ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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昨日のブログで自宅の植木鉢に植えられたランなど見たくもないと申しましたが、今日のランは患者さんのご自宅に咲いていたものを撮影させていただきました。そうでもしないとおそらく見ることの出来ないものなのです。そしてまた植栽物でも一度花や葉っぱを見ておけば、自生のものに出会ったときにすぐにそれだとわかります。
そしてあまりの美しさと見事さにブログに載せることを決めたのです。

★フウラン(風蘭)


大きな立派なお庭に、これまた大きなイブキの木があり、それにびっしりと着生していました。お話によるとこのランが咲き始めて50年にはなるだろうとのことでした。先代がどこからか持ってきて着生させたのか、自然に着生したのか、咲き始めた経緯に関してはわからないそうです。そして他の松の木などにも着生していました。



先日のムギランと同じ着生ランですが、純白の花弁はとても優美で惚れ惚れとしました。しかも後に尻尾のように伸びる距がその優美さに拍車をかけています。



近くで見るとため息が出そうです。本当に透き通るような白色です。ただこの色は写真には撮りにくいですね。
いろいろと調べてみると山口県には自生地が残っているようです。しかし手の届くようなところには残っていないでしょうから、文字通り「高嶺の花」ということになります。



フウランは昼間は香りがないのに、夕方から夜になるとあたりにとてもいい香りを漂わせるそうです。花弁に鼻を近づけてみましたがほとんど香りはありませんでした。不思議ですね。



つぼみのときの姿は「何とかトンボソウ」みたいです。「何とかトンボソウ」はつぼみのときからあまり形が変わりませんが、フウランはこの後、大変身を遂げるのですね。素晴らしいです。

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