ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

母子関係について(自閉症の特性25)

2009年08月04日 | 自閉症の特性
今日は性教育の日!
ついでに血液検査のための採血もしてきました。

由紀子がM原先生と性教育のお勉強をしている間、
私はいつもの通り、A川先生へ由紀子の近況を報告したり
いろんな事へのアドバイスを頂いたりします。

今日は、A川先生からとてもいい言葉を頂いたので
数回に分けて記録しておこうと思います。

まずは、私と由紀子の関係について・・・・


今日も長崎までの車の運転はまーまーが引き受けてくれました。

そのまーまーが、私と先生方が雑談をしている間に
由紀子にちょっかいを出すのです。

由紀子がむきになって反応するする姿が
かわいくて仕方がないのだそうです。(笑)

そして、その度に由紀子は私に

「おかあさん!まーまーにやめなさいって!!」(>へ<。)

と、言います。

翻訳すると
「おかあさん!まーまーに『やめなさい』と言ってください!」

つまり、自分の代わりに私に会話のコミュニケーションを取らせようとするのです。

これって、私と由紀子の母子密着の関係の代表的な症状かも知れません。


私には、由紀子の気持ちが手に取るように解かってしまうので、
ついつい口を出してしまうし、

由紀子もそんな私の気持ちを見抜いているので
いつも、こうして頼ってくるんです。


こんなことで、将来私の手を離れて暮らすときが来たらどうなるのだろう?
その事を考えるととても不安になります。

その事をA川先生に話しをしたら、先生から思いがけない言葉が返ってきました。


「将来、お母さんの手を離れて他人と暮らす日のことを考えたら
不安になるのは解かりますが・・・・
でも、お母さんと由紀子ちゃんの間には
しっかりとした信頼関係ができているでしょう?

むしろ、親子の間にその関係ができないまま、
離れることの方が問題は大きいと思いますよ!
由紀子さんは、お母さんと信頼関係を作ることができるのだから
きっと、他の人との間にもそんな関係が作れるはずです。」



A川先生が「信頼関係」という言葉を使ったのには
ちょっとしたエピソードがあったからだと思います。


今日は性教育の前に採血を済ませてから
まーまーと3人で駅のショッピングセンターに食事をしに行って
久しぶりにスーパーでチラシを集めてから、
再度、病院に戻ってきました。

そして、その集めたチラシをA川先生に見せたのですが、
由紀子はA川先生がチラシに触ることを許しませんでした。

チラシは、由紀子の宝物なのです。(笑)


でも、性教育が始まる時に私が
「性教育が終わるまで、お母さんがチラシは預かっておくから!」
と言ったら、由紀子は何も言わずにそのチラシを渡したのです。

それを見て、先生が
「あれ?お母さんなら触ってもいいのね?」
と、おっしゃったのです。(笑)


いえ、それは・・・・
由紀子は、私なら袋に入ったチラシを触ることなく預かってくれると信じているんです。
小さな頃から、なるべく由紀子には嘘をつかないようにしてきたので
その辺の信頼を得ている自信はあるんですよ!(*^.^*)エヘッ

と、私は答えました。

先生はきっとその様子を見て、先の言葉をおっしゃったのだと思います。


今まで、由紀子との関係を母子密着していると、
かなり、後ろめたい気持ちでいたのですが・・・・

母子密着も視点を変えれば、
強い信頼関係ができているということでもあるんですよね?

なんだか、とても気持ちが楽なりました。(笑)


そして、私の口からこんな言葉が出たんです。

「私がいなくなったら、
由紀子はきっと私の代わりをしてくれる人を探し出しますよね?」



すると、先生は
「その通り!」

やっぱり?!・・・(ノ_ _)ノどたっっ


o(〃^▽^〃)oあははっ♪

淋しいけれど、それが現実なのかもしれません。

今まで、由紀子との母子分離を目標にいろいろがんばってきましたが
どうしても離れられない部分はありました。

それは、親子だから仕方がないことなのかもしれません。

これからは、由紀子の中の
人を信頼する気持ちを守り、育てながら
少しずつ手を離す準備を進めたいと思います。

=END=
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騒音が原因?

2009年08月04日 | ゆきちゃんの日記
昨日、さつき園からの帰りのバスを降りたときに
支援員さんが
「今日はくしゃみと鼻水が出ていたし、
朝から顔が浮腫んでいるような気がしましたが・・・・」
と心配して下さっていました。

くしゃみはアレルギー性の鼻炎を持っていて
何かのアレルゲンとであった時には、くしゃみの連発と
鼻水が出るので心配はいらないと思うのですが
顔の浮腫みは・・・・・


実は、朝布団に寝ていた由紀子の目の下に
クマができているのには気がついていたんです。

顔のむくみは、寝起きだし・・・そんなものかと思って・・・(笑)


でも、帰宅した由紀子の顔を見たら・・・
やっぱり浮腫んでますねぇ~!!

そして、なんとなくボーっとしているような・・・・(汗)


家に帰って、ひざ枕をして由紀子を寝かせて、
顔を触っていて気がついたのですが、
おでこにアザができてました。

前日のお風呂の中で叩いた跡のようです。
(アザは時間が経たないと出てこないんですよ・・・・)

壁を叩いていると思っていたのですが、
自分の頭もかなり叩いていたのでしょう。



こんなアザができるぐらい叩いたら、脳が少し腫れていたのかもしれません。
いまさらですが、冷やして寝かせました。

あの時、止めに行くべきでした・・・・\(_ _。)ハンセイ


でも、その後は別に変わったこともなく、
普通に過ごしていましたので、ご心配なく!!



そして、お風呂の時間が近づいてきました。

なんとなく、少しイライラして来たような由紀子さん!


前日のことを思い出しているのかも知れないと思ったので、
いつもは由紀子が先にお風呂に入るのですが
昨日は私が先に入ることにしました。


そして、お風呂に入ってみて気がついたのですが
お祭りの音がお風呂の中で反響して・・・
(大村では昨日まで夏祭りがあっていました。)

~~ワンワンワンワンワン~~
すごく耳障りです。(--;)


く(""0"")>なんてこった!!
お風呂での由紀子の大荒れの原因はこの音だったのかもしれません。


前の日は私が入ったときにはお祭りは終わっていたので、
こんなことになっていようとは・・・全然気づきませんでした。

でも、気づいてやるべきだった・・・・由紀子ごめんよ~~!!m(。≧Д≦。)m



お風呂から上がって、由紀子のところへ行って

「昨日のお風呂は音がうるさかったねぇ~!
今日はお母さんが頭も身体も洗ってあげるから
サッと入って、サッと出よう!!」

♪( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )うん♪

そう言って、お風呂に連れて行って
サッサと済ませて連れ帰ってきました。

お風呂の音を理解してもらってうれしかったのか
それとも、私に身体を洗ってもらえたことがうれしかったのか
どちらかは解かりませんが、

お風呂の後はご機嫌で、眠りもスムーズでした。


どんなに由紀子を理解しようと努力をしても
こうした突発的に起こる現象を全て理解することは難しいです。

しかも、私の手を離れて生活をするようになったら・・・・・

寝顔を見ながら、この子の将来を思うと辛くなってしまいます。

嫌なことを伝えてくれさえすれば、この辛さは軽減できるのに・・・
言語のコミュニケーションの大切さ・・・・

もっと小さな頃に、何とかしてやることはできなかったのか?!

思っても仕方がないことを考える夜でした。

=END=
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