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クリスマス休暇中に見た女性好みの映画「恋愛適齢期」(2003年)、「アバウト・ア・ボーイ」(2002年)も ちょっと前に見た日本の連ドラ「結婚できない男」もすべてテーマは同じ。
金も暇もありしかもイケメンのプレーボーイが散々女遊びをし尽くしたあげく自分と知り合ってとうとう改心して良き恋人、夫になるというもの。
「恋愛適齢期」の中のプレーボーイの役はJack Nicholsonだから、イケメンというには無理があるが、そこら辺の中年おじさんに比べたらまだまだイケる。金持ちのこの男は独身主義でいつも若い女の子をとっかえひっかえして遊んでいるやつでチョイ悪どころか女に対してはかなりワルで最後には若い女の子連中に愛想をつかされて改心し、 Diane Keaton 扮する中年女のところに戻り好々爺となってしまう。
ついでに この中年女性の脚本家(Diane Keaton)は20歳くらい若いイケメンの医者(Keanu Reeves)にも真剣に愛されてしまうという中年女性の願望をすべて実現させてしまうのだ。独身主義のプレーボーイを改心させ、若い男からも恋されるなんて・・・やっぱ、ハリウッドのお気楽恋愛映画 for 中年女性だわね。
「アバウト・ア・ボーイ」でのプレーボーイ役は Hugh Grant。父親がヒットさせた曲の印税で生活している独身主義の裕福フリーター。結婚はしたくないけど女性とは付き合いたいと、シングルマザーをナンパしようとして自らもシングルファーザーと偽ってシングルの会に出向く。その会を通じて学校でイジメにあっている母子家庭の男の子と知り合い、この少年との付き合いから段々と改心し、ひとりで居るより大勢で居た方が楽しいということに気付くわけだ。
で、連ドラ「結婚できない男」の中で阿部ちゃんがやっていた建築家もそうだった。プレーボーイではないけれど、1人大好き、結婚きらい。ひとり焼肉、ひとりフォンデュも平気。でも最後には改心して夏川結衣扮する医者のことを好きになってしまいひとりご飯ともおさらば。
要するにおなごどもは自分勝手な男たちを改心させて如何に自分に都合のいい男に仕立て上げるかということに日頃苦心惨憺しつつも苦労を舐めさせられているのね。だから、映画の中の男たちはこんなに簡単に改心してしまうのね。
私が男だったら、甘い! その手には乗らないよ。 と冷たく言い放つところだ・・なんてね。そこまで徹底して美学を貫く独身主義のイケメンプレーボーイってジェームス・ボンドくらいかしらん。