行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

クランボルツの「計画された偶然」

2008年11月24日 | 自己啓発
キャリア形成研修の準備の中での自分自身の収穫の一つは、クランボルツ氏の「計画された偶然」に出会ったこと。

それまでは、「目標を定めそれに向けた計画を立て、実行してゴールに到達する」という考え方しかしてませんでした。

しかし、クランボルツ氏の考え方は、「キャリアの80%は偶然に左右されるもの。だから偶然を受け入れ、楽しみ、それをキャリアに生かしていこう。」というものです。

だからといって「目標を持つのは意味がない」ということではなく、「運もまた自分自身にうまく生かそうとする準備がなければ、生かすことができない」とも言っています。

つまり、自分の方向性や基盤はしっかり持ちつつも、それに固執せず、偶然の出来事に出合った自分自身の変化を楽しみ、その中で自分のキャリアを考えていくということでしょうか。

そのために大事な要素を5つあげています。

「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「リスク・テイキング」です。


クランボルツ氏の「計画された偶然」については、いくつかのホームページやブログがあります。

http://www.works-i.com/special/crisis_1.html

http://shingakunet.com/career-g/mmag/050808/infobox/index.html

http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/career07/career01.html

http://clione.cocolog-nifty.com/clione/2005/07/630_krumboltz_h.html


上記の記事にあるクランボルツ氏の講演でのワークショップもおもしろそうでした。

「あなたが起きてほしいと思っている偶然の出来事を教えてください。」

「その望ましい出来事が起こる可能性を高めるために、今あなたはどんな行動を取ることができますか?」

「行動を起こしたら、あなたの人生はどのように変わりますか?」

「何もしなかったら、あなたの人生はどのように変わりますか?」

の4つの質問。

これをペアで話すワークです。

ここでのキーワードは「行動」です。

偶然の出来事に左右されるとはいえ、「行動」しなければその機会も生かせない。

そのことを考えさせるワークとして、一度自分でもやってみたいと思いました。

コメント
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