よし坊のあっちこっち

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ゴビンダさんの事

2011年08月13日 | いろいろ
先日、東電OL殺人事件で逮捕、判決後収監されていたゴビンダさんに、再審の可能性が出てきたというニュースが流れたが、大変結構な事で、是非再審が実現することを願っている。

この事件の後に、ノンフィクション作家の佐野真一が「東電OL殺人事件」を世に出した。これを読むと、どう考えても誤認逮捕が濃厚で、こういうとき、外国人とか、前科者は決定的に不利である事がよく分かる。それにしても、一貫して無罪を主張しても、一度決められた検察によるストーリー、所謂でっち上げの内容通りに事が進み、それに基づいて判決が出てしまう。これも、例の村木さん事件以来、次々と明らかになる検察や警察の不始末のひとつに数え上げられる可能性は大きい。

ゴビンダさんは、既に10余年も刑に服しているわけだが、まさか、世界一優秀で、新設で、普通の正義がまかり通っているはずの、日本でこのような目に遭うことなど想像もしていなかったであろう。晴れて無罪となった時の、彼の日本とのスタンスを是非聞いてみたいものだ。

それにしても、慶応出身の才媛が夜はストリートガールに変身する様は、人間の不可解な業を思わざるを得ない。人間とは、臍の上の理性と臍の下の動物性の葛藤の中で日々生きているようなものなのかも知れぬ。二つの境界線は非常に曖昧だから、ちょっとしたことで理性が負けるのだろう。映画の世界だが、例えばフランス映画の「昼顔」に描かれている女性の娼婦性。女性の不可解さは奥が深い。







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