ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

出会い

2008年12月26日 | ゆきちゃんの日記
今日が今年の施設の利用は最終日でした。
 
やはり少し疲れが出てきているようで、
朝からイライラした様子で出かけていきました。 
 
クリスマス会が終わって、
次に何があるのかが分からないのが
不安なのかもしれません。 
 

施設の中でも時々机を叩くシーンが見られたとか・・・。 

そろそろ由紀子の本性が見え始めたかな?(笑) 
 
それでも、ホールで過ごす時間にはとてもいい表情で、 
リラックスしているように見えたということでした。 
 

今日も主任さんが送ってきて、
由紀子の一日の様子を話してくださったのですが・・・。 
 

実は主任さんは、
今日は送迎バスの運転をする事になっていて、 
本来は他の方が由紀子を送ってくださることに
なっていたのだそうです。 
 
それが、主任さんがバスに乗り込もうとしたときに、
由紀子が 

「N野さ~ん!」((((( マッテー ( ;°o°)/ 

と、言って必死に引き止めたらしいのです。
 
(N野さん・・・由紀子は主任さんの名前をちゃんと覚えていたんですね。) 
 

N野さんと一緒に帰りたいということだったのでしょう・・・。 
 

申し訳ないことに、
そんな由紀子の為にバスの運転を他の方に代わって 
送ってきてくださったのだそうです。 
 
でも、由紀子がそんな自己主張をする事はめったにありません。
 
心の中にはいろんな思いがあるのでしょうが、 
行動に移してそんな要求をするなんて・・・、 

私も聞いてびっくりしました。 
 
しかも、人の名前をなかなか覚えない由紀子が 
この4日間でN野さんの名前を覚えていたことにも驚きました。 
 
もしかしたら、由紀子は施設の中で
自分を守ってくれる人として 
N野さんを選んだのかもしれません。 
 

由紀子は「この人!」と決めると
絶対的な信頼を寄せて、 
その人を頼りにいろんな事を乗り越えていきます。 
 

過去にも数人、そんな特別な人がいました。 

これは、ラッキーな出会いを
得ることができたのかもしれません。 
 

夕飯の後、由紀子にN野さんのことを聞こうとして、 
つい名前を間違えて、
M野さんと言ってしまいました。 
 
すると、由紀子に 
「N野さん!」(ー"ー )  
と、きっちり訂正をされてしまいました。 
 
あぁ・・・どうもすみません!!(笑)

=END=
コメント
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