立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

立山カルデラと大鳶崩れ・・・常願寺川を遡り立山に接近13

2014年11月28日 | Zenblog
 弥陀ヶ原の隣(東側)に広がる立山カルデラを見てみます。インターネットから採取した画像です。

カルデラの広さは東西6.5km南北およそ5.0kmで、立山火山の崩壊と侵食によってできたということです。中には泥鰌池や多枝原池といった小さな湖沼も点在し、かつては立山温泉と呼ばれる温泉が湧出して温泉旅館もありました(水害で荒廃)。
 私はかつてこのカルデラ底部で行われている砂防工事現場の見学会に参加したこともあり、またカルデラを上から覗き込む弥陀ヶ原展望台から眺め下ろしたこともありました。その巨大なカルデラとその砂防工事の壮大さに圧倒されました。


その立山カルデラの一画をなしているのが左の鷲岳と右の鳶岳です。その鳶岳(大鳶山・小鳶山)が安政の大地震でカルデラ内に崩落し(大鳶崩れ)、その後も崩落が続いているのです。左から伸びている弥陀ヶ原の末端部も見えています。


立山カルデラのかなり下まで見えています。鳶山の右に越中沢岳も見えています。このカルデラ内では100年以上にわたる砂防工事が現在も続行され、富山平野が1~2メートルの土砂の下になってしまうのを防いでいます。

この立山カルデラの北アルプスにおける位置が分かる画像です。これも大きな画像ですので、動かして見て下さい。


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4 コメント

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立山諸峰の位置関係 (Jing Shang)
2014-11-28 11:26:07
昨日と今日のご説明で、劔岳、立山主峰部、立山カルデラ、薬師岳の位置関係がよおく分かりました。立山主峰部は立山カルデラの後ろにあり、立山カルデラの一部ではないことも判りました。これまで立山主峰部と浄土山の山並みの方向が違うのが気になっていましたが、これでよく判りました。有難うございました。
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子細に見て頂いて (zen)
2014-11-28 15:09:09
 なかなか細かく読み込んでいただいてありがたいと思っています。北アルプスのような山また山が重なり合うようなところは、位置関係が実につかみづらいもので、私自身苦労しています。
 地図の読図力も今ひとつで、現地に何回も立って慣れれば、だんだんと分かるのでしょうが、もはや現地に立つこともほとんど不可能なので大変です。
 貴兄の探求心には感心しています。
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立山に登ってみたいです (Jing Shang)
2014-11-28 17:23:57
立山の項目でネットサーフィンすると色々な写真付きブログがありまして、説明のコメントを見て地名も馴染みました。信州からアルペンルートで黒部湖を経て、室堂から登れば行けそうに思います。大汝や富士ノ折立まで回って戻ればもっといいですね。その先劔岳がありますが、ブログの写真をいろいろ見ると私の歳では無理そうです。
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やる気ですね (zen)
2014-11-28 21:52:07
 剱岳は別にして、貴兄なら十分可能だと思いますが、最小限雄山だけには登る価値がありますね。私は一の越まで行って、雄山まで行けないかと思いましたが断念しました。
 貴兄のこれまでの中国国内旅行の実績を考えれば立山主峰を巡るのはできそうですね。
 あまり無理をしないで、十分検討の上挑戦してみて下さい。
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