「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

blogram投票ボタン

女性の「近寄るなオーラ」気づいている?

2015年11月26日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

しかし、今日は寒いですね。

こういう時は、美味しいお酒を飲んで、暖かくしなくては、ねー。


さて、その時、午後3時過ぎ、僕が大部屋で仕事をしていると、外回りから帰ってきたユキちゃん(28)が、

「ゆるちょさん。熱々のどら焼き買ってきました。社長も呼んでお茶しましょう」

「貴島さん達も、会議室にいますよね?」

と、大きな袋を抱えて嬉しそうです。

と、会議室で打ち合わせしていた、貴島くん(29)と池澤くん(25)も合流します。

「熱々のどら焼きって、いいわよね。やっぱり、日本に生まれてよかったー」

と、社長室から出てきた御島さんも合流です。

「はい。熱いお茶・・・やっぱり、どら焼きには、これでしょうね」

と、手回しよくユキちゃんがお茶を注いでくれる。

「確かにお茶とどら焼きは合うね。気持ちがほっこりするなあ」

と、貴島くん。

「たまたま、和菓子屋さんの前を通って・・・急にどら焼きが食べたくなったんですよね」

と、ユキちゃん。

「今日も寒いし・・・暖かいアンコって、気持ちがほんわかするわ」

と、御島さんは、本当に嬉しそうな顔をしてどら焼きを食べている。

「よかった、買ってきて。皆、いい笑顔です」

と、ユキちゃんは言葉にした。


「さっきも貴島さんと話していたんですけど・・・僕、キッスって男性が先にするものだと」

「思っていたんですけど、それって間違いですか?ユキさん」

と、池澤くん。

「なんでわたしに聞くの?キッスに関しては、大人な御島さんの方がいろいろ知っていると思うけど?」

と、ユキちゃん。

「だって、ユキさん、ある意味、キス魔じゃないですか?」

「よく飲むと、ゆるちょさんのほっぺによくキスしてますし・・・」

と、池澤くん。

「はい?俺?」

と、僕。

「それは・・・ゆるちょさんはいつもわたしを上機嫌にしてくれるから・・・ご褒美の意味で・・・」

「ねえ?」

と、ユキちゃん。

「ねえ・・・って言われても・・・まあ、そういう意味なら、ねえ?」

と、僕。

「わたし、ゆるちょさんをどこか、セントバーナード犬みたいなイメージで捉えているんですよ」

「いつものんびり構えていて、結構、真面目なのに、いつもわたしの感情を上機嫌にしようといろいろしてくれて」

「で、ニコニコしながら、いつまでもわたしを待っていてくれる・・・そんな暖かいセントバーナードだから」

「ついキスしたくなるんです」

と、ユキちゃん。

「なるほど、精神的セントバーナードか」

と、貴島くん。

「ある意味、自分だけのお父さんみたいなイメージなのかもしれませんね」

と、池澤くん。

「で、キッスは男性がするものなの、女性がするものなの?」

と、お茶を飲みながら、御島さん。

「え?わたしは女性からするものだと思っていました」

「女性が男性を笑顔にしたい時や、褒めたい時に・・・女性から贈るプレゼントみたいな感じで・・・」

「・・・だって、恋は男性がプレゼンし、女性が決めるモノなのだから・・・女性に決定権があるわけでしょう?」

と、ユキちゃん。

「なるほど・・・それは、そうかもしれないね。僕の経験から言っても・・・女性から与えられるモノのイメージがあるな」

と、僕。

「僕はどちらかと言うと・・・女性もキスしたいって言うニュアンスと言うか、オーラを感じて」

「そのオーラを現実化する為に男性がするものだと思っていました。もちろん、相手の表情や目の感じ・・・」

「何より、相手のウエルカムオーラを感じるからこそ、男性はキスを実行出来る・・・そういうモノかなって思いますね」

と、貴島くん。

「なるほど・・・それもあながち間違いじゃないわね。多分、それって個人個人によるのね」

「オーラを感じて、男性の方から抱きしめられてキスされたい場合だってあるし、女性の方から思わずキスしたい場合もある」

「そういう風に考えた方が現実に即しているような気がするわね」

と、御島さん。

「でも、女性の出すオーラに気づかない男性も多いと思いますよ」

「わたしはどちらかと言うと普段、よく「近づかないでオーラ」を出しますけど・・・よく男性に無視されたりしますからね・・・」

と、ユキちゃん。

「ゆるちょくんに以前まとめて貰ったけど・・・女性の出す信号は何種類あるんだっけ?」

と、御島さん。

「まず、ユキちゃんが言った「オーラ」。あと「目の表情」。あと、最近、もうひとつ気づいてさ」

「・・・女性と記念写真撮る時に、ちょっと手が肩に触れたりすると・・・その瞬間、相手の感情が伝わってくるんだよね」

「「なんだよ、冷たい事言ってると思ったけど、なんだ、かんだ、嬉しいんじゃん」みたいな事って結構、多いからね」

と、僕。

「ああ、それは僕も感じますね。ほんのちょっと触れただけで相手の感情って伝わるもんですよね」

と、貴島くん。

「実際、女性って相手の男性に2つの感情しか無いもの。好意を持つ男性には「触って欲しい」って思っているし」

「興味の無い男性には「触るな」だもの・・・」

と、御島さん。

「あのー、そういう話で言うと、女性達って、例えばサラリーマンの場合、職場で、男性をそういう感情で見ているんですか?」

と、池澤くん。

「え?どういう事かしら?」

と、御島さん。

「そのー。僕、まだ、サラリーマンやってますけど、会社の女性について、好意を持つとか、そういう事は無く」

「男性と同じように平等に見てやってますけど・・・それは普通の事では無いんですか?」

と、池澤くん。

「そうね。女性からすると、平等では無いわね。まあ、個人差はあると思うけど、自分に自信のある女性は誰かひとりの男性に」

「好意を持っている・・・と言うより、恋をしているわ。それは未婚でも既婚でもね」

と、御島さん。

「ひとりの男性に恋しながら・・・他の男性にはまったく興味なし・・・あれ、たまに誤解されるけど、同じ職場にいると」

「いつの間にか、好意を自分に持っているんじゃないかって、思う、男性サラリーマンもいましたね」

「結局、そういう男性って、女性の「オーラ」や、目で出す印や、いろいろな女性のメッセージを読み取る能力が無くて」

「単に自分の思い込みだけで、女性を見ているって事なんですよね。だから、女性とのコミュニケーション能力が全然低いから」

「女性の気持ちが全く読めなくて・・・そういう男性に「近づくなオーラ」を出しても、理解出来ないって事になるんですよね」

と、ユキちゃん。

「ゆるちょくんは、そういう女性の「オーラ」については、学生時代、週末同棲していた彼女の気持ちを害したくなくて」

「実地に勉強出来て、身に着けていったって、以前、言ってくれたわよね」

と、御島さん。

「はい。ま、僕、当時から、よく彼女の地雷を踏んでいたみたいで、空気を「ピキッ」と凍らす事が多くて」

「まあ、彼女に迷惑かけたくないから・・・なんとなく身についていったみたいですね」

と、僕。

「そういう意味じゃあ、ゆるちょくんは常に現場主義って言うか・・・女性相手に特訓してきたって言うか」

「目の前の女性から、いろいろ教わったタイプなのよね」

と、御島さん。

「全部、そうですよ。毎回、女性が教えてくれたから・・・女性向けの能力が身についていったんです」

「こういう能力って本を読んでわかるものじゃない。自分で実地に女性に気付かされて、女性に鍛えられて来たものですね」

と、僕。

「じゃあ、もしかして、サラリーマンの男性は真面目に生きているつもりだけど、それが間違っているって事ですかね?」

「女性からすれば、既婚の女性も未婚の女性も毎日、恋をしていて、それを楽しんでいる。好意を持つ男性とは恋を楽しんでいる」

「し、そういう男性は女性に教育されて、いろいろな女性のコミュニケーション能力にも気づいている」

「だから、さらに女性との恋を楽しめていく・・・その一方で、真面目な男性は、女性に何も教わらないから」

「女性とのコミュニケーション能力にも気づけず、女性の意思そのものが理解出来ない・・・そして、そういう男性を」

「女性は興味を持てない相手としている・・・そういう事ですか?」

と、池澤くん。

「そうね。そういう事になるわね」

と、御島さん。

「でも、会社って仕事をやる所であって、恋をする所じゃないわけですよね」

と、池澤くん。

「あら、誰がそんな事を決めたの?人間は毎日をしあわせに生きていく権利があるんじゃないの?」

と、御島さん。

「いや、それはそうですけど・・・会社は真面目に生きるべき神聖な場所だと、僕は・・・」

と、池澤くん。

「あら、恋をしていては、その場所は汚れるのかしら?だいたい、真面目に生きるって、どういう事?」

「真面目に生きる事に何か価値があるの?」

と、御島さん。

「いや、真面目に・・・人様に迷惑をかけないように生きる事は、大事な事じゃないですか?」

と、池澤くん。

「真面目に生きるって事と、他人に迷惑をかけないように生きる事は厳密には違うわ」

「真面目に生きるって事は、前にユキちゃんが言葉にしていたけど、逃げよ。自分の決めたルールの中に逃げ込んでいるだけだわ」

「だから、女性の出しているメッセージすらわからなくなるんじゃない。それって女性に迷惑かけてるんじゃない?」

「女性が、「近くに寄らないで」オーラを出しているのに、カン違いして近づいたり、「この子、自分に気があるんじゃ」って」

「変な思い込みをして、女性を色目で見る事が女性に迷惑をかけていないって言うのかしら?」

と、御島さん。

「それは・・・」

と、池澤くん。

「結局、この世は、男女が一緒になって、しあわせを見つけていく・・・皆に愛されて、協力して貰って、しあわせを見つけていける」

「男女になる事が、しあわせを掴んでいく事なの。その為には、女性に愛されて、女性とのコミュニケーション能力を高めて」

「女性にも認められていく男性として、社会及び女性から、どんどん磨かれていけるからこそ、どんどんステージをあげていけるのよ」

「そういう男性が最終的には、社会として、求められるの」

と、御島さん。

「だから、男性だったら、どうしても、女性による磨きが必要なのよ。女性はそういう男性を見つけて、好意を持ち」

「素敵な男性に磨き上げていくの。それが世の中の仕組みなのよ」

と、御島さん。

「それも知らずに、そういう必要とされる男性になる事を拒み、「ただ真面目なだけ」と言う逃げ場所に逃げ込んで」

「女性とのコミュニケーション能力も高めず、女性に迷惑をかけてばかりな男性になったら、ステージアップどころじゃないでしょ?」

「「ただ真面目なだけ」のおっさん、なんて、女性に嫌われて、相手にもされないから、出世もおぼつかないわ」

と、御島さん。バッサリ。

「出世するオトコは、女性も男性も本能的に笑顔に出来るオトコよ。社会がそういう男性を待ってるの」

「逆に出世出来ないオトコは、女性にも男性にも興味を持たれないオトコよ。そういうオトコには誰も協力しないから」

「小さな仕事しか出来ないわ」

と、御島さん。

「出世するオトコは、そのオトコの仕事に皆が協力してくれる。それもこころから手を貸してくれるから、随分大きい仕事も」

「どんどん展開していく事が出来るわ。それが出世の原理。仕事が出来るとはそういう事なの。目先の仕事をこなすだけで」

「精一杯じゃ、ダメなの」

と、御島さん。

「だから、女性の出すメッセージ、オーラ、目、スキンシップ・・・これで、相手の女性の感情を捉まえる事は」

「出来る男性になりたかったら、必須になるのよー」

と、御島さん。

「恋をしている女性って、まあ、目でわかるんだよね。僕も社会に出てから、そういう既婚の女性も恋をしているって現実に気づいた方だから」

「大分最初は混乱した。でも、実際、既婚の女性も恋をしている。だいたい既婚の女性の方が恋に慣れているし、男性を見る目が練れている」

「だから、恋に落ちてくるけど、もちろん、それはプラトニックラブだ。そして、プラトニックラブだからこそ、相手の男性のチカラになりたいし」

「やさしくしたいって事になる。まあ、そういう女性にいろいろ教えて貰えるからこそ、男性は成長出来る。それが男性が成長していくカラクリだと」

「大人になってから、気付かされた・・・そういう話だよ」

と、僕。

「だから、女性の出すオーラくらいは、わかるようになった方がいい。あるいは、女性は目で恋を語るから、相手の目が何を言っているかくらいは」

「わかる方がいいし・・・ま、とりあえず、自分を見る相手の女性の目が笑っていたら、御の字で、不快な表情をしていたら、近寄らないこった」

「ま、その前にオーラがわかるようになっておかないと、やばいんじゃない」

と、僕。

「それにね。結局、日本社会って、自分に自信の出来た男性や女性は脱サラして、個人で世に出るわ。それって一匹狼で、個人名で、社会に必要にされるって事なの」

「そうなったら、人間の関係性は、個人対個人って事になるの。会社に守られていて、会社の看板の下で働いていたサラリーマンでは当然無くなるわけなの」

「これってもちろん、いろいろな意味があるんだけど、シビアに実力が試されるって事なの。だから、チカラが無ければ、使われる事は無い。仕事にもありつけないわ」

「だけど、必要とされれば、仕事がある。それだけの世界なの。厳しい世界だわ。でも、だからこそ、実力が認められ、その人間が愛されるようになれば」

「すべての歯車は良い方向に向かっていく。そういう事なの」

と、御島さん。

「だから、ゆるちょくんは、どんどん実力を磨いていく為にも、女性に愛される方法をいくつも女性に教えて貰って・・・この日本社会でどんどん大きくなろうとしている」

「そういう人間だからこそ、女性のメッセージすら読み取れる自分に進化・成長したのよ。そういう厳しい社会で生きているからこそ、女性を味方にするやり方を学んだし」

「女性達がその方法を教えたのよ・・・厳しい社会で生き残る為に、ね・・・」

と、御島さん。

「だから、そういう一匹狼の厳しい社会で生きているゆるちょくんは、女性を味方にしているけど、会社と言う温い場所で生きているサラリーマンの男性達は」

「女性すら、味方につける努力すら、していない・・・そういう事なんじゃないかしら」

と、御島さん。

「でも、どうなんでしょうね?サラリーマンの男性って、早いウチに結婚して」

「奥さんと一緒に住んでいる人が大半じゃないですか?だとすれば、ゆるちょさんみたいに、女性の出すオーラの存在に」

「早いうちに気づくはずなんですけどね」

と、ユキちゃん。

「・・・そうね。結局、そのオーラに気づけなかったオトコ達は、家でも奥さんと不仲・・・そういう事じゃないの?」

と、御島さん。

「この間、雑誌の特集で見ましたけど、世の男性も女性も、「相手に触られたくない」ってアンケートが上位に来ていましたから」

「「相手に触れられたくない」って、「近寄るなオーラ」を出しているって事だから・・・関係性そのものが終わっているような」

「気がするんだよね・・・既婚の男女の話だけど・・・」

と、僕。

「そういう事になるわね・・・やだやだ。わたしはそうは、なりたくないわ」

「・・・そういう意味じゃあ、キスもスキンシップの一種よね。ね、ユキちゃん」

と、御島さん。

「はあ。そうなりますね・・・」

と、ユキちゃん。

「今日はキスする為に飲みに行く?ちょっとくさくさしたから、飲み行きましょう」

「パーっとやって、この気分、脱出しましょう」

と、御島さん。

「よし。今日は暖かいお鍋を食べながら、恋バナでもしましょう」

「楽しい気分をもっと、盛り上げなきゃ!」

と、御島さんは言うと、社長室へ、着替えに入っていった。

「今日は社長、キス魔になりそうだぞ」

と、貴島くん。

「はあ。そうかもしれませんね。ま、でも、それも楽しいかも」

と、池澤くんは、言って、残っていた、どら焼きのカケラを口にいれた。


(おしまい)