畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

今町中之島の凧(その4終わり)

2023-06-08 11:45:29 | お出かけ

 何か所にか細紐が取り付けられているのが見えます。

この細紐の引くロープとの取付角度が重要なんですね。これは小さな凧でも同じことです。

 

 風が弱いと見るや、グイグイっと繰り返し手で引く。

それだも上がらないと堤防上を走ったりと、上手く揚げるには大変な様子です。

 

 風が強かったら、両岸から揚げて角度を調整し二つを絡ませるのでしょう。

この日は便法を使いました。予めロープを絡ませた大凧を一緒に揚げるのでした。

 

 絡み合った引き綱のロープは両岸から引っ張り合う。

両岸で引っ張り合う様子が分かります。掛け声は聞こえず、静かな様子は疲労からか。

 

 地上に降りた姿で引っ張り合い、綱引きは続きます。

最後は遠くまで聞こえる、バッツーんと言う音でロープが切れて勝負は決しました。

 これで、風が強くてロープを持つ人間が持ち上げられるほどだったら面白いのでしょう。

でも、一度は見たいと思っていた、大凧合戦を見ることが出来て大満足でした。

 新潟では他にも白根地域の凧合戦も有名で、ほぼ同時期に行われているらしい。

ここ、今町中之島の凧合戦は道の駅「パティオ新潟」のすぐ近くで分かりやすい場所でした。

           (終わり)

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今町中之島の凧合戦(その3)

2023-06-08 04:01:40 | お出かけ

 暴れ川としても知られる刈谷田川です。

堤防の高さがたびたび水害に襲われた名残でしょうか。河川敷はきれいに草が刈られていますが。

 

 凧の大きさは昔よりも小さいのでしょうか。

昔は和紙を張り、その枚数で百枚張りと称したとか。畳6~8畳分はあったそうです。

 

 手前にのビールケースのような箱は凧を引くロープの入れ物。

慎重に組み立て、そして何か所かに細いロープを着け、束ねて調整しています。

 

 堤防上には老人施設の皆さんと思われる一団も。

かつて、この大凧を揚げた経験者もいるのでしょう。大凧の前に並んで記念撮影でした。

 

 風は強いと思われるのに、中々上空を舞うというわけには行かない。

遠くに見える雪の残っている山が、この川の源流でもある守門岳です。

              (続く)

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