ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

k村先生と

2006年03月29日 | ゆきちゃんの日記
K村先生は長崎に引越しをして転入した
N小学校で5年生の時の担任をしていただいていた先生です。 

残念ながら翌年には先生が転勤されて
離れ離れになってしまったのですが、
今でもずっと交流を続けていただいています。 

由紀子の最高の理解者です。 
 

以前から先生の学校に遊びに行く約束をしていたのですが、
なかなかチャンスがなくて延び延びになっていました。 

でも、やっと今日先生の学校へ遊びに行くことができました。 
 

東長崎にある小学校で
大村からは一時間近くかかります。 

知らない土地での運転が苦手な私に代わって、
H崎先生がガイドヘルプとして一緒に行ってくださいました。 

H崎先生とK村先生も知り合いなのです。
(*^-^*) 
 

K村先生は現在特殊学級の担任をしているのですが、
そこにはすばらしい感覚訓練室があります。 

養護学校にも負けないすごい設備工事がなされていました。 
 

由紀子も小学校に入るまでは
療育センターで感覚統合訓練を受けていましたが、
由紀子はその頃、
この訓練が苦手で・・・。(笑) 


地面から足が離れることが大嫌い。 

ブランコなんか絶対に乗らない! 

訓練の間中、
ボールプールに首までとっぷり浸かって、
ぜんぜん動くことができませんでした。 

それだけ、感覚が過敏だったのです。 
 

教室に入った途端、
目に入ってきた訓練の器具に
少し戸惑ったような由紀子でしたが、
大きなトランポリンに乗ってもいいと許可が出たら、
迷うことなくその上に寝転がっていました。 

由紀子にとってトランポリンは飛ぶものではなく、
寝て揺れを感じるものなのです。(笑) 
 

そして次に使わせていただいたのが、
この遊具です。 


名前を忘れちゃった。(笑) 

このブランコは天井から吊り下げられて、
自分の体の重みで布が締まって
身体を締め付けられるような感覚が得られます。 

由紀子のようなタイプの自閉症の人は
身体を締め付けられるようなこの感覚がとても好きです 

そして、自分で揺れを調整できるように
足が地面についているのも安心の要素です。 
 

由紀子がどんなに気持ちがいいかは
この顔を見てもらえばわかりますよね。 


すっかりこのブランコに
はまってしまった由紀子は
長い時間降りようとしませんでした。 
 

そして、もう一人この訓練室で
大興奮の方がいらっしゃいました。 

H崎先生です。(笑) 

初めてこのような訓練器具に出合った先生は興味津々。 

全て自分で体験しながら
「楽しい!!」
「おもしろ!!」
を連発されていました。 

H崎先生の素敵なところは、
なんでも本気で楽しめるところです。 

本当に素敵な方です。
(*^-^*) 
 

K村先生と会えた幸せと、
訓練で感覚が満たされた満足感に満ちた由紀子ですが、
その次に湧き上がってきたのは空腹感でした。 

「マクドナルドが食べたい!!」
 φ(*゜▽゜*)ψ 

┐( -"-)┌ ヤレヤレ 
 

ちょうどお昼の時間になったところで、
K村先生とまたお会いする約束をしてお別れしてきました。 

次は夏休みに遊びに行きたいと思います。 
 

家に帰ってから 

「K村先生に逢ったね~!」

と、嬉しそうに話す由紀子です。

=END=
コメント
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