男の料理(その1)
男の料理と大上段に構えて言う必要は無い。
と、言うのが私の持論だ。昔「男子厨房に入るべからず」と言う言葉が有った。
時代は変わり、学校の家庭科でも料理は必須科目になっているのでは無かろうか。
大仰にエプロンを付けたり、冠りものをして準備する必要も無かろう。
手を良く洗ったり、着物の汚れた物などは避け、衛生面に最大限に気を付ける事は当然のことではあるが。
何せ、得意料理はと尋ねられ「目玉焼き」なんて答えた女性が居たって話しも聞きましたから。
そんな女性の鼻を明かそうではありませんか。
さて、先ずは味噌汁でも作って見ましょうか。
先ずはとは言っても、丁寧に作るには、前夜のうちから鍋に水を張り、
出汁用の煮干しを入れたりして準備はしておこう。
味噌汁の具なんて、冷蔵庫を開けたらいくらでも見つかりますよ。
季節の野菜などの具を入れ、定番の豆腐を入れ、味噌を溶き入れ一煮立ちしたら出来上がり。
そう、味噌の分量は最初は少なめに、そして最後に香りつけの醤油を二、三滴たらすのもコツと言ったらコツかな。
(続く)