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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雨を待つ山の畑で

2017-05-28 05:46:34 | 

 

 雨を待っている。雨が降らず畑の土は砂漠の砂のよう。

土がさらさらと崩れ落ちて、畝が出来ないのです。

 

  10年以上も使ってきた「畝建て機」が刃を代えようとすると部品が無いという。

そこで、大枚をたたいて新規購入したのだったがもう一つ使い勝手が良くない。

 

  手作業での畝建ては何とかできたので、せっせとナスの畝つくり。

幅135センチの広いマルチを張ったたっぷりと大きな畝です。

 

 この山の畑には初めて本格的にナスを植えてみる。大阪の「熊取のおっちゃん」さんから頂いたナスだ。

 これ以上美味しいナスは無いと、言う「山本ナス」で通称ステーキナスとも。

 連休に手伝いに来てくれた妻方の甥夫婦がたっぷりの堆肥を運搬してくれていた。

有機肥料のみで作る、山の上の畑のナスは絶対に美味しいはずです。一畝15~6本で7畝あります。

 

  さて、こちらはスベルべママ担当のスイカ畑。

雑草の繁茂を防ぐためにマルチシートを隙間なしに張るのはスベルべママの特技でもあります。

 

 スイカはご存知「自根苗」。市販のスイカは夕顔の台木に接ぎ木したものが主流。

でもね、味、匂いに敏感な方はスイカが夕顔臭いとさえ言います。

 スイカ栽培のコツを会得したスベルべママの作るスイカは絶品ですよ。

10本苗を作り、ここ山の上の畑には9本を植えてある。楽しみですねー。と狸も言っているかも(笑)。

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食器を調達に「大陶器市」へ行く

2017-05-28 04:06:02 | 暮らし

 朝刊に入っていたチラシを見てすぐに行きたくなった。

幸いと言おうか、雨は上がったけれども土はまだぬれ過ぎていて畑仕事は出来ない。

 起きてきたスベルべママに提案すると「これ以上食器は増やしたくない」などと言う。

でも、気に入っていた食器、陶器類が中越地震で壊れて以来10年以上も補充はしていない。

 

 余計なものには絶対に手を出さないと言う約束で出かけることになった。

10時から開店とのことだが会場には10分以上も前に到着したが、まだ閑散としている。

 

 もっと早くから客が入ると思って行ったのに駐車場はまだ余裕が沢山。

のんびりと歩く、親子連れのお客さんも。後方の建物は「長岡近代美術館」です。

 

 ゆっくりと左の仮設店舗から品物を見て歩く。

振り返ってみると、客の入りも増えてきた。こちらの後方の建物は「長岡赤十字病院」です。

 

 選り取り3個で1000円などと言う安物から、目の玉が飛び出るような価格の陶器まで数多く並ぶ。

一度ぐるりと回ってからと打ち合わせをしたけれど、結局奥の近代美術館傍で買い物開始。

 

 古くなって、傷がついている陶器類は処分しよういう話に落ち着き結構買い物を重ねてしまった。

「断捨離」などと言う言葉もあるけれど、で残り少ない人生だからこそ好きな食器も使いたい。

 初めは遠征に難色を示していたスベルべママも徐々に熱を帯びてきてしまった。

可笑しなこともありました。12800円のところ「スバリ10000円!」なんてね。

 急いで書いて濁点を忘れたらしい。陶器だけではなくて民芸品から百万円を超える食卓までありました。

さて、我が家の買い物は食べ物、食事を紹介する際にさりげなくお見せすることにしましょう。

 

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連載113-2「バンビの名誉のために」(その2)

2017-05-27 04:02:41 | 暮らし

     バンビの名誉のために(犬の不思議な能力)(その2)


 その後、前に書いたように私が我が家の近くの国道17号線をトコトコと急ぎ足で実家へと向かう、

バンビを見かけたという話につながるのです。そして、家に帰りついて直ぐに死んだというのは私の勘違いだった。


 驚いたことに、家に帰り着いたバンビを最も喜んで受け入れたのはなんと、家では一番憎んでいたばあちゃんだった。

本当は優しくて可愛かったのでしょう。


 その後バンビは考えられないほど従順な犬となり、そしてばあちゃんに可愛がられることこそ、

安住できることと思ったのか、忠犬と化しゼンマイ採りにもお供するようになったとか。


 家族の誰もが忠犬として認めるバンビとなり可愛がられていたのだが、自分の衰えを知ったのか、

誰に知らせることもなく、忽然と姿を消してしまったバンビだったと言う。


 目隠し状態のような車のトランクでの移動にもかかわらず、何十キロも離れた家を探し当てたのは、

犬が持つ不思議な能力の一つだと思う。

             (続く)

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鉄塔からの墜落事故から一年

2017-05-27 04:02:12 | 暮らし

 我が家の山の畑から木の間越しに上越新幹線に給電する鉄塔が見える。

あの鉄塔からの悲しい転落死亡事故が発生してから1年が経過した。 

 

 あの時は、畑で一仕事を終え昼食に帰宅するときだった。

「トーちゃん、オーイ、オーイって呼んでいるけれど、誰か車でも落としたんじゃない?」なんて。

 

 

  でも、そんな悠長な話ではなくて、墜落した仲間に鉄塔上からかける言葉だった。

きっと、墜落して動かない仲間の安否を必死の呼び声で確認していたのだろう。

 

  一年に1回、いやそれ以上の頻度かも知れないが今年も同じ時期と言うことは定期点検でしょう。

我が家の畑にまで、カチャリ、カチャリと安全ロープの掛具を移す音が聞こえる。

 

 本当にマニアル通りに仕事を進めたら事故なんて起きないことになっている。

でも、仕事の中身は違えど、同じように鉄橋上などで作業をしてきたスベルべにはその難しさ、矛盾も分かります。

 そして、切なくて辛いのは彼らは大電力会社の社員ではなくて下請けか孫請けの弱小会社社員だと言う事。

話しは飛躍するけれど、あのライオンヘアーの宰相が提唱した「規制緩和」が弱い者いじめになっているなー。

 派遣社員とか、何時でも切り捨てられる便利な労力は経営者にはありがたい話でしょう。

日本のみならず、グローバルな観点でも貧富の格差が問題になっているけれど、全くその通り。

 どうして、現場で危険な思いをし、汗を流す労働者の暮らしが良くならないのか。

楽をして儲けているとまでは言わないけれど、汗を流さない人たちだけに富が集中するなんて不思議な世の中です。

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連載113-1「バンビの名誉のために」

2017-05-26 06:43:45 | 暮らし

       バンビの名誉のために(犬の不思議な能力)

 

 バンビという犬のことについて、自分の思い出として一方的な解釈で書いてしまった。

その後、実際に家族として付き合った従姉から詳しい話を聞き、倍加した驚きに包まれることになった。


 バンビは東京生まれの「ワイヤテリア」または「ワイヤ・フォックス・テリア」という名前の洋犬系の雑種だった。

その頃田舎では犬は放し飼いが多く、そして柴犬系、秋田犬系と言った和犬系の雑種がその大多数を占めていた。


 その中で洋犬系のワイヤテリアの血を引くバンビは一際目立ち、「エノケン」に似ているとか、

犬ではなくてヤギみたいだとか言われたという。


 可愛がりすぎたのか、生来の性格なのか長ずるにしたがって傍若無人な行動が多くなり、

やむなく紐につなぐとそれを嫌って解くまで吠え続けた。紐から解放されると近所を悪戯して回り、

何度となく怒って怒鳴り込んできた人さえいたらしい。


 可愛かったバンビに手こずらされて居るうちに、そのバンビを貰いたいというおじやの住人が現れ、

バンビは自動車のトランクに放り込まれるようにして新しい飼い主のもとへと移り、家族は安堵したのだった。

              (続く)

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