人は他人とコミュニケーションをとるように、自分自身ともコミュニケーションをとっています。
普段は気づかないのですが、自分に対してもいつも言葉をかけています。
うまくいっているときは、「やったね!」とか「俺、結構やるわ」などポジティブな言葉を、
落ち込んだときには、「やっぱり俺ダメだ」「なにやってるんだろう」というネガティブな言葉を。
そういった言葉は、気づかぬ間に澱(おり)のように心の奥底に溜まっていき、気持ちもその言葉に染まっていきます。
「ポジティブな言葉をかけなければ!」と思っても、直ぐに全部を変えることはできません。やっててちょっと嘘っぽい。
まず、10回言ううちの1回を、意識してOKの言葉に変えましょう。
ちょっとだけ、頑張って。
「私、頑張ってるなあ」とか、自分に「えらい!」とか。
そうしていると、10回のうちの1回が、2回、3回言っても嘘っぽくなくなります。
オセロのコマを1つずつひっくり返していくように。
そのうち、気軽に自分に「よくやった!」と言えるようになります。