厳島観月能

厳島神社での観月能は、素晴らしいものでした。

時間と共に満ちてくる潮、風に揺らめく水面に明かりが反射して
海に浮かぶ能舞台は、幻想的で別世界です。

鼓の音や謡が真っ直ぐ耳に聞こえてきます。
屋内でのものとは、音が全く違うように思います。
風下だったからかしら？なんて思ったり。

（内容等の説明は、素晴らしかった意外に言えないので…）



寒いからお洒落しないで寒さ対策を、と注意を受けていたので
バッチリ寒さ対策はしていきました。

ズボンの太もも辺りにはホッカイロをペタリと貼り、ひざ掛けで隠して。
上着の裏にも、ホッカイロ。
ストールで真知子巻き（古るっ！）して、ウィンドブレーカをすっぽりフードまで。

舞台の幽玄な世界とは、こちらも別世界。
風があって寒かったけど、震えずに楽しむことが出来ました。



能は本当に素敵でしたが、私たちはバタバタ。

早めに宮島へ行ってブラブラしようか、なんて言いながら
本通りを歩いていてら

「チケット持ってきた？」

おぉ、寒さ対策はバッチリだったのに、すっかり忘れていました。
チケットを忘れないように、って注意も受けてたのにねぇ　^_^;

宮島に行ってからでなくて良かったね、と言いながら
取りあえず昼食



モーツワルトの上のタイ料理のお店でランチ。


取りに帰ったおかげで、買ったカープのタオルなんかを置いてくることが出来ました。
持って歩かなくて済んで、よかったよかった。


平和公園から船で宮島へ向かいました。
この乗船代２０００円近くもしたのに、なんの案内もないんです。
あれが牡蠣筏ですよ、とか
対岸に見えるのは、とか
あの島が…、とか
多少の観光案内をしたっていいのにねぇ。
とっても静かな時間でした。



日本の古典芸能って、素晴らしい。
踊は勿論ですが、その他の方々の所作の美しさ。

本物を見ておくべきです。
こういう機会を与えてい頂いて、感謝感謝。