行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

お金とやる気

2006年06月16日 | 人事評価制度
今日も人事評価システムのマニュアルづくりに終わった一日でした。

ちょっと仕事のペースがとろい(-_-)

もっと気合いを入れなければ


それはさておき。先日の研修での収穫として、マニュアルの冒頭に「なぜ人事評価をするのか」きちんと説明を入れるというのがありました。

市役所の置かれている状況から引っ張って、文章は短くまとめなければならない難しさはありましたが、きちんと書けたのではないかと思います。

ただ1点、すっきりと書けないのは、評価結果の処遇への反映。

金銭報酬とモチベーションの関係の整理が人事担当部署内で意思統一されていないこともあり、育成1本で行くのか、処遇反映もやりますよというのか、ちょっと中途半端になっています。

人材育成型の人事評価で有名な岸和田市は、すっきりと育成一本で背骨を通しているので、じつにすっきりとして説得力があります。

金銭報酬は限られたパイを分け合うゼロサムな報酬であり、組織全体のモチベーションアップにはつながらない。仕事と能力を認めることでやる気を引き出す「承認の報酬」は無限であり、これにより組織全体のモチベーションを高め、自主的な能力開発のエネルギーとしようという考え方です。

昨今の成果主義に対するアンチテーゼでもあり、流行に乗らないもう一つの手法ですね。

私の考えは、承認報酬を主にしながらも、やはり金銭報酬は衛生要因として考慮すべきというものです。

お金でやる気は高まらないかも知れないけど、少ない給料ではやる気は下がる。苦労して頑張っている人には、給料も上げてやりたい。

成果主義に走る気はないけど、仕事をする人としない人の給料が同じというのはおかしいと思います。

要は、差の付きにくい職員間で無理に差をつける必要はないけど、明らかに業績を上げている人、仕事をしない職員ばかりの中で、その部署をひとりで支えているような人の給料は上げるべき。明らかに仕事してない人の給料は下げるべきという考えです。

ただ、メインは承認による人材育成なので、その辺の取り扱いが中途半端になりがちでして・・・

おまけに、上は給料に差をつけないと評価する意味がないという考えだし。

人事評価の意味を浸透させるためにも、できるだけシンプルな説明がしたいのですが・・

まだまだ練らないとだめですな

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