すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

我が町も桜シーズンに!

2012-05-02 09:18:38 | 日々の出来事
待ち遠しかった桜の開花、我が町もいよいよです!

一昨日新潟県から戻って来る途中、西会津町は満開、
会津若松が桜吹雪、磐梯町は7分~8分咲きだったけど
我が町は、咲きそうでもうちょっとという感じだった
のに、昨日まで3日続いた暖かな気温で一気に開花。

日当たりのいい場所は満開に近いくらいでしたよ~。

亀ヶ城址の公園は満開の桜から残雪の磐梯山が見えて
最高のロケーション!





















公園の一角には古民家が。
茅葺の屋根とのコントラスト、これぞ日本の春ですよね~。





町役場の前の並木道もキレイでした。





町の中は満開の桜があちこちに、長い冬を耐えた桜。
花の時期は短くてちょっと切ないけど、この美しさは
やはり日本人でよかったって感じさせてくれますねー。


おまけに、椿の花を。
バラのように鮮やかで美しい!




4月の読書記録

2012-05-01 09:35:31 | 読書
4月の読書記録のまとめです。


2012年4月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:9006ページ
ナイス数:1163ナイス

■明日の話はしない (幻冬舎文庫)
「明日の話はしない」別々の場所、時代で生きた3人が自らに課した共通ルール。3つの話がすべてつながっていて、救いようのない結末を迎えて。やりきれない思いで読了した。気持ちが下向きの時はこういう本は読まないほうがいい。
読了日:04月29日 著者:永嶋 恵美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18590339

■夢違
夢を可視化できる機械が出来たなら?それを元に心理を探ったり夢判断をするいう職業があったなら?不思議な世界だけど実現するのは難しいだろうなと思いつつ読了。主人公の奥様がとても気の毒というのが正直な感想。結局子供たちの集団ヒステリーはいったい何だったのか?謎のまま終わってしまった。でも、恩田さんの描くこういう世界観は嫌いではない。
読了日:04月28日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18590048

■ピエタ
スカフェータという、捨て子をする場所に置き去りにされた娘たち。ピエタ慈善院で成長する彼女らは音楽的才能のあるなしで、生き方が決まって来る。賢さでピエタの運営に携わるエミーリアは貴族の娘ヴェロニカにヴィヴァルディ先生の楽譜探しを依頼される。仮面をつけて歩くカーニバルの街の中、華やかさと静けさの印象的な物語。どれだけ探しても見つからなかった1枚の楽譜の行方は…感動的なラスト。読み手の力不足か、やけに時間がかかってしまった。
読了日:04月27日 著者:大島真寿美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18512627

■傷痕 (講談社文庫)
実父は一家惨殺事件の主犯として死刑になり、共犯者は刑期を終えて出所。共犯者小田島が目の前に現れた時、一色知也の身の回りに起きた色々な出来事は。。 うーーん、ちょっと詰め込み過ぎているわりに、読後はさらりと忘れてしまいそうな…。
読了日:04月25日 著者:矢口 敦子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18466829

■RURIKO
戦後の映画史を読むような感じだった。天性の美貌に恵まれた女優浅丘ルリ子の一代記。石原裕次郎と小林旭という2大スターとの関わりや美空ひばりとの交流が興味深かった。裕次郎、私はちっとも魅力を感じなかったし、小林旭も好きじゃなかったけどね。。
読了日:04月24日 著者:林 真理子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18434574

■のぼうの城
わずか一千の兵で二万の大軍に負けなかった忍城。城攻めの攻防が面白く、民百姓を愛しむ長親が素敵。本物のでくのぼうなのか、とてつもない大物なのか。
読了日:04月23日 著者:和田 竜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18399698

■喋々喃々
雪道さんからのハガキで涙…。谷中の風景や食べ物の美味しそうな表現に唸らされる。栞さんがきちんと生きているのに、めぐり合えた恋が不倫だったのはちょっと切なすぎる。イッセーさんのいなせな感じが大好き。食堂かたつむりよりこちらの方が好きだな。
読了日:04月20日 著者:小川 糸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18333665

■外事警察 CODE:ジャスミン
ややこしくて、難解。これは今一つという感想で。しばらくこの方の作品はお休みしよう。
読了日:04月19日 著者:麻生 幾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18311649

■マリアビートル
むかつく中学生に苛立ちながら何とか読了。新幹線に死体がごろごろなんてありえない設定だけど、木村おじいちゃん、おばあちゃんが格好良かった。七尾の不運さが可笑しくて、人殺しなのに応援する気持ちで読んでしまった。
読了日:04月19日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18295725

■英雄の書 下
上巻のラストから、期待しながら読み切ったけれども、最後はちょっと不完全燃焼気味。ユーリの成長譚ではないし、ハッピーエンドにするには兄大樹の罪は重すぎるし。これで終わりではなくて、むしろ新たな物語の始まりという風にとらえたいな。宮部さん、お待ちしてます!
読了日:04月17日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18262778

■英雄の書 上
こういうRPGのようなお話、好きだな~。大好きなお兄ちゃんがクラスメイトを傷つけて姿を消す。古い書物たちに導かれて兄を救う旅に出る小5の妹友理子。世界観がやや難解だけど、友理子がユーリになり現実世界に戻ってからの展開は読みやすくなり一気に進む。兄の抱えていた苦悩を知り、どうなっていくのか?下巻へ。
読了日:04月16日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18241545

■ふがいない僕は空を見た
何度も図書館や書店で手にとってパラパラと読んでは棚に戻しを繰り返し、ようやく腹を決めて読み切った1冊。性から生への物語。卓巳とあんずの描写にはちょっと辟易させられたけど、セイタカアワダチソウの空の福田君に涙。けなげに頑張る彼に救いの手が、と思ったら…。お産は一筋縄で行かないし、子育てはもっと一筋縄では行かないのだよ。。読メがなかったら絶対読んでなかった種類の本だけど、ちょっと窪さん、追いかけてみたい。
読了日:04月15日 著者:窪 美澄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18220990

■外事警察
日本のテロ対策や公安捜査などなど、スピーディーな展開は面白いんだけど、みなさん感想でおっしゃるように登場人物が多すぎてちょっと読み難い。今日びのこの国の危機管理能力のなさは、小説よりももっと危ない状況なのかも?
読了日:04月14日 著者:麻生 幾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18197714

■偉大なる、しゅららぼん
タイトルで引いてしまって中々手を出せずにいた1冊。琵琶湖畔の石走を舞台に日出家と棗家の対立もの?と思ったらば…。赤い制服=滋賀の赤コンニャクで笑えたり、淡十郎くんの純情がほほえましかったりと楽しい青春もの。ラストは大好き。食わず嫌いでいたことをちょっと後悔。
読了日:04月14日 著者:万城目 学
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18174034

■露の玉垣
越後新発田藩の溝口家の家臣譜をもとに組み立てられた物語。短編集ではあるけれども、溝口の家に関わりのある人々を年代を追って書き表している。外様である越後の小藩の貧しい家臣たちの生きざまが詳しく描かれている。新潟出身の私にはなじみのある地名も出て来て興味深く読めた。
読了日:04月13日 著者:乙川 優三郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18158566

■明日の空
今までの貫井さんの作風と真逆なイメージに驚く。これは、ご自身の奥様の闘病のこととかと関係あるのかしらと思ってみたり。。アンディかあ、なるほど。最後がハッピーエンドな感じなので読み心地はよかった。
読了日:04月11日 著者:貫井 徳郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18122078

■ヒア・カムズ・ザ・サン
7行のあらすじから誕生した二つの物語。私は前半が好き。後半パラレルの父はダメっぷりが凄過ぎてお話しに入り込めなかった。特殊な能力を持ってしまった真也の苦しみや、まっすぐに生きるカオルへの思いがよかった。カオルのお母さん輝子さんが好きだな。
読了日:04月11日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18118214

■川の光
読売で連載しているときに、毎日楽しく読んでいたもの。現在続編「タミーを救え」を連載中で、懐かしいこちらを見つけて読んでみた。クマネズミの父とタータ・チッチの3匹が住み家にしていた川を暗渠にされるということで、新しい家を見つけるために大冒険をする。小さく非力なネズミの親子が力を合わせて前へ進む、出会ったドブネズミ、スズメ、猫、もぐら、少年たち、動物病院の院長夫妻、そしてゴールデンレトリバーのタミーに助けられ安住の地を見つけるというもの。楽しくて好きな本。
読了日:04月10日 著者:松浦 寿輝
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18104275

■横道世之介
これは好きな本。「悪人」や「さよなら渓谷」のダークな本より、ちょっと笑えて物悲しい世之介の生き方が良かった。お嬢様祥子が良いキャラクターで大好き。二人の運命を決定づけたボートピープル、あの時代によくニュースになっていたっけなぁ。学生時代の世之介をふとした拍子に思い出す、関わりのあった人たちのその後のエピソードも良かった。
読了日:04月10日 著者:吉田 修一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18088658

■冬姫
期待の葉室さんが蒲生氏郷の正室冬姫を、っと思って読み始めたら、あららこれは時代小説ではなくてファンタジー?!でも、面白く読めたけどね。「女いくさ」、戦国時代の大名家の娘たちは、政略のもとに嫁がされ、政治を裏から支えたり動かしたり。もずと又蔵の冬姫への献身がよかった。
読了日:04月09日 著者:葉室 麟
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18069005

■トリアングル (中公文庫)
あー、やっぱり私は不倫ものは苦手だっていうことを再確認。人の不幸の上に自分の幸福は築けないよ。。でも、文章は上手いし、さすがだなっていう感想。
読了日:04月07日 著者:俵 万智
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18026182

■神様からひと言 (光文社文庫)
面白かった!大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。販売会議でトラブルを起こして「お客様相談室」へ異動となる。リストラ要員収容所と恐れられるその場所でクレーム処理に奔走する毎日。やくざとの対決が痛快で爆笑した。主人公の活躍でこのとんでもない会社が再生するのかと思いきや、全く違う地点に着地するけれど、ラストも良かった。
読了日:04月05日 著者:荻原 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17987534

■名残り火 (てのひらの闇 (2))
元の同僚で無二の親友であった柿島の死。夜の街中の駐車場で何者かに暴行を受けて入院中に死亡した。なぜ彼は殺されたのか?彼の死の真相を解明するために動き出す堀江。中々読み進め難くて、ちょっと時間がかかった。後半のたたみかけるような展開でようやく読了。藤原さんの遺作、謹んでご冥福を祈ります。
読了日:04月04日 著者:藤原 伊織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17965874

■その日のまえに
命の終わりを迎えようとする人を見送る物語。短編集かと思ったらみんなつながっていて。子供を残して逝かなければならない切なさ、その日を迎えその日のあとの話に来て、こらえられずに涙…。今、与えられている命を大切に生きようと思った。
読了日:04月03日 著者:重松 清
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17928696

■紅梅
頑固で生真面目な作家の夫の闘病を見守り支える女流作家の妻。吉村昭先生の壮絶な闘病の日々と奥様の献身。ご夫婦で文学を生業とするということは、常人にには計り知れないご苦労もあったと思う。津村先生のますますのご活躍を願いたい。
読了日:04月02日 著者:津村 節子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17909015

■確信犯
広島で起きた殺人事件、被告人は裁判で無罪になる。14年後、末期癌に冒された元被告が犯行を告白し…。裁判官といえども間違いは犯すかもしれないし、法律家も様々な人もいる。確信犯が誰だったのかは最後に明かされるけど、司法制度の改革の道のりは遠そうだな。
読了日:04月01日 著者:大門 剛明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17888775


▼2012年4月の読書メーターまとめ詳細
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