1969(昭和44)年7月20日、(アメリカ時間=日本時間では7月21日早朝)、アメリカが打ち上げた宇宙船アポロ11号が月面の「静かの海」に着陸し、アームストロング、オルドリンの両飛行士が人類として初めて月面に降り立った。その映像は、白黒の超小型テレビカメラでとらえられ世界中に同時に衛星中継された。
アームストロング船長は、月に初めて一歩を踏み出したことについて「これは一人の人間のほんの小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる跳躍の第一歩だ」とのメッセージを地球に送った。世界中の多くの人々は、月面着陸第一歩の瞬間を見ようとTVの前で固唾を呑んで見守った。
ジョン・F・ケネディ大統領が1960年代にと言った公約通りに、その最後の年に人間の月面着陸を実現し、安全に帰還させるというアメリカの目標は達成され、世界中の人々を熱狂させた。人類史上最も大きな挑戦は、ソ連との冷戦下での、国の威信ををかけての月面着陸であった。莫大な予算を投入し、危険を冒して繰りひろげられた新しい形での戦争のあり方でもあったと言えよう。
月面に置いてきた金属板には、日本語に直すと「惑星地球からの人間、ここに月第一歩を印す。西暦1969年7月。我々は全人類の代表として平和にやってきた。」とあるようだ。
その後アポロ計画は17号で打ちきられ、平和的に利用されることとなった。兎に角、ソ連に先行され、月を領土とされる事だけは阻止したかったアメリカは、アポロ計画の成功後、宇宙開発は平和裏に行われ人類の共有財産とし、一国家の領土とする事を禁止するよう提示した。
しかし、今も、アメリカは、形を替え、スペースシャトルの打ち上げを何度も行っている。
2003年 2月 、スペースシャトル「コロンビア」が、テキサス州上空およそ6万3000メートルで空中分解し、搭乗していた7名の宇宙飛行士、全員が死亡。その事故より、17年前の『チャレンジャー』号の爆発を思い出させるような惨事となった。この事故の発生から、暫く中断されていたスペースシャトル(「ディスカバリー」)の打ち上げが、7月13日予定されていたが、最終点検で燃料センサーの異常が見つかり打ち上げは中止となった。やっと、宇宙へ行けると思っていた日本人宇宙士・野口聡一さんはがっかりしていただろう。兎に角、「危険な状態で打ち上げをする前に異常が検知されたのは不幸中の幸いであったといえよう。
(画像は、「アサヒグラフ」昭和44年8月15日号:緊急特別号人類初の月着陸)
参考:
日本惑星協会
http://www.planetary.or.jp/knowmain.html
宇宙情報センター(宇宙航空研究開発機構 )
http://spaceinfo.jaxa.jp/index_j.html
アポロ計画(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB
アームストロング船長は、月に初めて一歩を踏み出したことについて「これは一人の人間のほんの小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる跳躍の第一歩だ」とのメッセージを地球に送った。世界中の多くの人々は、月面着陸第一歩の瞬間を見ようとTVの前で固唾を呑んで見守った。
ジョン・F・ケネディ大統領が1960年代にと言った公約通りに、その最後の年に人間の月面着陸を実現し、安全に帰還させるというアメリカの目標は達成され、世界中の人々を熱狂させた。人類史上最も大きな挑戦は、ソ連との冷戦下での、国の威信ををかけての月面着陸であった。莫大な予算を投入し、危険を冒して繰りひろげられた新しい形での戦争のあり方でもあったと言えよう。
月面に置いてきた金属板には、日本語に直すと「惑星地球からの人間、ここに月第一歩を印す。西暦1969年7月。我々は全人類の代表として平和にやってきた。」とあるようだ。
その後アポロ計画は17号で打ちきられ、平和的に利用されることとなった。兎に角、ソ連に先行され、月を領土とされる事だけは阻止したかったアメリカは、アポロ計画の成功後、宇宙開発は平和裏に行われ人類の共有財産とし、一国家の領土とする事を禁止するよう提示した。
しかし、今も、アメリカは、形を替え、スペースシャトルの打ち上げを何度も行っている。
2003年 2月 、スペースシャトル「コロンビア」が、テキサス州上空およそ6万3000メートルで空中分解し、搭乗していた7名の宇宙飛行士、全員が死亡。その事故より、17年前の『チャレンジャー』号の爆発を思い出させるような惨事となった。この事故の発生から、暫く中断されていたスペースシャトル(「ディスカバリー」)の打ち上げが、7月13日予定されていたが、最終点検で燃料センサーの異常が見つかり打ち上げは中止となった。やっと、宇宙へ行けると思っていた日本人宇宙士・野口聡一さんはがっかりしていただろう。兎に角、「危険な状態で打ち上げをする前に異常が検知されたのは不幸中の幸いであったといえよう。
(画像は、「アサヒグラフ」昭和44年8月15日号:緊急特別号人類初の月着陸)
参考:
日本惑星協会
http://www.planetary.or.jp/knowmain.html
宇宙情報センター(宇宙航空研究開発機構 )
http://spaceinfo.jaxa.jp/index_j.html
アポロ計画(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB