ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

退陣間際の岸田首相 最後っ屁か有終の美か

2024-08-29 09:58:50 | 日記
きのうの朝日新聞に以下の記事がのっていた。

柏崎刈羽再稼働、首相が閣僚会議 来週 退陣前に道筋、狙い

岸田文雄首相は27日、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に向けた対策を協議するため、原子力関係閣僚会議を来週開くと決めた。地元が求める避難路の整備や地域振興策の中身を詰め、退陣前に再稼働への道筋をつけたい考えだ。

(朝日新聞8月28日)

な、なんと、退陣間際の岸田首相が、この期に及んで刈羽原発の再稼働に意欲を燃やしているというのである。
この事実をどう見るべきなのか。イタチの最後っ屁と見るべきなのか、それとも有終の美を飾ろうとする浅ましい意欲の表れと見るべきなのか・・・。

「トイレなきマンション」の再稼働が「有終の美」だなんて、ちゃんちゃらおかしいが、頓珍漢なキシダくんのことである。これは決してあり得ないことではない。

などど「おちゃらけ」を書きながら、実は私はもう一つの可能性を考えている。
昨夜のことだが、眠くならないので、私はYouTubeを見ていた。「小泉進次郎でいいのか?」といった内容の動画で、元朝日新聞記者の禿頭のおじさんがいろいろ政界の内情についてしゃべっていた。記憶に残ったのは、次の言葉である。

「自民党政治はね、官僚政治なんです。だから総理大臣なんて、だれでもできるのです。菅さんでも岸田さんでもできたんだから、(能力のない)進次郎にだってできますよ、大丈夫です」。

自民党の政治を動かしているのは、実は裏に控えた黒衣の官僚たちだというのである。そういう話は、私も以前にちらと聞いたことがある。岸田首相は財務官僚の操り人形だ、とかなんとか。
原発再稼働の話に限っていえば、所管省庁は経済産業省だから、再稼働の実行計画は経産省の官僚たちが作っていることになる。岸田首相は、経産官僚に操られて原発再稼働にこだわっていたと見られなくもない。いやいや、経産官僚の原発再稼働計画がなければ、岸田首相もそこまで原発再稼働に拘泥することはできなかったのではないか。
お調子者のキシダくんのことだから、経産省のお役人におだてられてその気になり、刈羽原発の再稼働という「有終の美」を飾ろうとしたのかもしれない。

経産官僚の操り人形。これが私の考えるもう一つの可能性である。

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