ゆこちんのトランペット

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民族の歴史を知ると見え方が違ってきますね

2020年06月18日 02時27分00秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!

いやー、今日は1日中、動画を作ってました。作りながら、野口整体の「活元運動」の準備の運動の時点で、めっちゃ生あくびがてんこ盛りに出て、コリャーなんか絶対私に効くヤツだな、と思ったり。

これをやってから楽器を吹くとこれまた良いです。なるほど、、鳩尾が凝っていたか、、、と思います。

鳩尾って言えば、結局横隔膜ですよねー。
横隔膜は蝶形骨ともものすごく関連してますし、仙骨や背骨との連携もめっちゃありますから、もうなるほどなるほどです。


ところで、、、


そうやって動画を作りながらも、「ドヴォルザークのスラブ舞曲」について深掘りしたいんです。

それで、オンラインサロンのお友達に紹介してもらった論文、

前にも途中までは読んだんですけど、今日ノートに書きながら読んでみて、どれほどまでに脳みそが節穴だったから分かって、びっくり笑

良く読んでみたら、もうオープニングの時点でめっちゃパンチ受けてノックアウトレベルでした。


一般にチャイコフスキーやスメタナはチェコの作曲家で国民楽派である、


てことくらいは、普通に習うじゃないですか。

だから、知ってるつもりになってました。

だけど、なにかしらこう「温度感」が伝わってこない。肌感覚がない、っていうのか、

そこに生活が見えなくて、、、


なんかずーっとモヤモヤしてました。今もそりゃー、スッキリはしてないんですけど、


チェコがまさかハプスブルク家の統治下にあって、権力闘争の末、彼らの宗教であった「フス教」を禁じられ、公用語をドイツ語にされ、チェコ語は下層の農民などが学ぶものという括りになっていたということ、歴史的な文化財は破壊され、代々の土地も取り上げられ、かなりの人たちが国外退去を余儀なくされ、、、

そんな歴史を持っていたなんて!!

だから「国民楽派」なんてのが、台頭してくるってことになるわけですよね。

自分の国の大切なもの「魂」を否定され取り上げられるってわけでしょ?

公用語はドイツ語になっちゃったってことで、知識層はドイツ語なわけだよね。

そうなると、オーストリアによる支配、知識層チェコ人であってもはドイツ語だし、、、一方の農村ではチェコ語が話されてる。。。

これは特殊な状況だ。

自分の国にいて、自分の国の言葉使っちゃいけないとか、田舎の低レベルの人の喋る言葉だよね、みたいな目で見られるてことでしょ?

ドヴォルザークが家業を継ぐための肉屋の免許取るためにドイツ語を学びに行くって話あったけど、そういう事情なんだなー。

肉屋だけに必要なことじゃなくて、公的なモノはドイツ語だったってことか。


するってーと、ドヴォルザークも「いなか」の人だったってことになるのかな?小さい頃から普通にドイツ語だったわけじゃないってことだものね。

そういう社会で、オーストリアの宮廷が支配してたとなると、ハイソサイティな人たちは宮廷音楽的な方にいた、ということだろうか。

逆に、のちにドヴォルザークが書いた「スラブ舞曲」のようなモノは、もちろん厳密には芸術として昇華していると思うけど、でも根は「農民、庶民」のダンス音楽にあるってことだよね。

それがもてはやされた、というのも時代だと思う。

ちょうど中産階級が台頭して、音楽が大衆化していく、そんな時代であったから、この「土着の舞曲」が売れたんだろうな。


リズムを追求する(はずが、めちゃくちゃ広範に広がりマックってる)オンラインサロンに入ってから、いろんなモノに出会ってるわけだけど、

今、みんなで読み合わせをやってるのは「アメリカ黒人の歴史」って本ね。

この本そのものが衝撃というよりも、「アメリカ黒人の歴史」(本のタイトルとしてじゃないくてリアルな歴史)そのものが、もう衝撃以外の何者でもない。

なんか「人間は平等だ!」なんて言ってるのが、空々しく感じる。

ま、平等より「公平」が良いよね、とか思ってるけど、それもアメリカ黒人の歴史の前ではホント空々しいわ。。。

「人間は平等」って言っといて、「黒人(厳密にいうとcoloredだから我らも黄色)は人間じゃない」ってことだから、平等である必要なし、っていう。。。

まず根幹からして、全く違ってるっていうね。

日本にいると、「不公平だー!!」とかあるけど、こういう「人間じゃないじゃん?」っていう扱いはさすがにない。

特定の誰かがそういう扱いしてくる、とかそういうことはあるかもしれないけど、社会のコンセンサスとして、「有色人種は人間じゃないから、平等にするとかあり得ない」ってことになってる、ってのがホント、、、もうびっくり。。。


それも大昔のことじゃないよ、つい50年くらい前までは普通だったんだし、今も闇では同様のことが起きてるってんだからね。。。

そうそう、

そういう歴史を「知って」しまった。

そしたら、今まで同じものを読んでたのに全く入ってこなかった、「チェコ」とかドヴォルザークとかが、何か少し感じられ流ようになってきた。

そうか、そういう状況にいたのか、、、

ロシアの音楽やロシアの作曲家にめちゃくちゃ共感できちゃうんだけど、

考えてみたら、ロシアについては少しばかり、勉強したおかげもあって、何となく状況がわかる感じがあるからなんだなー、なるほど。。。


少し勉強した、ってくらいじゃー正直なに一つホントのことなんか分かってないに等しいって思う。実体験があるわけじゃない。だから想像することしかできない。

でも、全くそういう「資料」にすら触れてなければ、その「想像」すらできないから、

どんなに現実から見て「うっすーい」知識だとしても、ないのとあるのじゃ、全く違うって思う。

音楽が学びたいんだよ、歴史とか地理、国語に英語、数学とか物理とか、関係ないんだよー!!!とかほざいてるアナタ(って誰だ笑)!!

めっちゃ関係あるよ。

つか、それ知らなきゃ全然ダメよー。


歌舞伎役者ですけど、歴史もなーんも知りません。
茶道の宗家ですけど、お茶の入れ方は分かりますけどぉ?!

なんての、どーですか??
は???マジで??深みがないね。。。それで良いの?

って思いません?


じゃー、ヨーロッパの伝統文化であるクラシック、黒人の奴隷の歴史を背負ってるブルース、、、そういうモノやるのに、

え?これってどこの国の曲?知らなーい!

って、アリ??

どんな心情だったのか、そんなのは今となっては正解はわからないけど、それでも知ろうと努力くらいはしないとだよね。

で、ついつい「手っ取り早く」調べられるもんだって思っちゃうから、

直接、キーワードだけ狙って探しちゃう。

例えば、「スラブ舞曲」って調べる。

それだけだと、わかることがすっくなーい。

そんな直球勝負だけじゃダメさー。

広範な知識が必要なんだよね。

何か一つ調べると、芋づる式にどんどん「え?それって???」ってなっていくから。それをある程度手繰って、そういう作業をたくさん繰り返していると、ある時アタマの中の豆電柱がピカーン!!とついて、

パズルが急にハマり出すみたいな、

そうやって段々知識ってのが出来上がっていく。

最初からぱぱーっと分かるってのは、便利だけど、自分の「勉強」ではないね。単に知識。

なんか話が逸れたけど、

そう!!

アメリカ黒人の歴史について深掘っていたおかげで、チェコの状況ってのが文章から少し想像できた。

言葉と宗教を奪われるって、結構大変なことだと思う。

日本にいて、「お前ら明日からフランス語以外禁止」って言って、そんなんできます???

ホント、急に外国!!

いやはや、まだホントちょっとしか読んでないけど、勉強させてもらってますー。

というわけで、今日はここまでー!!それではまたねー。

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