行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

強み収集その1「個別化、ポジティブ、成長促進で人とまちを育てる」

2014年04月21日 | ストレングス・ファインダー

 

こんにちは。

ストレングス・コーチ&強みトレジャーハンターの丸本です。

 

本日のストレングス・コーチングセッションでは、TOP5に「個別化」「ポジティブ」「成長促進」を持つ政令市職員Aさんとのセッションでした。

(掲載については、ご本人の同意を得ています)

 

「個別化」の資質は、ひとり一人の個性やユニークさを見つけることができ、その人に合ったオーダーメイドの関わりができる人。

「ポジティブ」の資質は、ものごとを楽観的・希望的に捉えることができ、エネルギーや熱意を人へと伝えることができます。プラスの面を見ることができる人でもあります。

「成長促進」の資質は、人の可能性を信じることができる人。忍耐強くその成長を応援し続けます。

 

この3つを持つAさんは、ほかの人からは「問題がある人」とレッテルを貼られていたBさんを係の中心に育てていきます。

 

「成長促進」の資質を持つAさんは、最初からBさんが「問題のある人」だとは思っていませんでした。

病気により不自由はしているが、ちゃんと責任感を持って行動できる人だと感じ、Bさんに「自分は信じている」という言葉を伝え続けます。

 

「ポジティブ」+「個別化」の資質は、人の強みを見つけるには一番向いている資質なのかもしれません。

Bさんはクレームの厳しいお客さんとの交渉が上手いと見たAさんは、その役割をお願いします。

女性職員からも頼られる「役割を与える」ことで、Bさんに自信を持たせることに成功します。

実際には上手くいかないこともあったと思いますが、「彼はきっとできる」と信じる気持ちは揺るがず、いつまでも応援し続けます(成長促進)。

 

同時に、Bさんの弱みである「二つのことを同時にできない」「スケジューリングが苦手」という点にもきちんとフォロー体制をとり、「1つ1つ片付くごとに指示を出す」「一緒にスケジュールを考える」という手当をしています。

Bさんの強みは何か、弱みを補うためにはどんな手当が必要かがわかるのは、「個別化」の資質があればこそ。

そうやって成功体験を積むこと、役割を得ることで自信をつけさせ、Bさんは今年から係の中心として仕事をしているそうです。

 

Aさんのこの3つの資質は、「人」だけでなく「まちづくり」にも活かされています。

Aさんは、そこに住んでいる人が何もない町だと思っていても、「こんなすごいとこがあるじゃないですか!」とまちの強みを見つけることができます(ポジティブ+個別化)。

そして、まだ芽は出ていないけど、自分は種から発芽しようとする芽が見える、咲く花が、実る実が見えると感じています。

だからこそ、色んな問題が発生しても、粘り強く町の人達と関わり続ける事ができます(成長促進)。

 

強みを見つける「ポジティブ」「個別化」の資質、強みに合わせた関わり方、応援の仕方ができる「個別化」、人をその気にさせる「ポジティブ」、最後までその人、町を信じて応援し続ける「成長促進」。

自治体職員として、こんな資質を持つAさんをうらやましく感じる「最上志向」持ちの私でした。

 

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