ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

映画をみました。

2010年05月07日 | ゆきちゃんの日記
昨日のことなのですが、
「あした天気になる?」 
と、いう映画を観ました。

「発達障害のある人たちの生活記録」という副題がついた
ドキュメンタリー映画です。

由紀子の母校のPTAが主催した映画会で、
一般の人も参加していいとの事でしたので
久々に学校にお邪魔して見せて頂きました。


福岡にある「鞍手ゆたか福祉会」の施設
サンガーデン鞍手で生活をする利用者さんの一年を記録した映画です。

最近はテレビなどで
発達障害者のドキュメンタリーを
よく目にするようになりましたが
そのほとんどはアスペルガーやADHDに焦点が当てられていて、
由紀子のように知的障害や強度の行動障害のある人たちの
映像は少ないような気がします。


でも、この映画は
その行動障害のために
親元でずっと暮らすことも難しい人たちの
施設での生活をありのままの姿で記録されていました。


行動障害のある人を優先して受け入れる
という方針で作られた
ユニット型のケアホーム「サンガーデン鞍手」


そこで生活をしながら
それぞれの通所の施設へ仕事に出かける人たちの
記録映画です。



自傷や他害などの強度の行動障害を抱えている
その人たちの姿が由紀子と重なって
スクリーンに目が釘付けになりました。

環境を整えてやれば
パニックも減り、穏やかに暮らすことが出来る。

そう言いきる、施設の職員さんの話に


そう!そう!(;`・д・`)ウンウン

と、相槌を打ってしまう私!(笑)




そろそろ由紀子の将来の生活の場を捜して、
練習を始めたいと思っている私!


漠然とですが、
理想の施設のイメージがあります。

・少人数で・・・
・普通の家庭のような雰囲気があって・・・
・それぞれの個性が認められて・・・
・宿直の職員さんがいて・・・
・週末は家に帰ることが出来て・・・
・パソコンの持ち込みもOKで・・・

希望を挙げればきりがないのですが・・・(笑)



でも、今の福祉の中で
どこまで私の希望がかなえられるのか・・・

それが解からず、悶々としていましたが
今回のドキュメンタリーの中に
ほぼ私の希望通りの施設の形がありました。


そう!
こんな施設!!
こんなケアホームに由紀子を入れたい!


そう強く思いました。

でも。。。
福岡なんだよねぇ~ ガビィン(´^`|||)



それでも、私の中の漠然としていた思いは
これで、ちょっと現実味のあるイメージになりました。

今は、身近に理想の施設が無くても
声を出して求めてこう!!

求めれば出来るかもしれない!!

宝くじが当たったら
自分で作っちゃおう!

(´▽`*)アハハ

そんな元気をくれる映画でした。




そして、もう一つ心に残ったこと!

行動障害のある子どもを持つ親のインタビューで
みんなが一応に言っていた言葉!

「あの時、この子を殺さなくて本当に良かった!」

みんな地獄のような時を通り過ぎてきたんですねぇ~。


この施設との出会いで、子どもが落ち着いた時、
あらためて、
『この子が愛おしい!』と感じた!
と、言われていました。





私もそう思っています。

=END=
コメント (2)
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