先々週に安楽死をさせようかと獣医に連れて行ってから2週間。苦しそうな喘ぎを聞くたび、早く楽にしてあげたいとそればかり。なかなか死ねずに、口をあけ目も2週間以上開けっ放しで苦しそうな呼吸ばかり聞いていると死にいたるまでのプロセスに残酷さを感じる。身体が動いて息をしているのがわかることに安堵感を覚えるとともに、まだ死ねないでいることに可愛そうな思いが募った。ぽっくりあっけなくいく子と苦しんで苦しんでいく子。その違いはなに?いくところは同じなんだよね。意味を求めたって、死は死。誰もがたどる道。それが簡単であろうが長いみちのりであろうがそれは一人で乗りこえなければならない大きな仕事。本当によくがんばって生きた。
娘が学校から帰って最初にチェリーの死に気がついた。いやもしかして猫だったかも。けっこうさわいでいたから。明日からチェリーがいないかと思うと寂しい。チェリー、今までマーちゃんやミミの相手をしてくれてありがとう。誰にも吠えずに優しい犬でいたことありがとう。そしてさようなら。