美保の厨房日記

アルバトロスの日常に起こる小さな変化

仕込みの鬼

2023-12-29 10:45:00 | Weblog
私は

もの凄く仕込みをします

段取り八部は当たり前の営業前にし

ベースの仕込みストックも半端ない数とまあまあの量みたいです

メニューの品数が多いのは
まだ私の料理人魂の意地といいますか
プライドが捨てられない結果なのだと思っています

自分で自分の首を絞めているのは認識していますが
どうにも捨てられない
目の前に食材があれば、あ、これ作ろう
そろそろあの食材の季節だしなぁとか

ほぼ常連様の当店としましては
定番は必須だし
飽きられるのが怖いんで
季節ものや日々違う何かを作っています

という事でメニューが減らせない
常にストック

プラス
一人で営んでいるので
お客様にお待たせさせない為にも

仕込みと段取りの鬼になりませんと

ありがたい事に満席続きは
さばけません。
普段の仕込みの鬼の賜物であります。

一律同じコースしか提供しない店ならば
毎日その日を準備すれば良いので
15時間労働せずとも
きっとその方が身体は随分と楽になるのですが

自分がお客様なら
どんな店が良いか、どんな料理がいいか
どんな雰囲気がいいか

それを常に考えて行いなさいと

教えられて今があります

いつの間にか
私の頭の中には
いつかコース料理撤廃を考えるようになりまして

アラカルトの楽しい店にしたいのです。

となると
やっぱり仕込みの鬼であり続けなければなりません。

色々先を考えています
終活をすべき年齢で
お墓とか葬式とか家の片付けという終活ではなくて
どう今後生活を送るか送りたいかの終活の
準備を50歳までの2年の間に整えるのが
この頃の目標
動けなくなるまで、働けるように
色んな事を整えたい
50歳からは落ち着いて豊かに暮らしたい

この歳でこんなんか私はってネガティブな方だけど
いや、私は変わった
まだ還暦まで12年ある!
まだ間に合う

このままだと
どこかでばたっと終わってしまう

年女の今年はいい年でした

来年は達成感のある年だと思っています

まだ終わらないのに
今年の締めみたいな文になりました。

あ!先程
うちの父、彼はやりよる!



真鱈さんが青森から届きました
ちゃんと捌いてくれてあります
有難い

良い材料目の前にするとやっぱり高揚しますわ

残り2日

頑張ります!