今月、DVDにて鑑賞した旧作映画の覚書きです。
ややネタバレがあります。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
★瞳の奥の秘密
( 原題 : El secreto de sus ojos )
見る前の予想とは、だいぶ印象が違う作品でした。
舞台はアルゼンチン。刑事裁判所を定年退職した主人公ベンハミンは、
25年前に担当した殺人事件を題材に、小説を書きはじめ、
未解決だった事件の謎に迫っていく ・・ みたいなあらすじだったので、
てっきり、ミステリーとか、サスペンス色が濃いものと思ったのですが、
実際は、事件に関わってしまった男女の、25年越しのロマンスもの
といった要素が、大きな位置を占めていたように感じました。
でも、題名的には、すごくピッタリな内容ではありましたが。。
一度は逮捕された犯人が、易々と釈放されたのは、司法取引の面よりも、
事件が起きた1974年当時の政情や、権力を持った側の腐敗ぶりの象徴かな?
前半のゆるゆるした展開は、若干気になりましたが、
伏線を回収しはじめる後半は、なかなかの緊張感があり、
渋さの中に、秘められた情熱が見え隠れして、結構良かったです。
ちなみに、壊れたタイプライターを使い続けるのも、伏線の一つですが、
他の方のレビューを読むまで、私自身は気がつきませんでした。
★蜘蛛女のキス
( 原題 : Kiss of the Spider Woman )
舞台は南米の、とある刑務所の中。
未成年者への性犯罪で収監された同性愛者の男が、
政治犯の男に、自分の気に入りの映画を語る場面から
ストーリーが始まります。
以前、一緒に仕事をした方から「機会があったら、ぜひ見て!」と、
熱烈にプッシュされた作品です。設定を聞いた限りでは、
あまり、ぴんとくるものが無かったのですが、
実際に見てみたら、予想以上に、すごく良かった!
現実に縛られながらも、理想を求めて葛藤する人間の物語。
そして、"愛" についての映画でした。
この春、第2回TSUTAYA発掘良品映画祭 にて、
スクリーンで見られるチャンスがあったのに ・・ と、今更後悔。
ちなみに、同映画祭の第1回ラインナップは、こちら 。
ややネタバレがあります。
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★瞳の奥の秘密
( 原題 : El secreto de sus ojos )
見る前の予想とは、だいぶ印象が違う作品でした。
舞台はアルゼンチン。刑事裁判所を定年退職した主人公ベンハミンは、
25年前に担当した殺人事件を題材に、小説を書きはじめ、
未解決だった事件の謎に迫っていく ・・ みたいなあらすじだったので、
てっきり、ミステリーとか、サスペンス色が濃いものと思ったのですが、
実際は、事件に関わってしまった男女の、25年越しのロマンスもの
といった要素が、大きな位置を占めていたように感じました。
でも、題名的には、すごくピッタリな内容ではありましたが。。
一度は逮捕された犯人が、易々と釈放されたのは、司法取引の面よりも、
事件が起きた1974年当時の政情や、権力を持った側の腐敗ぶりの象徴かな?
前半のゆるゆるした展開は、若干気になりましたが、
伏線を回収しはじめる後半は、なかなかの緊張感があり、
渋さの中に、秘められた情熱が見え隠れして、結構良かったです。
ちなみに、壊れたタイプライターを使い続けるのも、伏線の一つですが、
他の方のレビューを読むまで、私自身は気がつきませんでした。
★蜘蛛女のキス
( 原題 : Kiss of the Spider Woman )
舞台は南米の、とある刑務所の中。
未成年者への性犯罪で収監された同性愛者の男が、
政治犯の男に、自分の気に入りの映画を語る場面から
ストーリーが始まります。
以前、一緒に仕事をした方から「機会があったら、ぜひ見て!」と、
熱烈にプッシュされた作品です。設定を聞いた限りでは、
あまり、ぴんとくるものが無かったのですが、
実際に見てみたら、予想以上に、すごく良かった!
現実に縛られながらも、理想を求めて葛藤する人間の物語。
そして、"愛" についての映画でした。
この春、第2回TSUTAYA発掘良品映画祭 にて、
スクリーンで見られるチャンスがあったのに ・・ と、今更後悔。
ちなみに、同映画祭の第1回ラインナップは、こちら 。