めおと上海生活(旧:北京的生活)

北京での留学生活を終了した年とゆっこ。上海での駐在員・太太の生活や食べ物・文化等を写真と一緒に書いてゆきます

漆黒の闇でイタリアン

2007-12-25 22:40:28 | 上海:ごはん(中華以外)

まっくらやみ・・・
自分が目を閉じているのか、開けているのか。
それすら分からなくなるほどの漆黒の暗闇の中で食事ができるイタリアンがあると聞き
今宵、年と2人でわくわくどきどき行って参りました

お店の1階はまだ、明るい「ビジュアル」コーナー。(上の写真)
最初にメニューを決定し、ここで荷物をロッカーへ。
携帯やカメラなど光るものとかコート、全部ね!わ~、いよいよです

2階へあがると、そこには盲人の方が。今日すべてを担当してくれます。

事前に調べてあったとおり、ジェンガスタイルにてゴー!
カーテンを抜けると、そこは真っ暗クラクラ~・・・キンチョー。
年の肩に手を置いていたにも関わらず、オデコをガコーンっ!や、やっちゃったあ
みなさん、前の人が曲がった気配がしたからといって、そこで曲がってはいけませ~ん

テーブルにつくと、ちょっとした興奮状態全然みえ~ん!!
お水を注ぐのにも一苦労。意外と手で重みやかしげる角度で感覚を使ってたんだなあ。
まずはビールで乾杯 おお!カキーンと当たった!それすら快挙。
お料理はサラダ・スープ・メイン・デザートの順。
まず、サラダの野菜がフォークにささらないーフフフ、笑えてきます。

年はお皿を手に持ち、口をお皿に直接つける方式
わたしは、え~っと、コホン、最後は手を使って残りをチェック
日本のようなお手拭は用意されてないので、1Fのトイレで手を洗っておくと○です。

メインもラムチョップにしたため、骨の部分にあたるとナイフで切れない!
ここでも指のご登場~~♪指って感覚が鋭いね。匂いにもいつもより敏感

それにしても。目が見えないと、真っ暗なんだなあと再確認
盲人の彼はそれでもモノにぶつからず歩け、こうやって料理もサーブできる。
中国は按摩とかこんな感じで、盲人の人が働ける環境があるのがいいね。

小学生のころ、手が使えず足でキーボードを弾く人が学校に来たことがあって。
あの時家に帰って試そうとしたけど、私の足の指はびきっちょに空をもがくだけ。
ひとつ、もしも何かが欠けている状態だとすると、神様は別の才能や可能性の
扉を開いてくれるんだなあ、と子供心にびっくり感心したことを思い出しました

周りからは中国語・英語が。
かな~り面白いので、親しい人や仲間とわいわい行くのにオススメです


【Data】Black Cafe 黒
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