ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

明日も元気で来てね!

2007年02月05日 | ゆきちゃんの日記
こだわりの強い由紀子は
クラスメイトの歌などに反応して
苛立ってしまう事がよくあります。 

聞けない音や、歌、セリフなどたくさんあるんです。 

でも、それを回りの人たち全員に
やめてもらう事など絶対に無理です。 
 

担任の先生たちは、
クラスの中でそんな事があった時には
由紀子がその場を離れるように指導をしてくださっています。 
 

今日も終わりの会の時に、お
友達がアニメの変身シーンを再現している事に
反応して泣き出した由紀子。 

先生は廊下に出て終わるのを待つように言われました。 
 

お迎えのついでに先生に渡すものがあった私は、
ちょうどその場面を窓越しに見ていました。 

廊下に出た由紀子は、
お友達のセリフが終わるとちゃんと教室に戻ってきていました。 

それで、いいんです。 

耳押さえをしたり、その場を離れたりして
自分の心の安定をはかるすべを
身につけて欲しいと思っています。 
 

玄関でお迎えをした時、
由紀子はまだ少し不機嫌でした。 

先生の顔を見ようとしません。 

自分の味方をせずに、
廊下に出るように言った先生に
腹を立てているのかもしれません。

(*'へ'*) ぷん(笑) 
 

「え~~!怒ってるの?」

(゜ー゜*)先生 


「怒ってるの!」
(ー_ーメ)Yuki 
 

o(〃^▽^〃)oあははっ♪ 


先生には恨まれ役をさせてしまいました。
ごめんなさい!!(笑) 
 

その後、先生は笑顔で由紀子と目を合わせて 

「明日も元気に来てね!」(*⌒ー⌒*) 

と、握手をして言ってくださいました。 
 

その時、由紀子が 

「保育園よ!!」といいました。 



何の事だろう?と、
思いながら先生とお別れをして、 

車に乗る時に由紀子に聞いてみました。 


「保育園って何?」 


「明日も元気にきてね!…は保育園よ!」 
 
`s(・’・;)エ-トォ ... 


そういえば、
保育園時代にそんな言葉でお
別れをしていたような気がします。 
 

「O上先生(保育園時代の担任の先生)が言ってたの?」 

「ちがう!M本先生よ!
明日も元気に来てね!
はM本先生!」
(*゜ー゜*)b 
 

M本先生は年長さんのときの副担任の先生です。 

きっと、M本先生は
いつもこのセリフでお別れをしていたんでしょうね! 
 

いつもの事ながら由紀子の記憶力には感心してしまいます。 

こだわりとこの記憶力! 

自閉症ならではのエピソードです。


=END=
コメント
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