行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

雑木林のような組織

2006年02月01日 | 名言・格言
人も自然も百花繚乱

(意味)
 一色の花だけではない、
  様々な花が咲き乱れてこその自然の豊かさである。
   人間社会も同様、
    いろんな人がいてこそ、繁栄が高まってゆく。
                 出典:松下幸之助「繁栄のための考え方」


昨年、前ニセコ町長の逢坂誠二衆議院議員(当時はまだ町長)のパネルディスカッションを聞きに行きました。
初めてお話をお聞きしたのですが、言葉のひとつ一つに人間味があふれ、非常に感銘を受けました。

その逢坂氏の話の中で、「同じような人間ばかりの組織は弱い」という話がありました。
同じような人間ばかりでは、ひとつのピンチで全滅する。いろんなタイプの人間が集まっている組織では、誰かが倒れても、別のタイプの誰かが支えることが出来る、といった内容だったと思います。

環境の変化が激しい現代では、それぞれに異なった得意分野を持つ人間が集まる組織の方が、迅速に環境に対応できるのでしょう。
もちろん、同じタイプの人間が集まる組織よりダイナミズムがあることは当然ですが。

人事異動の時期が近づいてきていますが、一面的に同じような人間を評価し選別するのではなく、梁山泊ではありませんが、色んな得意分野を持つ雑木林のような組織づくりを考えていいのではないでしょうか。

逢坂氏の話の中で、もう一つ印象に残った話があります。
「私は一年中人事異動のことを考えている。役場内で職員と話すたび、この職員はどの職においた方が力が出せるのか、役場職員として(良い意味で)楽しく仕事が出来るのかをいつも考えている。」という言葉です。

そういう首長の下で働く職員は幸せだと思いました。

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