誰も知らない土手の菜の花

日田は筑後川の中流域にある盆地状になっており
江戸時代には豊富な石高と鯛生金山を背景に天領として栄えた歴史ある町である。
ちょうど桜が咲き始めたようで
川沿いの公園では散歩やジョギングに興じる人たちが多かった。
ちょっと失礼して桜の木の下で写真を撮る。

さすがは春の行楽シーズン。
年度末の月曜日にもかかわらずひっきりなしに大型バスから観光客が降りてくる。
ひなびた情緒を楽しみかったのだがそれもままならず
豆田で一番お気に入りの薫長酒造の前で写真を撮ろうと思ったが
それさえもあきらめざるを得なかった。
基本的に人の多い所は落ち着かないのでそうそうに退散する。

本当は日田で焼そばかうなぎを食べようと思っていたがやはりあきらめ
やまくに道の駅の鳥のもも肉とそばがセットになった
かぶりつき定食を食べに行く事にして耶馬溪方面にR212を進む。

小雨が降り出したので先を急いでいたのだが
ふと左手を見ると黄色一色に染まった場所があった。
菜の花が一面咲いているのである。
土手のダートを少し走り黄色に包まれて愛車の写真を撮る、撮る、撮る。
歴史ある町の見学もいいけれど
これ程見事に黄色に染まっている場所をひとり占めしている。
ちょっとメルヘンチックだが春らしい写真が撮れてご機嫌になった。

予定より少し遅れて道の駅に到着。
望みどおりもも肉にかぶりつき
R496から野峠を越えて帰路に着いた。

久しぶりのツーリング
クインキーちゃんもご機嫌だったようだ。