先日に続き、愛知のMiniさんより天竜川C&Rのレポートと釣果写真をお預かりしました。
私もじっくりレポートを拝読させていただきましたが、臨場感と喜びの伝わる素敵なレポートを有難うございます。粘りに粘ってロスタイムにキャッチしたレインボーは5割増しですね、Miniさん。
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昨日12/19(日)、天竜川C&R区間へ行ってきましたので報告させて頂きます。
名古屋を5:30に出発、東名、一般道を走り最初のポイントに着いたのは8:00過ぎ。
現在、天竜川では最下流部にある船明ダムがオーバーホールに伴い12/1から放水を行っていることからC&R区間上流側にある秋葉ダムも船明ダム下流の流量維持の為、秋葉ダム第二発電放水口から常時放水中。
その為、第二放水口から下流部はかなり増水し川幅も拡大、11/27釣行時に入った下流部のポイントに到着すると川幅は2倍程度に拡大し、かなり強い流れになっていました。
ウェーダーを履き、タックルを準備して釣り開始。
前回釣行時は5.6ftロッドに5lbラインを巻いた2000番のリールだったのを今回は勝手に大物に備え!?ロッド6.6ft、リール2500番、ライン6lbとワンランク上げて臨みましたが、もともと川幅のある本流が更に増水で拡大しているので股下までウェーディングしてキャストするも流芯の向こうはおろか流芯にも届きません。
ルアーも7gのスプーンに代えてようやく思ったポイントにルアーが届くように。
アップクロスでキャストし、流れの底へ送り込むようなイメージで自分の正面からダウンへ流していきます。
一時間程した頃、グンという手応えとともにラインにテンションがかかります。
水面に30cm程の魚体がギラッと見えた瞬間、フッっと軽くなりフックアウト。
その後まったくNCNBで時計を見るともう3時間経っていました。
このままでは2週間前と同じようにまたボになりそうな予感がしたので、気分を変えるためと新しいポイントを探そうと、一旦、川を上がり車で数キロ上流へ向かいます。
C&R区間の最上流部のポイントに到着。ここは放水の影響が無い為、平水ですがダムの影響で笹にごり。
川に降りる前に道の上から、ポイント全体を見ると、上流側に瀬、続いて大きなプールがあり、下流側は沈み石が多く浅くなっている様子。
60mmMD、70mmMD、Solist 50MDⅡと次々にルアーをキャストしても全くバイトがありません。
その後、スプーン、スピナーまで動員するするも状況は変わらず時間だけが過ぎていきます。
漁協の方が巡回に来た時、「プレッシャーのかかった魚は流芯の下や沈み石に潜んでいるよ。」と声を掛けてくれました。
時計を見ると既に16:00前、天竜の山々に囲まれたポイントは早くも太陽が尾根に隠れ始め薄暗くなってきています。
あと30分もすると完全に日が落ちるなあと思いながら最後にSolist 50MDⅡHSを結んであと5投したら上がろうと決めました。
いつも最後5投と言いながら、5投で終わったことはありませんが。
ルアーを川の中心よりやや先にある大きな沈み石の先へキャスト。
流れに押されながら石の下流側をゆっくりとトレースするようリーリング、ルアーが沈み石の横に来たところで少しトゥイッチを入れた次の瞬間、グンッとロッドとリールを巻く手に強い感触が伝わります。
ラインが一直線に下流側の沈み石が点在する方へ走ります。石の間を走られるのを避けるため強引にロッドを上流側へ寝かせて頭を上流へ向けようとしますが今度は正面に向かって突っ走ります。
最近読んだ雑誌にある釣人が「ニジマスはラインテンションをかけずに走らせるだけ走らせた方が早く止まる。」というようなことが書かれていたのを思い出したものの、去年の夏、神奈川のある川でラインテンションが緩んだ瞬間にジャンプ一発でフックアウトした苦い経験が頭をよぎります。
2週間前には天竜川で強引にやり取りしている最中に首を振られてラインブレイクしているのでどうしても悪いイメージしか頭に浮かんできません。
でもよく考えてみると、そもそも自分の頭で考えた通りに魚とやり取り出来るような腕は持ち合わせていないことに気づきました(^^;
ミノーのフックはシングル・バーブレスに交換してあるのでラインテンションを維持しながらドラグをやや緩めにしつつやり取りしますが、なかなか寄ってきません。
走りが止まったらリールを巻き、また走られを繰り返すこと数分(自分では5分以上に感じました)。
水面に魚の姿が見えたものの、自分のランディングネットには入りそうにありません。
浅瀬でランディングしようと足元2mくらいまで寄せたところでまた反転しジジッーとドラグの音を響かせて走られるのをかわしてようやくランディングしたのは55cmのレインボー。
写真を撮ってリリースした時には、太陽は山の稜線に沈んでいました。
天竜川の流れに8時間立って、ほぼ諦めかけていた一日の最後に来たレインボー。
スプーンとフライを見慣れた夕まづめのレインボーにはミノーが美味しい夕食に見えたのでしょうか。
川から上がり、ウェーダーを脱ぎ、タックルを片付け車に乗り込んだ時には、真っ暗な谷間の向こうに秋葉ダム堰堤のライトがオレンジ色に灯っていました。
釣れない私にアドバイスをして下さった漁協の方、写真を撮って下さったルアーマン、ミノーを作って下さった小平さん、そして昨年、銀山湖に私を案内してトラウトの楽しさを教えてくれたKiyoさんに感謝しながら、心地良い疲労感に包まれて帰路につきました。
(タックル)
ロッド:6.6 ft
リール:RARENIUM 2500S
ライン:サンヨーGT-R Trout edition 6lb
ヒットルアー:Solist 50MDⅡHS(オイカワ)シングルバーブレスフックに交換
フォトダービーエントリー ‘Stream‘
by Miniさん
お久し振りです!
相変わらず良い釣りをされてらっしゃいますね(^.^)
様々な釣りをこれまでされて来られたMINIさんがトラウト道を気に入って頂く為のサポートを微力ながらでも出来たとしたなら、この上ない幸せです。
これまで多くのアングラーをお誘いしましたが、寒い、釣れない、食べれない、等の理由で、この楽しい世界に定位しませんでしたから…(^_^;)
トラウトははやりそのプロポーション、魚種の多様性、そして何より見える釣りに楽しみがあると個人的には感じています。
一度入ると無限地獄で出口のない釣りですが、これから一緒にのたうち回れること、楽しみにしています(^o^)
私も早く今年最後に相応しい魚キャッチしないとなぁ…[E:sweat01]
Kiyoさんの世界!?までいってしまうのは恐いので入口あたりで定位して、これからももがきながらのたうち回ってみようと思います。
そうおっしゃらずに是非!(^^)
想いを込めたルアーを投げ、湖底から上がってきた銀ピカの魚が追ってくる。
喰ってくれ!と念じた瞬間に魚と目が合い、我に返った魚はふっと向きを変え、去っていく。
来週こそは!、あのルアーを使えば!と、どんどん深みに嵌まっていくのです^^;
そして、他のフィールド情報にも目移りし、しまいには、四六時中、魚のことしか考えられなくなるのです^_^;
はて?どこか別の世界とも共通するような…!?
別世界ではかなり私の勘違いが多かったが…^^;