座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

大般若

2010-02-20 | 大般若会
今年の大般若は 2月20日でした。

ビラビラビラ~~~、でございます(笑)。




今年は ワタクシ、頑張りまして、
自分から申し出て 参加させていただきました。

法要の最中には、幸い、電話も来客もなかったようです(たぶん)。



画像をご覧ください。

年番の皆さん、戸惑いながらも、ビラビラビラ~~~、をやっております。

ワタクシも、この、ビラビラビラ~~、を やらせていただくつもりでした。

ですが、年番の皆さん、役員の皆さんに手伝っていただきますので、
600巻余、というこの、『大般若波羅蜜多経』のお経本が足りず、
私がビラビラ~~っとやる分がなかったのでございます。

残念!!!








なので、いただいたこのプリントの「○○」のところに 適当な数字を当てはめて 
一生懸命に声を出して 読みあげ続けていました。

昔は 毎日、よく子供たちを怒鳴りつけていた私の喉も
このところ活動をサボっていますので、なかなか声が出ません。

思ったように抑揚を付けて、というわけにはいきませんでしたが、
修行と思って(本当は 何事も体験してブログネタにしようと思って)挑戦しましたよ。








この600巻の大般若経、普段は木の箱の中に収められて、
本堂の西北の部屋、大師殿に置かれています。







こんな感じです。

これが、いつもの風景です。

年に一度の寒干し、完了しました。



古い大般若経の帙

2010-02-14 | 古いもの
去年、落慶式の後片付けが一段落してから 住職と物置の整理をしました。

出てくる、出てくる!

役に立たないような ガラクタばっかり!(笑)

その時に出てきたものの中に、古い大般若経のケースがありました。





帙「ちつ」と呼ばれるケースです。

この中に お経本が入っていて 擦り切れたりするのを保護してくれていました。




  

転法輪と唐草の模様です、こんなのがどっさり出てきました。








外側は紙ですが、内側には うす~い、うす~い 板が挟まっています。

これで ガッシリと 中身を守ってくれていたんですね。





しみだらけの、虫食い穴だらけのもアリ。








おや、文字が書いてあります。

天保年間ですか。

天保9年2月。

天保9年は 1838年。

徳川斉昭公が 幕府に意見書を提出した年だそうですよ。

天保と言えば、「棟札 その1」に書きましたように、
当時の観音寺の山門が成ったのが天保2年。

現在の川の土手の向こうに 観音寺というお寺があって、
なかなか凝った造りの堂舎や山門が すでに建っていた頃なんですねえ。







おっと、出ました! 乗圓さん。

明治36年3月、新井乗圓さんの時に 修復なさったんですね。

棟札 その2」に書きましたように、
新井乗圓氏が観音寺を兼務して 山門を修理なさったのが明治15年。

それから16年経っています。





こちらは明治35年の2月になっています。

新井乗圓さん、意外とお茶目。

「新井」を「安楽居」と書いていますよ。

晩年の、ご隠居生活の頃だったんでしょうか?








こちらは観賢さんの代に 修理が加えられているようです。



こうして 何代にも亘って 修理を繰り返して
何十年、何百年と 使われてきた大般若経なのですね。





吉祥寺の大般若、今年は2月20日(土)です。



節分

2010-02-03 | 年中行事
雨が雪になるってことは 天気予報で言っていましたが
今朝になっても残っているとは 思いませんでした。

今日は よく晴れています。 

きれいに融けてくれるでしょうか?






節分ですね。

炒り豆を買ってきました。

食べるのが楽しみです(笑)。






買い物から帰ってくるのと入れ替わりに 住職が出かけました。

G地区の不動堂での節分会です。