4/13(土)~26(金)まで、飯田橋ギンレイホール で上映されていた、
『声をかくす人』 を見てきました。
1865年、南北戦争終結直後に起きた、リンカーン大統領暗殺事件の共犯に問われ、
アメリカ初の女性死刑囚となった、南部出身のメアリー・サラットの裁判を描いた作品です。
"正義" や "法" 、"国家" について、深く思わされる映画でした。
権力を行使できる立場にいる人間の思惑によって語られる "大義" のもとに、
歪められて伝えられる情報と、保身と感情に流されていく民衆と。
「戦時に法は沈黙する」 ―― 嫌な言葉ですが、惨い実情でもあります。
歴史的大事件の裏側を題材として扱っていますが、
こうした理不尽な問題は、残念ながら、現在にも十分すぎるほどあって、
今も昔も、人は変わらない、変われないんだな、という思いが残りました。
メインキャスト陣は、皆、好演。
マカヴォイ君は、物語を通しての心情変化を表現するのが、相変わらず上手いですが、
サラット母娘という難しい役どころを見事に演じていた、
R・ライトと、E・R・ウッドの女優陣2人が、個人的には特に良かったです。
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『声をかくす人』 を見てきました。
1865年、南北戦争終結直後に起きた、リンカーン大統領暗殺事件の共犯に問われ、
アメリカ初の女性死刑囚となった、南部出身のメアリー・サラットの裁判を描いた作品です。
"正義" や "法" 、"国家" について、深く思わされる映画でした。
権力を行使できる立場にいる人間の思惑によって語られる "大義" のもとに、
歪められて伝えられる情報と、保身と感情に流されていく民衆と。
「戦時に法は沈黙する」 ―― 嫌な言葉ですが、惨い実情でもあります。
歴史的大事件の裏側を題材として扱っていますが、
こうした理不尽な問題は、残念ながら、現在にも十分すぎるほどあって、
今も昔も、人は変わらない、変われないんだな、という思いが残りました。
メインキャスト陣は、皆、好演。
マカヴォイ君は、物語を通しての心情変化を表現するのが、相変わらず上手いですが、
サラット母娘という難しい役どころを見事に演じていた、
R・ライトと、E・R・ウッドの女優陣2人が、個人的には特に良かったです。
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映画 『声をかくす人』 ◇原題:The Conspirator ◇関連サイト:公式サイト ( 日本版 ) IMDb ( 関連ページ ) ◇鑑賞日:2013.4.23. 映画館にて |