特別支援学校の先生が来てくださったよ

先日、病院にゆうやが卒業した特別支援学校の先生方が来てくださいました。

ゆうやはぐったりベッドで寝ていたとき、先生から電話がありました。
「先生が来てくださるよ。」
「わ～♪」
ゆうやの目がパッと開いて輝きました。

先生方は夕食後に来てくださいました。
皆でわいわい楽しい会話をして笑いました。

修学旅行へ行く前、学級会で係を決めることになったそうです。
「ゆうやは何の係がいい？」

ゆうやはしばらく考えてから答えました。
「エビ。」
「エビ？エビ係？」
先生方はずっこけたそうです。
けれど、ゆうやは真剣そのものです。

エビ係ってどんな係なんでしょうか。
「ゆうや、夕食にエビが出て来たら、皆の分、皮をむくんだぞ。よし！ゆうやはエビ係に決定！」

「あの時は大爆笑したなあ～。」と先生方も思い出しては笑っておられました。
結局ゆうやは、エビフライをパクパク食べただけだったようですが～。

ゆうやはいつも想定外のことを言うので、学校では自由人と呼ばれていたそうです。
「ゆうやは相変わらず自由人だな～。」

先生は笑っておっしゃいました。
「ゆうやは最高のMCだったよ、また話聞かせてよ。」

私たちの笑い声は人気のない病院のロビーに響いていました。

久しぶりに先生方とわいわいおしゃべりができて、ゆうやはとても嬉しそうでした。
卒業しても先生方がゆうやのことを心配してくださり、感謝で胸がいっぱいになりました。


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