すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

初秋のみちのく旅パート1

2011-09-19 22:06:36 | 旅日記
津軽を旅してきました。

高速道路をひたすら北上。
家を早朝というか、まだ真っ暗な未明というような時刻に
出発して一路青森へ。

天気予報は大雨。
このところ旅先ではお天気に恵まれていた自称晴れ女の
私もとうとう今回は雨の旅となりました。
でも、宮城県内を通過中にみた朝焼けの空はキレイ!





最初に訪れたのは「斜陽館」
太宰治の生家です。
去年の夏の下北&津軽半島の旅のときは、旅程がキツキツで
前を通過して、ここがそうなんだね~って感じだったので、
今回は訪問出来て幸せ~。








明治40年に出来た、津軽は旧金木村の素封家「津島家」の
旧宅。
土間も広いし部屋数も多い!
梁の立派さに驚きです。








磨き上げられた美しい廊下。




応接間はルネサンス様式で、和洋折衷の見事な家。





斜陽館をじっくり見学したあとは、津軽三味線会館で
三味線の生演奏を聴きました。
迫力ある演奏、力強いバチさばきに圧倒されて感動です。
そして津軽弁がまた味わい深くて素敵でしたね~。


金木をあとにして弘前へ。
お目当ては弘前城。
1611年に築城されたお城で、一度落雷の為に焼失した
ものを1810年に再建したものなのだとか。
先月訪れた彦根城と同じく、現存する当時のままのお城は
全国で12か所。
ここは一番北にあるのです。












あいにくの雨降り、でも緑は鮮やかでとてもキレイ。
そういえば、ここ弘前城の公園は本州で一番最後にお花見が
出来る桜の名所だったなぁなんて思いだして歩きました。


お城のすぐ近くには「津軽藩ねぷた村」
夏の東北を彩るねぷたを常設展示しているところです。
青森のねぶたと違って、ここ弘前は扇形の山車を引いて
練り歩き、掛け声は「やーやどー」なんだとか。
お囃子と太鼓の音が体にどーんを響き、とても感動!
いつか本物のねぷた祭りを見に来なくてはって思いましたね~。







お昼はねぷた村の中にある「津軽旨米屋」=つがるうまいや^^
B級グルメではなく、本物の津軽の家庭料理を津軽料理遺産と
名付けて提供してくれるお店。
私が食べたのはホタテ貝の殻に味噌とホタテの身を入れてたまごで
とじる「貝焼き」と具沢山の汁もの「けの汁」のセット。
ご飯も石竈で炊いた、ちょっとおこげの出来たもの。
白和えも美味~!





今回、もうひとつ行ってみたかった場所。
そこは、田舎館村。
人口8400人の津軽平野南部の小さな村なのですが、今話題の
田んぼアートが見られると言うので行って来ましたよ!

まず、ビックリしたこと!
村役場と隣接する公民館の6階展望室からアートを見学出来るの
ですが、その役場の佇まい!!
役場ではなく、まさにお城でした(爆)



つい、先ほど目にした弘前城より大きい(笑)
これって本当に役場なの~~というのが本音!
田んぼアートの今年のテーマは、「竹取物語」
7色の稲で、色鮮やかに。とっても素敵でした~~。