畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

奇祭「雪中花水祝い」は次の日曜日

2024-02-07 04:44:59 | 暮らし
 この絵は江戸時代の本「北越雪譜」の復古本に載っているイラストです。
江戸時代から堀之内で行われていた奇祭とも言われた「雪中花水祝い」の場面。

 そんな奇祭の準主役とも言える村役としてスベルべが出たのは10数年前。
還暦を迎えた年の事でした。祭りの直近になって、声をかけられて出ることになったのです。

 雪を積んで作られた祭壇で、祝詞を上げる神官たち。
こちらは、本物ですよ。祭壇には男性のシンボルをかたどった御神体が見えます。

 日中はあの御神体を神輿に見立てて街中を練り歩く。
そして、夜にはクライマックスの新婿への水かけが始まります。「婿は出ませぇ」です。

 そして、引き立てられて雪の上に座らせられた婿に水をかけるのです。
何もやっかみで苛める訳では無く、子宝が授かるようにという願いだという。

 同い年の仲間たちのセンター、真後ろで水をかけているのがスベルべです。
本当に懐かしい場面の写真です。水は多少冷たいけれどもやや暖かくしてあるので心配は無い。
 さて、10数年の歳月が流れあの新婿夫婦は子宝に恵まれのだったでしょうか。
結構長い歳月の流れで、この水をかけたメンバーのうち三人は天国に旅立ってしまいましたが。
 今年も開催されます。来る日曜日の11日です。皆さんぜひ見物にお越しください。
江戸時代の祭りは、新婿をやっかんで、桶で殴るなどの乱暴狼藉を働くものが出て中止になっていた。
それを町の商工会主体で、復活させた祭りです。過去には二人の娘たちも巫女役など出ています。
コメント (4)
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