ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

発達障害の人の痛みの感じ方

2010年04月10日 | ゆきちゃんの日記
自閉症を含む、発達障害の人の書いた本やブログを読むと
やはり、"痛み”という感覚が鈍い人が多いようです。

由紀子もそう・・・!

盲腸の腹膜炎の時に、あたらためて感じたのですが
触られることには敏感なくせに
痛み・・・特に内臓の痛みについては
とても鈍感なのです。


触る事で感じる痛みといえば・・・

そっと髪や皮膚に触られると
すごい剣幕で
「イタ~イ!」(((p(≧□≦)q)))
と、叫びます。

でも、しっかりと触れば大丈夫だし、
ハグをされることも好きです。

・・・このことについては
自閉症の特性というカテゴリーの「触覚について」として
2009.5.13の日記に書きました。・・・


自傷の時も
拳骨で頭や耳、ひどい時には目の周りを
自分でガンガン叩くのですが・・・

ある日、ちょっと思いついて
手のひらでパチパチと叩くように言ったら
すごく痛がって
「痛い!痛い!ヤダー!!」(。>A<。)え~ん


( ̄∇ ̄?)ハテ・・・このアンバランスはなんなのだ?

今更ですが、由紀子の感覚は不思議の塊です。



そんなことを考えていて、ふと思ったのですが
痛みって・・・

私たちは簡単に「痛い!」という言葉を使いますが
痛みっていろいろありますよねぇ!?


腹痛
頭痛
歯の痛み
腰痛
物にぶつかった時の痛み
切り傷を負った時の痛み
その他にもいろいろ・・・・

私たちはこれを全て「痛い!」と表現しますが
考えてみれば、その感じ方は全然違うと思うんです。

ここで思い出したのが、
「自閉っ子、こんな風にできています!」
という本の中に書かれていた言葉です。


テンプル・グランディさんの言葉の引用で

犬には、大きい犬も小さな犬もいるし
毛の長さも短かったり長かったりするのに
どうして、犬というカテゴリーでくくられているのかが
理解できない・・・


そしてそのことについて、ニキ・リンコさんの言葉で

定型発達の人たちって、楽をするために
はしょって認知しているわけですね。
鼻の形まで考えなくても解かるように
省エネ出来ているわけです。
でも、自閉の人は、その省エネができないみたいです。

本には自閉症の人は
厳密な認知方式をすると書かれていました。


と言うことは・・・
痛みについても、私たちが省エネ(笑)で、
「痛い!」とくくってしまっていることが
由紀子たち自閉症の人には通じないのかもしれない・・・・

そんなことを考えたら
ますます、由紀子が痛みを理解することの
困難さが伝わってくる気がします。

でも、それでもいつか由紀子を手放して
誰かに託す時を考えたら

由紀子が発信する「痛み!」の信号を
読み取れるようになって、

その支援者に伝えておかなければ、
命にかかわる時がくるかもしれない・・・


だから、あきらめずに探らなければ・・・

どうやったら、個々の痛みについて
由紀子とコンタクトがとれるか・・・

私の悩みは尽きないのであります。


この、カテゴリーですが・・・

思いつくままに書いているので
解かりにくいかもしれません。
ごめんなさい!!

でも、書くことで頭の中の整理をしていると
思って、お付き合いください。(笑)

=END=
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痛みについて2

2010年04月10日 | 医療
4月6日の日記にも書きましたが
最近私が気になって仕方がないテーマが
由紀子の「痛みについて」です。

気になったら、調べずにはいられないのが
私のいいところでもあり、
すごく悪いところ!!(笑)


この数日、ネットで調べたり
感覚の本を読んだり・・・

今回もはまってしまいました。(汗)



6日には、由紀子の主治医のところへ
薬を取りにいって、カウンセリングも受けてきたのですが
A川先生にも痛みについて聞いて見ました。

すると先生・・・・

「今まで、自閉症の人は痛みについて
感じ方が鈍いという話しは、
いろいろな話に付属して出たことはありますが
ピンポイントで、
”痛みについて・・・”
と、相談を受けたのは初めてです。」


((‘’ ▽ ‘’))) オヨヨ・・・そうなんですかぁ???

みんなあんまり気にならないってことかな??(汗)

でも、先生に私の思いを話したら

「普通の子どもでも、自分の体の状態を表現できるようにするのは
命を守るために最初に見につけさせるべきことです。
その意味からいっても、障害があって表現が出来づらい人たちにとっては
周りがそのサインを読み取ることが
大切なことなのかもしれませんね・・・・」

と、おっしゃいました。


その通りなんです。

由紀子の痛みの感じ方を理解できれば
パニックも減らすことが出来るし、
命を守ることにも通じると思うのです。


と、言うわけで
「痛みについて」というテーマで
私の思いや、解かってきた事を書いてみようかと思います。

何か情報があったら教えてください!!

=END=
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