ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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島根県と広島県との県境に位置する「大万木山(おおよろぎやま)」に登ってきました。県境の山ですが、島根県側の方が何かと整備されているので、島根県の山として紹介されることが多いようです。今回で3回目ですが、いつもこの時期に登っています。

島根県の山に登って思うのは自然林がとても多く残されていることです。山口県と島根県の県境の尾根を歩くとよくわかりますが、山口県側は標高1000m近い尾根付近まで植林されているのに対して、島根県側は自然林が残されています。歩いて気持ちの良いのは断然自然林ですから、この山もお気に入りなんです。

新緑のこの季節は緑がとっても鮮やかで、空気まで緑色に色付いているような感じがするんです。花もいろいろと見られるので何度でも登りたい山です。また山頂付近はブナの大木が多くあり、歩くと自然に包まれていることを実感できる山なんです。

★大万木山登山道


予定では門坂Pに駐車し、まずは横手コース(青線)を歩いた後に渓谷コース(緑線)を登り、下りは滝見コース(橙線)をとる予定でした。このコースですと時間はかかりますが山を一周できます。また上りも下りも谷筋を歩くので距離はありますが、急登が少ないのです。
ところが当日は山開きということでイベントが行われていた関係で門坂Pはすでに満車でした。係員が位出谷Pに駐車しろと言うので位出谷Pに駐車しました。
そこでこれまで歩いたことのなかった権現コース(桃線)を急遽登ることにし、これまで下りに使ったことのなかった渓谷コースを下ることにしました。地図によると権現コースは尾根ルートですので、距離は短いですが急登が予想されました。でも新しい発見を期待して登山を開始しました。

★武智神社鳥居


位出谷Pから車道を100m程度下ったところにあるこの鳥居が権現コースの登山口です。

★ユキザサ


登山口付近ではユキザサが沢山咲いていました。高度を上げるにつれ咲いている株は少なくなり、山頂付近ではまだ小さなつぼみでした。

★ユウシュンラン


「ギンラン?」と思いましたが、葉っぱの様子が違います。ユウシュンランでした。以前にもこの山で見たことがありました。

★チゴユリ


チゴユリも沢山咲いていました。

★シロバナニシキゴロモ


普通のニシキゴロモ、シロバナニシキゴロモとありましたが、代表してシロバナニシキゴロモに登場してもらいました。

★ルイヨウボタン


ルイヨウボタンが一株だけ花を付けていました。この花が咲いているということはヤマシャクもと思いましたが、ヤマシャクはまだつぼみでした。

★ウスギヨウラク


この山に多いウスギヨウラクです。

★大万木権現


予想通りの急登でしたが、先日の蒜山や4月の大江高山に比べれば大したことはありませんでした。
大きな岩に開いた洞窟の中に祠がありました。権現コースの名前の由来の大万木権現です。

★山頂大ブナ


山頂が近くなってくるとブナの木が多くなりました。いつもですともっとブナが芽吹いていたような印象があったのですが、今年は木々の成長や花の開花がここにきて遅くなったようです。
この木は山頂から権現コースを少し下ったところにあった大ブナです。「山頂大ブナ」の看板がありました。同じような木は他にも数本ありました。

★大万山山頂


山頂は丸く刈り払われていてちょっとした広場になっています。山開きということで多くの登山客で賑わっていました。

★コゴミ


「コシアブラが丁度良い頃だから、コゴミも丁度良いはず」ということでコゴミを山から少しいただいて山頂で茹でてマヨネーズをつけて食べようと計画し準備していました。
しかし、山に登る前に立ち寄った道の駅でコゴミを発見してしまい購入しました。山では見つからなかったので丁度良かったです。茹でてマヨネーズ和えにして美味しくいただきました。

★三瓶山


渓谷コースから少し草峠縦走路に入ったところに三瓶山の展望台がありベンチやテーブルも設置してあります。

★オオカメノキ(ムシカリ)


オオカメノキが満開でとてもキレイでした。

★タチカメバソウ


尾根のコースでは見られませんでしたが、沢筋のコースの渓谷コースではタチカメバソウが沢山咲いていました。
ただいつもならば咲いているラショウモンカズラなどはほとんどがつぼみでしたから、やっぱりちょっといつもより遅れています。

いつも五感をフルに満足させてくれる素敵な山です。「また来年も来れるといいね」と言いながら山を後にしました。

帰りは「頓原ラムネ温泉」で汗を流し、出雲そばの「一福」で美味しいおそばをいただいて、大満足の一日を終えました。

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