4月は出かけていたので、やや読書量がペースダウン。
印象に残ったのは「お父さんはやっていない」
2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:8535ページ
ナイス数:1823ナイス
55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)の感想
文庫になっていたので、即購入!図書館で長く順番待ちをしていましたがこっちが早かったですw 結婚相談所・空飛ぶ夢をもう一度・キャンピングカー・ペットロス・トラベルヘルパーの5編。同年代の私にとって身につまされるような話ばかり。どれも読みごたえがありました。キャンピングカーのダンナ様、思わずあるあると笑えました。
読了日:4月27日 著者:村上龍
復讐プランナー (河出文庫)の感想
中学校に入って間もなくイジメにあってしまった雄哉と章司。イジメに立ち向かう術をアドバイスしてくれる不思議な先輩と「復讐ノート」。多感で未熟な中学生たちがイジメをどう克服して行くか、これは中学生とその親御さん世代にお勧めの本です。短いのであっという間に読めますよ。
読了日:4月26日 著者:あさのあつこ
夜の終焉(下) (中公文庫)の感想
20年前に汐灘で起きた殺人事件、その被害者と加害者を結ぶ糸。重い宿命を背負った者同士が一人の少女をきっかけにつながる。煮え切らない「真野」にややイライラとしましたが、読後感は良かったです。シリーズ物ですがこの作品単独でも読めるのでお勧めです。少女の身元は途中で気づいてしまいました!
読了日:4月25日 著者:堂場瞬一
夜の終焉(上) (中公文庫)の感想
故郷を捨て20年、深夜喫茶を営む中年の男「真野」は、目の前で車にひかれて意識を失ったままの少女の唯一の手掛かり、「汐灘」の地図をきっかけに捨てた故郷へ赴くことになる。感想は下巻で。
読了日:4月23日 著者:堂場瞬一
光の雨 (新潮文庫)の感想
2030年、死刑制度の廃止により釈放された元死刑囚「玉井潔」が語る60年前の事件。若い予備校生のカップルに自分たちが夢見た『革命』とその破局の長い物語を伝えてゆく。連合赤軍事件の全容を知ることが出来る貴重な一書。
読了日:4月22日 著者:立松和平
晩夏に捧ぐ (成風堂書店事件メモ(出張編)) (創元推理文庫)の感想
長野に住む元同僚美保の依頼で老舗書店に現れた幽霊事件の謎ときに赴いた、成風堂書店の杏子と多絵。27年前の作家殺人事件の真相を追うことに。短編の方が、このシリーズの良さが出るのではないかと感じましたが、中々面白く読了出来ました。これはシリーズ全編制覇したいと思います。
読了日:4月19日 著者:大崎梢
文庫 セレモニー黒真珠 (MF文庫ダ・ヴィンチ)の感想
町の小さな葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台にした連作短編集。こんな葬儀屋さんが身近にあればぜひお世話になってみたいかも?と思わせてくれる。宮木さん、こういう作品も書かれるのかと驚きました。面白かったです!
読了日:4月18日 著者:宮木あや子
水を打つ(下) (実業之日本社文庫)の感想
この小説の中では東京で開催されるオリンピック。国際水連に認められない新型水着と、それに依存してきた天才スイマー小泉。見守るコーチ今岡とメドレーリレーに挑む選手たち。息詰まるレースの展開と選手たちの絆を描いた感動の物語。スポーツ観戦大好きな私にはお気に入りの1冊になりました。
読了日:4月17日 著者:堂場瞬一
水を打つ(上) (実業之日本社文庫)の感想
競泳のオリンピック代表候補の選手たちの物語。北京五輪の直前に話題になった高速水着を思い出しながら一気に読了。感想は下巻で。
読了日:4月16日 著者:堂場瞬一
サイレント・ブラッド (角川文庫)の感想
失踪した父の車が長野県大町市で見つかり、息子一成が父の足取りを追う。東京出身だと言う父とこの地の関わりは?謎の名前と地名、山岳サスペンスとしても面白く読めた。
読了日:4月15日 著者:北林一光
時限 (講談社文庫)の感想
単行本で読了済みでした。京女の女性刑事片岡夏子が不可解な首つり死体の謎ときに挑む物語。そういえば、この女性刑事さんがあまり好きじゃなかったということを思い出しながら読了しました。内容としては2時間ドラマ風。
読了日:4月13日 著者:鏑木蓮
配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)の感想
駅ビル内書店「成風堂」シリーズ第1弾。大好きな書店が舞台のミステリー。書店員さんのお仕事やバックヤードの様子、お客さんとのやり取りなど、期待通りの面白さ。6冊目のメッセージが大好きです。
読了日:4月11日 著者:大崎梢
あん (一般書)の感想
読み友chimakoさんのお勧め本!やる気のない雇われ店長千太郎が切り盛りする「どら春」に、餡子を美味しく炊くおばあさんがやってきて。おばあさん、徳江さんの指には障害が…。無知による偏見、差別された病、隔離されて名前まで変えさせられた患者たち。ハンセン病の患者さんたちの歩んで来た人生の悲しさがやりきれなくなります。これは沢山の皆さんに読んで欲しいですね。お勧めします。
読了日:4月10日 著者:ドリアン助川
はとの神様の感想
悟とみなと、二人の少年と、美しいハーフの少女ユリカが出会い、鳩を育てレースに参加させる。前半の3人の冒険はかなりワクワクさせられ、タイトルの意味そのまま。後半は成人した二人の男のそれぞれの鳩レースへの思いと守るべき人への思い。馬は血で走る、鳩は血で飛ぶ、なるほどでした。鳩少年だったダンナに勧めてみようかな?
読了日:4月10日 著者:関口尚
アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)の感想
前作の舞台から5年の時を経て、ナイジェルの悲しい最期が。その死の謎を解くカギは彼の秘められた過去。醜い権力者たちの横暴と正義の人サー・ジョン・フィールディング判事の攻防。この終わり方は続きが読めそうかもと期待感大!皆川さん、母と同じ年齢…。お元気で、ぜひぜひ続編をお願いしたいです。
読了日:4月9日 著者:皆川博子
灰と話す男 消防女子!! 高柳蘭の奮闘の感想
シリーズ第2弾。仲間の殉職という悲しみを乗り越え、消防士の使命に生きる蘭。現場の描写は生々しく、地下街の火災のシーンは読んでいて恐ろしくなりました。ラストは涙々。
読了日:4月6日 著者:佐藤青南
幽霊の涙―お鳥見女房の感想
代々お鳥見役をおおせつかっている矢島家。今度は息子久太郎が相模の国へ出向いて。嫁いだ娘の懐妊、次男の嫁の流産、夫の思わぬ「遠慮」という沙汰。どんな大変な出来事があっても珠世さんに任せておけばすべて上手くいく。悲しい出来事を乗り越えて、この大家族の行く末が幸多いことを願って読了。
読了日:4月6日 著者:諸田玲子
お父さんはやってないの感想
通勤電車の中で痴漢をしたと女性に訴えられ、事実無根なので警察に連れて行かれた谷田部さん。話せば分かると言うのは、全く通じない世界。どんなにか辛かったでしょうか。支え続けた奥様あつ子さんの健気さ、表紙のお子さんたちの抗議文、胸に迫りました。映画「それでもボクはやってない」の原作モデルの方と奥様の手記。素人が司法に立ち向かうことの難しさを感じ、冤罪はこうして作られるのかとやりきれなくなりました。お勧めします。
読了日:4月6日 著者:矢田部孝司+あつ子
七色の毒 (単行本)の感想
犬養刑事が関わる7つの事件。どれもみな人間の悪意が恐ろしい…。黒いハトが一番悪いかな?短編なのであっさりと読み終えてしまい、何だか消化不良です。やはり中山さんの長編が好きですね。
読了日:4月5日 著者:中山七里
レオン氏郷(うじさと)の感想
読み応えがありました。会津の鶴ヶ城を築いた武将という程度の知識しかない私ですが、これを読むと秀吉や政宗が嫌いになりそうですね。氏郷のような人物が天下を取っていたら、歴史はどう動いていたのでしょうか。想像すると面白いです。
読了日:4月5日 著者:安部龍太郎
東京ホタルの感想
5人の作家さんの短編集。小松エメルさんは初読みです。それぞれ素敵な物語で良かったですね。このイベント、機会があれば見に行きたいです。表紙がとても美しい!
読了日:4月4日 著者:小路幸也,原田マハ,中村航,小松エメル,穂高明
火天の城の感想
壮大で華麗な安土城を築いた番匠たち。棟梁岡部又右衛門以言、又兵衛以俊親子を中心に話が進められる。信長からの無理難題に智慧を凝らして応える職人の心意気。父と息子がいつしか心を通わせ、共に天主構築に励む姿は感動的でした。愚かな信雄のせいでこのお城が焼失してしまったことは、返す返すも残念です。
読了日:4月3日 著者:山本兼一
茨の木の感想
亡き父の遺品のヴァイオリンのルーツを探す旅に、イギリスへ渡った真二。湖水地方の小さなホテルの主、マリーさんが素敵で、こんな場所に泊まってみたいと思ったり。ラストで兄の思いに気づいたシーン、響子の演奏、涙が出ました。さださんは、物語作りが上手いですね。お勧めです。
読了日:4月2日 著者:さだまさし
僕と先生の感想
お久しぶりの隼人君と二葉の謎とき。前作から時間が経っていたけれど、読み始めたらあっという間に世界に入り込めました。怪盗レディバード、やっぱりそれは犯罪でしょ~?「優しい人」と「差別と区別」が好みでした。これはシリーズ化して欲しいですね。面白かったです。
読了日:4月2日 著者:坂木司
シャイロックの子供たちの感想
東京第一銀行長原支店を舞台にした群像劇。立身出世だけが望みの副支店長、バンカーとしての理想と上司からの締め付けに悩む若手行員、成果を期待されるあまり精神を病む者、支店内で起きた事件を追ううちに突然失踪するもの、エースとして期待されながら不正に手を染める者、銀行ってホントにこんな事件が多いのかしら?池井戸作品にしては、スッキリ面白いと言う印象ではなかったですね。
読了日:4月1日 著者:池井戸潤
読書メーター
印象に残ったのは「お父さんはやっていない」
2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:8535ページ
ナイス数:1823ナイス
55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)の感想
文庫になっていたので、即購入!図書館で長く順番待ちをしていましたがこっちが早かったですw 結婚相談所・空飛ぶ夢をもう一度・キャンピングカー・ペットロス・トラベルヘルパーの5編。同年代の私にとって身につまされるような話ばかり。どれも読みごたえがありました。キャンピングカーのダンナ様、思わずあるあると笑えました。
読了日:4月27日 著者:村上龍
復讐プランナー (河出文庫)の感想
中学校に入って間もなくイジメにあってしまった雄哉と章司。イジメに立ち向かう術をアドバイスしてくれる不思議な先輩と「復讐ノート」。多感で未熟な中学生たちがイジメをどう克服して行くか、これは中学生とその親御さん世代にお勧めの本です。短いのであっという間に読めますよ。
読了日:4月26日 著者:あさのあつこ
夜の終焉(下) (中公文庫)の感想
20年前に汐灘で起きた殺人事件、その被害者と加害者を結ぶ糸。重い宿命を背負った者同士が一人の少女をきっかけにつながる。煮え切らない「真野」にややイライラとしましたが、読後感は良かったです。シリーズ物ですがこの作品単独でも読めるのでお勧めです。少女の身元は途中で気づいてしまいました!
読了日:4月25日 著者:堂場瞬一
夜の終焉(上) (中公文庫)の感想
故郷を捨て20年、深夜喫茶を営む中年の男「真野」は、目の前で車にひかれて意識を失ったままの少女の唯一の手掛かり、「汐灘」の地図をきっかけに捨てた故郷へ赴くことになる。感想は下巻で。
読了日:4月23日 著者:堂場瞬一
光の雨 (新潮文庫)の感想
2030年、死刑制度の廃止により釈放された元死刑囚「玉井潔」が語る60年前の事件。若い予備校生のカップルに自分たちが夢見た『革命』とその破局の長い物語を伝えてゆく。連合赤軍事件の全容を知ることが出来る貴重な一書。
読了日:4月22日 著者:立松和平
晩夏に捧ぐ (成風堂書店事件メモ(出張編)) (創元推理文庫)の感想
長野に住む元同僚美保の依頼で老舗書店に現れた幽霊事件の謎ときに赴いた、成風堂書店の杏子と多絵。27年前の作家殺人事件の真相を追うことに。短編の方が、このシリーズの良さが出るのではないかと感じましたが、中々面白く読了出来ました。これはシリーズ全編制覇したいと思います。
読了日:4月19日 著者:大崎梢
文庫 セレモニー黒真珠 (MF文庫ダ・ヴィンチ)の感想
町の小さな葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台にした連作短編集。こんな葬儀屋さんが身近にあればぜひお世話になってみたいかも?と思わせてくれる。宮木さん、こういう作品も書かれるのかと驚きました。面白かったです!
読了日:4月18日 著者:宮木あや子
水を打つ(下) (実業之日本社文庫)の感想
この小説の中では東京で開催されるオリンピック。国際水連に認められない新型水着と、それに依存してきた天才スイマー小泉。見守るコーチ今岡とメドレーリレーに挑む選手たち。息詰まるレースの展開と選手たちの絆を描いた感動の物語。スポーツ観戦大好きな私にはお気に入りの1冊になりました。
読了日:4月17日 著者:堂場瞬一
水を打つ(上) (実業之日本社文庫)の感想
競泳のオリンピック代表候補の選手たちの物語。北京五輪の直前に話題になった高速水着を思い出しながら一気に読了。感想は下巻で。
読了日:4月16日 著者:堂場瞬一
サイレント・ブラッド (角川文庫)の感想
失踪した父の車が長野県大町市で見つかり、息子一成が父の足取りを追う。東京出身だと言う父とこの地の関わりは?謎の名前と地名、山岳サスペンスとしても面白く読めた。
読了日:4月15日 著者:北林一光
時限 (講談社文庫)の感想
単行本で読了済みでした。京女の女性刑事片岡夏子が不可解な首つり死体の謎ときに挑む物語。そういえば、この女性刑事さんがあまり好きじゃなかったということを思い出しながら読了しました。内容としては2時間ドラマ風。
読了日:4月13日 著者:鏑木蓮
配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)の感想
駅ビル内書店「成風堂」シリーズ第1弾。大好きな書店が舞台のミステリー。書店員さんのお仕事やバックヤードの様子、お客さんとのやり取りなど、期待通りの面白さ。6冊目のメッセージが大好きです。
読了日:4月11日 著者:大崎梢
あん (一般書)の感想
読み友chimakoさんのお勧め本!やる気のない雇われ店長千太郎が切り盛りする「どら春」に、餡子を美味しく炊くおばあさんがやってきて。おばあさん、徳江さんの指には障害が…。無知による偏見、差別された病、隔離されて名前まで変えさせられた患者たち。ハンセン病の患者さんたちの歩んで来た人生の悲しさがやりきれなくなります。これは沢山の皆さんに読んで欲しいですね。お勧めします。
読了日:4月10日 著者:ドリアン助川
はとの神様の感想
悟とみなと、二人の少年と、美しいハーフの少女ユリカが出会い、鳩を育てレースに参加させる。前半の3人の冒険はかなりワクワクさせられ、タイトルの意味そのまま。後半は成人した二人の男のそれぞれの鳩レースへの思いと守るべき人への思い。馬は血で走る、鳩は血で飛ぶ、なるほどでした。鳩少年だったダンナに勧めてみようかな?
読了日:4月10日 著者:関口尚
アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)の感想
前作の舞台から5年の時を経て、ナイジェルの悲しい最期が。その死の謎を解くカギは彼の秘められた過去。醜い権力者たちの横暴と正義の人サー・ジョン・フィールディング判事の攻防。この終わり方は続きが読めそうかもと期待感大!皆川さん、母と同じ年齢…。お元気で、ぜひぜひ続編をお願いしたいです。
読了日:4月9日 著者:皆川博子
灰と話す男 消防女子!! 高柳蘭の奮闘の感想
シリーズ第2弾。仲間の殉職という悲しみを乗り越え、消防士の使命に生きる蘭。現場の描写は生々しく、地下街の火災のシーンは読んでいて恐ろしくなりました。ラストは涙々。
読了日:4月6日 著者:佐藤青南
幽霊の涙―お鳥見女房の感想
代々お鳥見役をおおせつかっている矢島家。今度は息子久太郎が相模の国へ出向いて。嫁いだ娘の懐妊、次男の嫁の流産、夫の思わぬ「遠慮」という沙汰。どんな大変な出来事があっても珠世さんに任せておけばすべて上手くいく。悲しい出来事を乗り越えて、この大家族の行く末が幸多いことを願って読了。
読了日:4月6日 著者:諸田玲子
お父さんはやってないの感想
通勤電車の中で痴漢をしたと女性に訴えられ、事実無根なので警察に連れて行かれた谷田部さん。話せば分かると言うのは、全く通じない世界。どんなにか辛かったでしょうか。支え続けた奥様あつ子さんの健気さ、表紙のお子さんたちの抗議文、胸に迫りました。映画「それでもボクはやってない」の原作モデルの方と奥様の手記。素人が司法に立ち向かうことの難しさを感じ、冤罪はこうして作られるのかとやりきれなくなりました。お勧めします。
読了日:4月6日 著者:矢田部孝司+あつ子
七色の毒 (単行本)の感想
犬養刑事が関わる7つの事件。どれもみな人間の悪意が恐ろしい…。黒いハトが一番悪いかな?短編なのであっさりと読み終えてしまい、何だか消化不良です。やはり中山さんの長編が好きですね。
読了日:4月5日 著者:中山七里
レオン氏郷(うじさと)の感想
読み応えがありました。会津の鶴ヶ城を築いた武将という程度の知識しかない私ですが、これを読むと秀吉や政宗が嫌いになりそうですね。氏郷のような人物が天下を取っていたら、歴史はどう動いていたのでしょうか。想像すると面白いです。
読了日:4月5日 著者:安部龍太郎
東京ホタルの感想
5人の作家さんの短編集。小松エメルさんは初読みです。それぞれ素敵な物語で良かったですね。このイベント、機会があれば見に行きたいです。表紙がとても美しい!
読了日:4月4日 著者:小路幸也,原田マハ,中村航,小松エメル,穂高明
火天の城の感想
壮大で華麗な安土城を築いた番匠たち。棟梁岡部又右衛門以言、又兵衛以俊親子を中心に話が進められる。信長からの無理難題に智慧を凝らして応える職人の心意気。父と息子がいつしか心を通わせ、共に天主構築に励む姿は感動的でした。愚かな信雄のせいでこのお城が焼失してしまったことは、返す返すも残念です。
読了日:4月3日 著者:山本兼一
茨の木の感想
亡き父の遺品のヴァイオリンのルーツを探す旅に、イギリスへ渡った真二。湖水地方の小さなホテルの主、マリーさんが素敵で、こんな場所に泊まってみたいと思ったり。ラストで兄の思いに気づいたシーン、響子の演奏、涙が出ました。さださんは、物語作りが上手いですね。お勧めです。
読了日:4月2日 著者:さだまさし
僕と先生の感想
お久しぶりの隼人君と二葉の謎とき。前作から時間が経っていたけれど、読み始めたらあっという間に世界に入り込めました。怪盗レディバード、やっぱりそれは犯罪でしょ~?「優しい人」と「差別と区別」が好みでした。これはシリーズ化して欲しいですね。面白かったです。
読了日:4月2日 著者:坂木司
シャイロックの子供たちの感想
東京第一銀行長原支店を舞台にした群像劇。立身出世だけが望みの副支店長、バンカーとしての理想と上司からの締め付けに悩む若手行員、成果を期待されるあまり精神を病む者、支店内で起きた事件を追ううちに突然失踪するもの、エースとして期待されながら不正に手を染める者、銀行ってホントにこんな事件が多いのかしら?池井戸作品にしては、スッキリ面白いと言う印象ではなかったですね。
読了日:4月1日 著者:池井戸潤
読書メーター