ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

告知について(自閉症の特性31)

2010年08月29日 | 自閉症の特性
今日はテレビで24時間テレビをやってます。

テレビを見ながら夕飯を食べていた時です。

会話の中で私が「障害者」という言葉を使った時、
黙々と食べていた由紀子が
パッと顔を上げて、私を見ました。

( ・_ ・)え?なに?


(*゜∇゜*)ドキ!・・・いや別に・・・(笑)


時々、こんな瞬間があります。

いつかは、テレビのアナウンサーが
「自閉症」といった瞬間
本を読んでいた由紀子が振り向いて
黙ってテレビを見つめていたこともありました。


そんな時、この子は自分の事をどう思っているのだろうと
考えてしまいます。


由紀子がまだ小さかった頃・・・
どれくらい知的に発達するがわからない頃の事です。

私は由紀子にどの段階で障害の告知をするべきかを
真剣に考えていました。

『あなたは他の人と違う感覚で生きている!
だから、出来ないことや、解らないことがあるのは当たり前なのだ。』

それを、きちんと教えてやりたいと思っていました。



発達障害の人は、
自分の感覚と他の人の感覚が違うことに
気づきにくいといいます。

日常の小さなことでも
他の人はこんなに難しいことを普通にやっているのに
自分は出来ない!
だから、自分はダメな人間なんだ!


そんな思いが二次障害につながって行くと言います。



だから、障害の告知はとても大切なことだと思っています。




でも、残念ながら由紀子の言葉の理解はあまり進みませんでした。

以前「あなたは自閉症なのだ!」と
話かけたことがありますが、
結局、どのように説明してやれば、
由紀子に理解できるか・・・わかりませんでした。


でも、今の由紀子の中で
「自閉症」とか「障害者」という言葉が
自分に関係ある特別な言葉になっているのは確かなようです。

たぶん、他の人と違うということも解っていると思います。


それを感じだしたのはいつ頃だったのか?
それも解らない・・・


でも、由紀子は周りの人の優しさのおかげで
その違いを辛いことだとは思うことなく
まっすぐに育ってきたと思います。

いや、それ以上に

自分は愛されて当たり前の存在だと
女王さま的感覚で育ってきた!(笑)

幸せな子です。



あぁ・・・
何を書きたかったのか、
自分でもよくわからないまま
だらだらと書いてしまいました。
(´-ω-`;)ゞポリポリ


24時間テレビのせいかな?


そんな感傷的な気分になって・・・
ふと気がつくと・・・

後ろで由紀子がパソコンで
「サライ」を聞いていました。


ぴったりのBGMをありがとうございます。(笑)

=END=
コメント
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