ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

サッカー親善試合 ドイツ対タイ

2004年12月22日 | サッカー
またまた録画でドジってしまった。サッカーゲームは ARDで放送だったのに私はZDFだとばかり思っていてZDFで予約していったので全く違うものを録画してしまった。しかし、このゲームは見るほどのものでもなかったみたい。タイはひどいレベルのチームだったらしいけど、その割りにはドイツチームは前半苦戦していたみたいでニュースで流れたクリンツマン監督は不機嫌な顔していたな。しかもドイツは1点取られている。全く何をやってんだか。N-TVのニュースタイトルでは「義務遂行の勝利。それだけ」と冷淡なもんだ。次回は2月9日にアルゼンチンとの試合のはずだけど、大丈夫かな?このアルゼンチン戦は何と、当地デュッセルドルフのやっと改築が終ったスタジアムであるらしい。それにしても会社のドイツ人のなかでも今回のアジア遠征親善試合は話題にも上らなかった。誰も興味ないみたい。もはやドイツ人は自国のチームが嘗ての様に再び強くなってワールドカップで優勝するとは誰も思ってもいないみたい。もうそんな期待はしてないようだ、あきらめてる? 「ドイツがんばれ」と気を揉んで心配しているのは私だけ? 

明日からクリスマス休暇

2004年12月22日 | 日記
本日は午後3時半に会社を出た。これから1月2日まで休暇だ。でもたった12日間だからボーっとしているとあっという間に終ってしまう。少なくとも読みかけの本は全部終わりまで読破したいし、知人から借りているヴィデオも見てしまわなくては。猫が爪でひっかいた壁を傷が目立たないように塗らなくてはならないし。26日と大晦日は飲み会だし。午後会社から邦楽同好会の練習場所に直行してメンバーにお会いした。で、私用の爪を作ってもらい、本日生まれて初めて琴に触れてみた。今まで実家の床の間に琴がずっと飾ってあったのにやってみようという気にならなかったけど、母が亡くなった途端にその気になるなんて不思議なもんだ。これで母親の琴も役に立つし、そのうち弾けるようになったら発表会とかで着物を着る機会があるかもしれない。本当は今晩もバレエの練習があったのだが、今日は休むことにして薬局に行き日本で流行しているというCoenzym Q10のサプリを購入。ひとつのカプセルにCoQ10が30mg、Vitamine Eが10mg, Selenが10 μg入っていてそれが90カプセルで39.5ユーロだった。それからCDを久しぶりに見に行ってクリスマスソング2枚組みと昔なつかしJohn Lennonのベスト盤を購入。明日はバレエのレッスンに行かなくっちゃ。

サッカー親善試合 ドイツ対韓国 その2

2004年12月21日 | サッカー
ドイツが負けた試合だったけど、なるほどね、監督のモティヴェーションが違っていたってわけね。 バックパス禁止の王子様サッカー対5バックのガチンコサッカーだったってことね。
私が最近よく参考にしている当地在住のスポーツジャーナリストのサイトによると、 クリンツマン監督は試合前にキーパーへのバックパス禁止、ボールは常に前方向へという指令を出していたらしい。それに引き換え韓国の監督は2002年のワールドカップ以後凋落した韓国のサッカー人気を再び盛り上げるという使命があって自分たちのサッカーをするというよりはドイツを如何に苦しめるかというサッカーをやったってわけ?らしい。なーるほどそれに運良く韓国はシュートが決まって、ドイツに勝ったってわけか。それにしても本日発表されたFIFAのランキングは納得いかないわ。何でドイツが3位下がって19位で日本がそのままの17位で韓国が22位なわけ?どういう評価の仕方でそんな順位になるんでしょう?
明日はドイツ対タイの試合。また昼間だから見られないけど、ヴィデオに取っておくかな。


久しぶりに韓国料理

2004年12月21日 | 日記
天気はよかったが気温はとっても低い一日だった。昼間も青空だったけど、きっと
3度くらいしかなかったんじゃないかな・・。朝一面真っ白の霜が降りていて夕方5時ごろ会社の庭はそれがまだ溶けずに白くなったままのところもあった。何しろ、車にキーを差し込んでも凍って鍵が回らないのであせってしまった。すっかり忘れていたけど、今晩は大学の後輩と2人で食事をすることになっていた。今日は寒いからタイか韓国料理にしようということで、結局韓国料理に決まり中央駅近くのレストラン「アリラン」に決定。とりあえずビールで乾杯し、ねぎと牡蠣の入ったチヂミとキムチチゲでお腹がいっぱいになった。旅行代理店勤めの彼女は年末は35人の日本人を引き連れて添乗員としてエジプトに行くらしい。全く大変な仕事。春に2人でトスカーナ地方に行こうと計画している。実現すればいいのだけど。その前に彼女はニューヨークとセイシェルに行こうとしている。旅行会社ってチケットが気軽に安く手に入るみたいでうらやましいもんだ。とにかく旅行が好きな彼女にはぴったりの仕事だ。 私は明日一日会社に行けば1月2日まで休暇。明日は上司もいないし、午後は早めに出て日本クラブの邦楽同好会に顔を出す予定。これから琴を習う予定なのだ。生まれてからこのかた琴には指一本触れたことがないけれど母の嫁入り道具の琴が形見で残っているので習ってみようかと思っている。明日は入会の手続きと面通しだ、とりあえず。本日は確かマクサンスの誕生日。携帯でお祝いのショートメールを送信したらすぐに、Merciと返事が返ってきた。

サッカー親善試合 ドイツ対韓国

2004年12月19日 | サッカー
あーあーあー!!何てこったあ! ドイツが韓国に1対3で負けちゃったよ。日本に勝ってアジア勢を甘く見てたんじゃないの? 韓国チームは平均身長も日本チームより高めだし、なんと言ってもあのアグレッシブさは日本にはないわ。前半1対1だったけど、後半の2点目はすごいシュートだった。まぐれで決まったのかな?あれには脱帽。カーンも呆然、出る幕なしのシュートでしたね。
で最後までスタミナ切れずに韓国チームはがんばり結局3点も入れてしまった。やはりキムチパワーはすごい!クリンスマン監督になってブラジルに引き分けた以外は負け知らずのドイツだったけど、手強い相手がいることを初めて学ぶことに。その敗戦の相手が韓国だったとはね・・。でも負けることも大事ですからね。失敗からいろいろ学ばなくっては。スタジオで解説と批評をしていたギュンター・ネッツァーは、負けから学べばよいと笑っていた。まだ余裕があるっていうか。次のタイとのゲームにはいくらなんでもドイツは勝つよね・・。勝たなくっちゃやばい。今回注目の Patrick Owomoyela は後半に交代でしか使われなかった。彼の顔を見てると、私がはまった連ドラ「マンハッタンラブストーリー」の中の土井垣さん(松尾すずき)に何となく似ているので笑ってしまう。それにしてもアジアカップで日本が優勝し、日本がアジアナンバーワンになったとはとっても思えない。韓国のたくましさ、スピード、攻撃的な運びは日本との試合から見えてこなかった。日本はワールドカップの予選を通過できるのかな?ちょっと心配。

寝不足の土曜日

2004年12月19日 | 日記
昨夜というか今朝方というか午前3時に寝たのに今朝は8時過ぎに目が覚めた。しばらくバレエに行くかどうしようかと迷ったけど、やっぱり行くことにして飛び起きた。眠い!!このところの飲み会続きのため、せっかく少し体重が落ちていたのに元の木阿弥状態。少しでも運動しないことには正月過ぎには恐ろしいことになりそう。もたもたしているうちにすでに10時数分前となり街のいつも駐車するあたりに到着したときはすでに車はいっぱいで空いているスペースはなし。今日は街の中心に駐車してバレエの後は見たい店があったんだけど、あきらめてバレエ学校の近くまで走ったら運良く駐車できた。来てよかった。何故なら土曜日に先生をやってくれていたヴァネッサは今日でここでの先生を終わりにして来年ハンブルグに行くらしい。彼女はイリスとともにいい先生だった。来年からはラケルが教えるらしい。ヴァネッサがいなくなるなんてとっても残念。バレエのあといつもの仲間と近くのカフェでお茶してそのままフランス語の先生、セシルの家に行く。今年最後のフランス語の時間。彼女にブルターニュからキャバンコートを買ってきてもらおうと思ったが、サイズ34というのは現地でも売ってないらしい。彼女の母親があらゆる店をチェックに行ってくれたらしいが、見つけられなかったようだ。残念!こうなったら子供用を捜すしかないか・・。来年になったらもう一度アルトシュタットのマリン関係の店に行ってみよう。もしかしたら小さいサイズのコートが入荷しているかもしれない。セシルも21日にブルターニュの母親のところに行くらしい。来年は1月8日に再会だ。

シニア会の忘年会

2004年12月19日 | 日記
16日の会社のクリスマスパーティに続いて、昨晩17日はシニア会の忘年会がメンバーのひとりのお宅でホームパーティ形式で開催された。総勢10人の集まり。ホステス役の彼女は朝の5時起きで準備を始めたらしいが日本に一時帰国をしていて戻ってきたのが数日前だったらしくまだ時差が取れてなかったらしい。具がいっぱいの太巻き、稲荷、豚汁、ひじきや切干大根の煮物、春巻き、ポテトサラダなど、純正Jフードのオンパレードで皆感激。特にメンバーの多くは夫や妻がドイツ人で、日頃自由に Jフードを家庭で堪能できないらしく喜んでいた。ホステスの彼女もご主人はドイツ人だがケルン郊外の本宅に彼を置いたまま彼女はこの町にアパルトマンを借りて純日本人の一人暮らしを楽しんでいるみたい。夫と会うのは家族4人の誕生日とクリスマスのときだけとのこと。本宅には週に一度だけ帰っているらしい。もうひとりのメンバーもご主人は引退して故郷の町に帰って一人暮らしだが、彼女はこの町に残ってひとりで気楽に楽しんでいる。ま、長年いっしょにいるといろいろあるんですねえ。元気のいい女性陣に比べてドイツ女性と結婚した男性も2人いたが、彼らはどうも妻の言いなりみたいでおとなしいかんじ。やっぱり、日本もドイツも女性のほうが強いってことかな?ビールの後、ワインに移行。私が持参したのはスペイン、ナヴァラ地方のワインでPalacio de La Vega の Crianza 2000年、それから誰かが持ってきたフランスはコート・デュ・ローヌのワイン Chemin des Papes、そして イタリアはピエモンテ地方のバーバレスコ。車で帰りたかったので私は抑えて飲みました。クリスマス前の金曜日なので検問やっていると皆に脅されたが、まだ午前1時過ぎで早すぎたのか?幸い検問に引っかからずに無事帰宅できた。帰宅して猫に餌をやりパソコン開いてメールなどを見ていると寝るのが朝方3時になってしまった。
寝不足は美容によくないとわかっているけど、この時期いろいろあります。

サッカー親善試合 日本対ドイツ その2

2004年12月18日 | サッカー
 あーあ、何ととんまな私なの。ヴィデオの録画の予約時間を間違って、ゲーム前のクリンツマン監督のドキュメンタリーがたっぷりと録画されていて、ゲームのほうは前半が終ったところでプッツリ。おかげで、肝心のゲームの後半45分プラスロスタイムのドイツの得点場面が全く見られないじゃないの!! あーあ、ショック! 得点場面はニュースのスポーツ特集でちょこっとだけしか見られなかった。スポーツチャンネルでそのうち、また再放送しないかな。9月のワイン会のときにいっしょだったスポーツジャーナリストのサイトをチェックしたが、日本に行ってゲームを見てた皇帝ことベッケンバウアー(Beckenbauer)様も新人の活躍にいたくご機嫌だった様子。オヴォモエラにエンゲルハートだっけ。この2人はブンデスリーガでの試合数がまだ14,5回位らしい。で、前シーズンは2部リーグ、その前は3部リーグ。それがほんの十数回の経験でいきなりドイツ代表メンバーデビューという超飛び級の昇格だからすごい。あさっての韓国戦に使われるかどうかはまだわからないけど、出たら注目ってことね。韓国戦にはStuttgartの3人がやってくるはず。どういうスタメンなんでしょう。日曜日だから絶対見なくては。しかし、こんな経験の浅い若者をいきなりデビューさせるというのは、やはり監督のチーム作りのコンセプトがはっきりしているから?ユースでの試合経験もない連中をいきなりドイツ代表メンバーにするんだもんね。日本じゃまだ考えられないことですかね? 年功序列がこわれ能力重視になりつつあると言っても日本じゃこんな人材登用はまだないのかしらね?どうなんでしょう?

サッカー親善試合 日本対ドイツ

2004年12月17日 | サッカー
8時間の時差のため、横浜で日本対ドイツのゲームをやっている頃こっちは昼間で仕事中。朝ビデオを予約していって、会社ではインターネットで試合状況をチェックしていたが、ドイツが勝って安心。いくら最近のドイツが弱いたって、日本に負けたんではとことん話にならない。結局3対0でドイツの勝ちだった。早く帰宅してビデオを見たかったが、本日は会社のクリスマスパーティだったのでまっすぐ帰れず、パーティ会場で食事を済ませ、ダンスタイムになったときに、早く帰宅したい連中4人で途中抜け出して22時に帰宅。今からビデオで試合をチェック。ちゃんと録画できているといいのだけど。 ドイツの若手はちゃんと育っているのかしらん? 
2006年のワールドカップにはいい線まで行ってほしいよ。日本にも勝ってほしいけど、それ以上にドイツにもう一度勝ってほしい。今からビデオのチェックです。

すき焼きパーティ

2004年12月13日 | 日記
昨夜11日のパーティはまずまずだった。今回私は記憶喪失にならず、朝方3時半にお開きになるまで大丈夫だった。メンバーの一人は日本に一時帰国中。代わりに大学の後輩が夫を置いてひとりで参加したので先週同様総勢6人。まずは、タップナードとパテのカナペに蟹とズッキーニとパセリのゼリーで固めたもの。ブルゴーニュのジャンボンぺルジエのバリエーションというか、あれ風で蟹を使った創作料理。メインはすき焼き。ワイン6本に Marc de Bourgogne、コニャックも飲んだが最後まで意識正常。やれやれ。私は大丈夫だったが、参加者のM夫婦は2人してダウンしてしまった。特に婦人の方が悪酔いしたようで心配したが本日メールが来て回復したようでひと安心。次回はクリスマスの2日目、26日に我が家でお好み焼きとラクレットをする予定。M夫婦は多分不参加なので安心して残りメンバーで「大人の飲み」が出来そう。M夫人だけならいいのだが、いつも彼女の夫のほうが問題児なのだ。私の家に来ても傍若無人な振る舞い。私がすすめもしないコニャックなどを勝手に出して飲みだすし、ワインも早いピッチでがぶ飲みし、挙句の果てには床に寝だしたり。今回もがぶ飲みしてソファーに伸びて寝始めた。

正直言って、”全く何がよくってこんな男と結婚するんだろう・・”と思うようなモデルケースである。大人の男の時として見せる少年っぽさというのはかわゆいが、幼児性というのは問題外である。それなのに、このM夫のほうは、来年には40歳になろうというのに、とことん幼児なのだ。他人の家での傍若無人で失礼な振る舞いなど見ていると、親に何のしつけもされないままわがままいっぱいに育った男の見本を見ているようだ。いや40男なんだから、もはや親のしつけというよりは、社会に出てこの歳まで何も学ばなかったという証拠かもしれない。しかもこういう夫の場合、妻が歯止めなったりするもんだと思うけど、それって甘いのかしら? この夫婦の場合、妻は何の歯止めにもなっていない。つまり夫がどんなに失礼なことをしてもとがめたり、止めさせたりはしないのだ。彼女が少しでもとがめるようなことを言うとキレルから言わないようだけど。おかげで彼はますます学ばないまま歳をとるばかり。この夫婦を例えて言えば、電車やバス内で騒ぐしつけのなってないガキとその隣に座って注意もせずにニコニコと見守っている母親ののような関係って感じ。私はもう決めました。今後の我が家での飲み会にM夫婦の夫のほうが参加する場合には絶対に高いワインは出さないと。あいつに飲まれるためにワインをコレクションしているわけじゃないもの。来週26日の飲み会にはあいつは来ない予定なのでちょっといいワインを出すことにしよっと。

二日半酔い

2004年12月07日 | 日記
4日の土曜日に友人宅で中華パーティがあり、総勢6人で例のごとくワインを6本か7本くらい開けて
途中テーブルに突っ伏して3時間くらい眠ってしまった。記憶にはないが帰宅したのは4時半くらいだったらしい。そういえば始発のバスが走っていたような・・・。 10時くらいに一度起きて猫に餌をやり、コーヒーを飲んで再びベッドへ。次に起きたのは午後3時過ぎ。でも二日酔いだ。気持ち悪い。こんなに気分が悪いのは久しぶり。何にもする気がせずに、お風呂に入った後少し食べてボーっとヴィデオで新撰組を数回分見て早々に就寝。で、本日月曜日の午前中まで胃の調子がすぐれなかった。つまり、二日酔いならぬ二日半酔い。やれやれ。来週の土曜日は我が家ですき焼きパーティのようだ。酔っ払っている間に決まっていた。ていうか、言い出したのは私らしい。今回飲んだのは まずCrément de Bourgogne, Sancerre, Meursault2002, 赤はGevrey Chambertin2002, Bandol, それとイタリアワイン2本。その後、蒸留酒をいろいろ飲んでいたらしいけど、私は記憶なし。まるで多重人格者のように、自分がしゃべったことについて全く記憶がないというのも問題だ。 これからは大人の飲みをしなくては・・。




ボージョレヌーボー Beaujolais nouveau

2004年12月02日 | ワイン・フード
バレエのレッスン前に時間があったので猫の餌を買うべく近くのスーパーに立ち寄ったらレジのところにボージョレ・ヌーボーが山積みになっていた。普通のが1本1.88ユーロでヴィラージュが1.99ユーロ。もちろん16%の消費税込みの値段。で、日本ではボージョレヌーボーは一体いくらくらいで売られているのか、楽天市場を検索して驚いた。日本に輸入されているのは私が買った無名のヌーボーワインとは違い有名ネゴシアンやドメーヌのが多いが、それにしてもですよ、たかがボージョレヌーボーに安くて1800円台、高いのは3500円くらいとはいくらなんでも詐欺じゃないの!ひどすぎるというのが正直な感想。そんな値段出して飲むワインじゃないでしょ。それとも日本に行くと安いワインは皆そんな値段になるの?
去年ジョルジュ・デュブッフのヌーボーを買ってみたけどそれでも確か6ユーロ台だったような記憶があるけど。うーん、こんなにワインが高いと日本に帰れないな・・。

Nathalie 恍惚(日本題)

2004年12月01日 | 映画
結婚している女性にとって夫が浮気していることを知ったときってどんな気持ちなんだろう。夫婦関係の状態にもよるだろうが、この映画のカトリーヌ(Fanny Ardant)のようにショックのあまり他の女性を使って夫が本当に他の女性と簡単に浮気するタイプかどうか試してみるもんだろうか。カトリーヌは夫ベルナール(Gérard Depardieu)の携帯に出たことで夫が若い女性と浮気していたことを知ってしまう。彼女は娼婦として夜のバイトをしている若い女性マルレーヌ(Emmanuelle Béart)を雇い、Nathalieという名前で夫を誘惑し、その情事の一部始終を克明に報告してほしいと依頼する。ナタリーはカトリーヌに彼の性癖を詳細に報告し、カトリーヌは自分の知らなかった夫ベルナールの姿に嫉妬、傷心かつ興奮し・・自分も若い男と一夜を共にしたり・・・。ま、そんなこんながあって、結局、ナタリーの嘘に振り回された挙句、夫を許し受け入れ信頼を取り戻し・・。夫のベルナールは確かに若い女と浮気をしたが、それは何でしょ、たまたまちょっと目先の変わったものを食べてみたかったけどそれだけ・・って感じで、淡々と結婚生活を受け入れている。3人がそれぞれの嘘のゲームに参加。このベルナール役の Gerard Depardieu がなかなかよかった。忙しくってちょっと不機嫌なビジネスマンの役で浮気はしたが妻には嘘をついて出張先からの帰りのフライトに乗り遅れたという。妻は娼婦を雇って夫を誘惑させていることを黙っている。娼婦は嘘の報告で妻を傷つけるが、何故かこの娼婦と妻には友情にも似た連帯が生まれる。この感情はわからないでもない。素敵なものは共有すればいいのよね・・なんてね。
この映画の中のジェラ-ル・ドパルデュは素敵だったが、去年握手した彼はこんなじゃなかった。
昨年6月だったか、ボルドーへ遊びに行った帰りにパリで一泊したが、その際オペラ座の近くの大衆的は日本食レストランのカウンターで食事してたら、ジェラ-ル・ドパルデュがその友人の料理人と2人でやってきていきなり私の隣席に座ったのだ。彼はトロと蛸の刺身とお銚子2本を注文し、すごい勢いでパクついて・・まるで立ち食いそばでも食べる感じ・・疾風のように去っていったのだが、隣の私と目が合ったとき Bonjour!と言い握手してくれた。かなりの恰幅でシャツもパンツの上に出していて本当に普段着って様子だった。その後、彼はいっしょに来ていた友人の料理人 Laurent Audiotと本当に自分のレストランを経営し始めたらしい。あの日本食レストランのすぐ近くに。

レストランの住所は: La Fontaine-Gaillon, Place Gaillon, 75002 Paris

映画 Nathalie 日本題は「恍惚」 仏 2003 監督 Anne Fontaine