原題は「Quand J'etais chanteur」(僕が歌手だった頃)
ドイツでのタイトルは Chanson d'amour(愛のシャンソン)でした。
2006年のカンヌ出品作品だけど賞なし。監督はXavier Giannoli
いやいや久しぶりにほのぼのラブストーリ映画でした。
アラン(Gérard Depardieu)は田舎の町のダンスホールや会社のパーティなんかに呼ばれて歌う歌謡曲歌手。パリのおしゃれでスノッブな一流歌手とは程遠い中年男で無骨でちょっとでっぷりしていてとても格好いいとは言えない。でも田舎の町には彼のファンの中年・高年のオバちゃんたちがいて結構人気はあるのだが、実生活ではペットのヤギと暮らすちょっぴり孤独な男。そのアランがあるパーティで歌っているときに若くてきれいなシングルマザーのマリオン(Cécile de France)と知り合って恋に落ちたのだった。マリオンは不動産のブローカーとして働いていて、アランは彼女の気を引くために、そして彼女との生活も少し夢見たりしたながらいろいろと物件を探させたりするのだが・・。中年男と問題かかえたシングル・マザーの関係はすんなりとは上手く行かなくて、2人は分かれるのね・・
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Gérard Depqrdieuはこの映画で昔の流行歌を本当に彼本人が歌っているらしいけど、結構聞かせてくれる。アランの家には昔なつかしジュークボックスがあってそこから流れてくるのが、なあ~~んと、私が小学生か中学生の始め頃だかに流行していたカンツォ-ネ(canzone)の Una lacrima sul viso「頬にかかる涙」by Bobby Solo
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そう言えば、子供の頃やたらイタリアの歌謡曲、カンツォーネが日本でも流行っていたっけ。サンレモ音楽祭というのも有名だった。ボビー・ソロの「頬にかかる涙」は大好きだった。日本では誰が歌っていたんでしたっけ?
フランスでもカンツォーネは流行っていたんだ。
何しろこの映画の舞台は地方都市のクレルモン・フェランかその辺りの場末のダンスホールだったりするわけで、おしゃれとは程遠いんだけど、マリオン役のCécile de Franceがすご~~くかわいい。頭の形がいいわ、ショートヘアがよく似合う。で、アラン役のGérard Depardieuも普段の彼っぽくてとっても自然。4年近く前にパリの鮨屋で隣同士になったときの彼と同じ。とっても普通っぽくって包容力ありそうでいい感じ。
真っ当なラブストーリで、ちょっぴりキッチュ(kitsch)なんだけど、見た後ウキウキとした気分になれます。
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昨日辺りからヨーロッパにやっと冬が来た。
本日も朝は氷点下で昼間も1度くらいだったかも。朝からいい天気だけど外は寒い。この辺りは幸い雪も降らずにただ気温が低いだけだけど、南ドイツは雪がふっているらしい。これでスキー場にも雪が降って観光業者も一安心だ。