とりあえずコントロールタワーまで戻ってきた。
エンジンを停止してスタンドを架ける。
久々の完走者に注目の視線が集まっているのが解った。
でも自分には自信が無かった。
あのエンストが…。
階段を登りドアを開く。
声しか聞いたことの無い試験管がそこにいた。
「なぜ大型に乗りたいんだ?」
唐突な質問に驚き何も答えられなかった。
「外周路であんなトロトロ乗るなら大型はいらないだろう?」
そのとおりだ、やっぱりダメだったかぁ…。
「大型に乗るならもっとメリハリをつけなきゃダメだ」
「そういう乗り方をしなさい、ハイ、これを持っていきなさい」
???
言ってる意味がわかりませんでした。
でも手渡されたものはあのバインダー。
もしかして合格って事?
今登ってきた階段を一歩一歩下りていく。
そしてあの大きな拍手が待っていた。
その歓声に私はハニカム以外何もできなかった。
本当に合格したのか?
訳もわからず窓口に先程のバインダーと免許証を差し出す。
しばらくしてさっき提出した同じ免許証が戻ってきた。
どこが変わったんだぁ?
表はまったく変わった所はなく
写真も同じ、二輪は中型に限るっという文字も同じ…。
ひとつ違ったのは裏側に赤いスタンプで“限定解除”っと押してあった。
ただそれだけ。
そのスタンプひとつの為にがんばってきたのでした。
つづく。
エンジンを停止してスタンドを架ける。
久々の完走者に注目の視線が集まっているのが解った。
でも自分には自信が無かった。
あのエンストが…。
階段を登りドアを開く。
声しか聞いたことの無い試験管がそこにいた。
「なぜ大型に乗りたいんだ?」
唐突な質問に驚き何も答えられなかった。
「外周路であんなトロトロ乗るなら大型はいらないだろう?」
そのとおりだ、やっぱりダメだったかぁ…。
「大型に乗るならもっとメリハリをつけなきゃダメだ」
「そういう乗り方をしなさい、ハイ、これを持っていきなさい」
???
言ってる意味がわかりませんでした。
でも手渡されたものはあのバインダー。
もしかして合格って事?
今登ってきた階段を一歩一歩下りていく。
そしてあの大きな拍手が待っていた。
その歓声に私はハニカム以外何もできなかった。
本当に合格したのか?
訳もわからず窓口に先程のバインダーと免許証を差し出す。
しばらくしてさっき提出した同じ免許証が戻ってきた。
どこが変わったんだぁ?
表はまったく変わった所はなく
写真も同じ、二輪は中型に限るっという文字も同じ…。
ひとつ違ったのは裏側に赤いスタンプで“限定解除”っと押してあった。
ただそれだけ。
そのスタンプひとつの為にがんばってきたのでした。
つづく。
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