とにかく、彼女の撮った写真がステキでした。
被写体の人物が皆、今にも動き回ったり、喋り出したりしても、
まったく不思議ではないほどに、活き活きと、抜群な構図で写っているのです。
まさに、彼らの生きている "瞬間" が切り取られ、そこに凝縮された感じ。
撮影者は、ヴィヴィアン・マイヤーという、無名の女性写真家で、
生前には一切作品を公表せず、ナニー(乳母)の仕事で生計を立てていたようです。
彼女は、一体どんな人物なのか。
作品に魅せられ、そこからアーティストに関心を抱くことは、普通にあることで、
この映画でも、そうした方向に展開していく訳ですが、興味深くあると同時に、
正直、遺族のいない故人をドキュメンタリーで扱う難しさも垣間見えて、
複雑な気持ちにもなりました。果たして、生前の彼女は、自身の "人物像" への
こうしたアプローチを、望んだのだろうか、と。
彼女の撮った写真は、もっと時間をかけてたっぷり見たい、と素直に思えたのですが。。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
映画 『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』
◇原題:Finding ViVian Maier
◇関連サイト:公式サイト ( 日本版 )、IMDb ( 関連ページ )
◇鑑賞日:2015.10.29. 映画館にて
被写体の人物が皆、今にも動き回ったり、喋り出したりしても、
まったく不思議ではないほどに、活き活きと、抜群な構図で写っているのです。
まさに、彼らの生きている "瞬間" が切り取られ、そこに凝縮された感じ。
撮影者は、ヴィヴィアン・マイヤーという、無名の女性写真家で、
生前には一切作品を公表せず、ナニー(乳母)の仕事で生計を立てていたようです。
彼女は、一体どんな人物なのか。
作品に魅せられ、そこからアーティストに関心を抱くことは、普通にあることで、
この映画でも、そうした方向に展開していく訳ですが、興味深くあると同時に、
正直、遺族のいない故人をドキュメンタリーで扱う難しさも垣間見えて、
複雑な気持ちにもなりました。果たして、生前の彼女は、自身の "人物像" への
こうしたアプローチを、望んだのだろうか、と。
彼女の撮った写真は、もっと時間をかけてたっぷり見たい、と素直に思えたのですが。。
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映画 『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』
◇原題:Finding ViVian Maier
◇関連サイト:公式サイト ( 日本版 )、IMDb ( 関連ページ )
◇鑑賞日:2015.10.29. 映画館にて