すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

五浦海岸⇒袋田の滝⇒奥日光

2012-08-06 19:58:15 | 旅日記
夏の旅を楽しんでまいりました。

4日土曜日、我が家からまっしぐらに太平洋岸へ。
最初の目的地は「勿来の関」

http://mps.fukushima-nct.ac.jp/iwakiwiki/index.php/%E5%8B%BF%E6%9D%A5%E3%81%AE%E9%96%A2

うっそうとした緑の木々に囲まれた、いにしえの関所。
福島県には県南地方に白河の関、そして浜通りのいわきに
勿来の関と二つの関所が。

関所を見て、一路太平洋沿いを南下。
次の目的地は五浦(いずら)海岸。

ここは近代日本を代表する思想家岡倉天心が最晩年を過ごした地。
美しい岩が太平洋にせり出す景勝の地。

日本美術院をこの地に創設し、明治38年に六角堂を建てた。

以来100年に渡り、美しい姿を海辺の奇岩の景観に表して
いたのが、昨年3月の大震災による津波で流出してしまったと
いうことだったのが、茨城大学の尽力で今年の4月に再建され
たというので、見学に。

美しい海岸と、美しい六角堂!
感動の光景でした。

が、残念なことに、六角堂を一望できる五浦海岸公園は、まだ
震災の被害が大きく、立ち入り禁止。
美しい六角堂の写真は撮れなくてガッカリ。

とりあえず海岸の景観だけ撮影してきました。










海は本当に青々として透明感もあって美しく感動です!
そしてここはお魚の美味しいところ。
今度は冬訪れて「あんこう」を堪能しようと決意した食い意地
満点の私ですwww


五浦をあとに、ひたすら南下。
次の目的地は「野口雨情の生家」

こちらは童謡をたくさん書かれた詩人の生家。
管理されていた女性がとても素敵な方で、子供の情操を養うため
にも、もっと童謡がたくさん歌われる世の中になってほしいという
熱い思いを語って下さいました。

今、文部省唱歌で、雨情の曲が音楽の教科書にはたった1曲、
「シャボン玉」しかなくなったと嘆いておられたのが印象的。。

私が幼いころ、母がよく童謡を歌ってくれていたのよねぇ。
我が子も幼いころ、私も歌っていたっけなぁ。

しばし雨情の童謡の世界にひたり、今度は茨城の内陸へ。

一度行ってみたかった「袋田の滝」
ここは珍しい4段の滝で、四度の滝とも呼ばれるというもの。
幅73m、高さ120m、の堂々とした滝です。

滝のごうごうという音は、本当に涼を感じさせてくれて、夏には
もってこいの場所。







滝に向かう途中の小道は猛暑の中で、木陰が見せてくれた一服の
清涼剤。





太平洋から、内陸の滝を眺め、一路今夜の宿は奥日光へ。
一般道をひた走り、日光杉並木の堂々たる姿に圧倒されました。
日光を通り過ぎ、急カーブの続くいろは坂を登る。

実は私、ものすごく車酔いをするタイプだったけれど、近年
連れに車で連れまわされたせいか、あまり酔わなくなりました。
今日の難所、いろは坂もちょっと心配したけれど、あっという間に
通過して無事クリアwww

以前通ったときは、道幅も狭かったし、対面通行だったので、大型
車を待つために止まったり動いたりでなお酔ったのかも?

宿は奥日光湯本温泉の「奥日光小西ホテル」
湯ノ湖のほとりにある、静かな温泉地。

ひっそりと静かな湖は美しくて感動。
そして標高約1500mの高原なので、下界の暑さが嘘のよう!

夏休み中なので、林間学校に訪れた東京の小学生も大勢みたわ。

ホテルは古くて歴史を感じさせる佇まい。
でも、サービスが行き届いていて、感じのよいホテルでしたね~。

お部屋に用意されていたお茶受けも良かった!



お湯は硫黄泉、白濁したお湯で体も温まる!

夕食は懐石風のお料理。
メニューは次の通り。写真は食べるのに忙しく(笑)一部分です。

食前酒    桃のリキュール
先付け    胡麻豆腐
前菜     蛍烏賊・山独活・えだ豆
造り     八汐鱒と寄せ湯葉
しのぎ    よもぎそば
揚げ物    アスパラ・湯葉・舞茸の天ぷら
主菜     霧降高原牛石焼きステーキ
焼き物    虹鱒塩焼
       きゃら蕗・はじかみ
温物     ビーフシチュー
ご飯     白飯
吸い物    湯葉・青味
香の物    浅漬け三点盛り
水菓子    杏仁豆腐