時作りますね。
駿河湾の素敵な食材
手長えび。
これも父のお陰様で
安くはないけど、それでも少し使える価格で仕入れられる。
渡り蟹は質と鮮度での基準なので申し訳ない高価です。
後、少し深海魚も入ってます
ゴソ、メヒカリ
上手いこと化けられましたよ。
父のお勧め
青森の秋シャケ
写真では色が伝わらなかったな。
とても綺麗な赤色です
バターソテー最高だからとの事
シーズンになったらこれを用意してやろうと思っていたらしい
確かにただのムニエルで本当美味しいです
折角だから
父がためであの天然キノコと合わせてあげようと思っています
ついでに
もう一つ
青森でいつも父はこれが美味いと
タコの頭を買う
頭?って思うんだけど
これがまあなんとも言えず旨い
肉厚で柔らかく味が素敵
イタリアでよくあるタコとじゃがいものアンティパストに最適
このタコは足より頭が父さんは好きだって言う
タコも種類というのか、産地とか季節で違うんだと思う
こっちのタコは唐揚げだ!って
作ってくれたらそれも美味かった
父のそばに居るとお酒というより
白いご飯が進むものばかりで
健康考えると美保は大き過ぎじゃないか?と彼は心配するが
私に色んな食べ物を年中与え続ける。
という矛盾。
魚介類のその情報は色々ありすぎて本当に難しい
吸収しなきゃと思ってはいるけど
父がまだ元気だからゆっくり吸収していきますね。