ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

介護福祉施設での非情な介護について

2012-02-15 00:44:45 | 介護関連・介護グッズ
神戸の介護福祉施設で、複数の介護人が入所者に暴行していたことが発覚しました。

私の祖母も晩年、施設に入所していたのですが、いつも両手首をベッドに括り付けられていました。
祖母は、暴れることはありませんでした。

けれども、ベッドに括り付けられていたのです。
祖母の手首には、あざができていました。
健康で、自力でトイレにも行ける状態であるにもかかわらず、ベッドに縛り付けられていた祖母はどんな思いでいたでしょうか。

お金は祖母が使用していないのに、いつの間にか全てなくなっていました。
肌身離さず持っていた小さなダイヤの指輪も、なくなってしまいました。

とにかく金目のものは、少しでもベッド脇に置くと、すぐになくなってしまうのです。
祖母は両手を縛られているので、自分で使ったり捨てたりすることはできません。
ましてや、大事にしていたダイヤの指輪を捨てる訳がありません。

私は、その話を聞いたとき、胸が潰れる思いがしました。

かと言って、母方の祖母ですので、家に引き取ることができませんでした。
実家には、身体障害者である祖父がいました。

こども心に、とてもとても悲しい思いをしました。
なんとかならないのだろうかと悲しみを胸に、天を仰ぎました。

病院側や介護人の良心が働けば、暴行や窃盗は起きないと思います。
しかしながら、現実問題として、このようなことが起こっています。

暴行まではいかなくとも、暴言はもっと日常茶飯事に行われていると聞きます。
幸い、私が今まで出会った介護福祉関係の人のほとんどが、思いやりのある人ですが、暴行や暴言を平気で行う人達の「思いやり」の心は、どこへ行ってしまったのでしょうか。

高齢者への尊敬の気持ちや障害者をいたわる気持ちを持たない介護人が、こんなに沢山いるとは、あまりに悲しすぎます。

ゆうやが、将来、介護施設に入所したら、いったいどうなるのだろうと、非常に不安を覚えます。
家族で介護できればいいのですが、家族が病気になったり、亡くなったら、高齢者や障害者は施設に入所せざるを得なくなるでしょう。

これからの日本では、皆が安心して過ごせる社会作りを、早急にしなければなりません。
そのためにも、私達1人1人の小さな「思いやり」の積み重ねがとても大事なのではないでしょうか。
そして、非情な言葉や行為は、結局は、時間をかけて必ず本人に返ることも、皆が知るべきではないかと思います。

人の命の重さや人格の尊重について、深く考えさせらた事件でした。


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コメント (2)